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音楽の味覚化/視線で駆け引きするVRゲームも

<VR・ARワールド>五感で味わう体験型VRコンテンツ多数。「女子と手つなぎ自然散策」など変わり種展示も

公開日 2017/06/28 22:26 編集部:小野佳希
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コンテンツビジネスの総合展示会「コンテンツ東京2017」が開幕。同イベント内に特設された「VR・ARワールド」から、本稿ではユニークなVR・ARコンテンツの話題などをレポートする。

別項ではVR対応ハードウェアを中心に本イベントをレポートしているが、VRコンテンツも各社から様々な展示が披露されている。

AOI Proは、ルームランナーを組み合わせ、女の子に手を引かれて雄大な自然を歩く「WONDERFUL WORLD VR Private Tour」や、165キロのストレートをバッターとして打ったり、キャッチャーになって捕球できるかを体験する「VR Dream Match - Baseball」などをデモ。来場者から大きな注目を集めていた。

ルームランナーの前方に設置された人形の手を握ってコンテンツを体験

女の子に手を引かれて洞窟の中へ


160キロの剛速球を打ったり捕ったりできるかという内容


バイクレースをバーチャル体験する「GODSPEEED VR airborne」もデモ

アタリのブースでは、ウィンドサーフィンやボクシングをVRで体験可能。従来のように360度撮影された映像を視聴するだけでなく、実際にサンドバッグを叩いたり、サーフボードを操って能動的に楽しめるシステムを体験することができる。

持ち手を前後に倒すことで作品中のサーフィンボードのセイルが連動して左右に曲がることができる

南国ソフトは、ネット対戦している相手の視線やまばたきも利用して相手の手を読むVRテーブルゲーム「the Outer Foxes」を参考展示。視線追跡を行えるヘッドマウント「FOVE」を使用し、プレーヤーの視線やまばたきをVR空間のキャラクターにもリアルタイムで反映させるというもので、相手の視線から作戦を読んで駆け引きするような体験ができる。将来的にはインターネットカフェで本作を体験できるようになる予定という。

プレーヤーの視線やまばたきをキャラがリアルタイムに反映

8人の妖精を1コマずつ動かすオリジナルのテーブルゲーム。倒されてはいけない「良い妖精」と相手に倒させることで得点になる「悪い妖精」があり、相手が動かしているのが良い妖精なのか悪い妖精なのかを読むことが勝利のカギとなる

デイジーは、VR格闘ゲーム「NARIKIRI SHOWDOWN」をデモ。UnityとKinectタイプのセンサーを用い、プレーヤーの動きをゲーム内に反映させるというもので、パンチや必殺技で自動車を壊すという、某ゲームのボーナスステージのような体験をVRで楽しめた。

パンチやキックだけでなく某波動拳のような必殺技を出すこともできる

そのほか乃村工藝社は、“音楽を味覚化”を可能にする「Squeeze Music」という一風変わったコンセプトのデバイスを展示。音楽の波形から判断し、楽しい曲調のときには甘いジュース、センチメンタルな曲調のパートではしょっぱいジュースといった具合にドリンクをミックスしていくというもので、曲の展開にあわせてさまざまな味のドリンクがミックスされている。

Squeeze Music

なお音楽の波形解析にはグレースノートのAPIを利用しているとのこと。会場ではダフト・パンクやノラ・ジョーンズ、ピコ太郎やでんぱ組.incなどの曲でデモを体験できた。

ダフト・パンク「Get Lucky」でのミックス結果

そのほか会場にはプロジェクションマッピングなどの展示も。SYMディレクト/タケナカの「ミラーヘッドプロジェクター」は鏡が自在に動くことで映像を様々な場所に投映可能にするというもの。ネコが壁を自由に動き回るデモなどを披露していた

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