世界で支持されるアニメを重要視
<Netflixアニメスレート>“最上のアニメ視聴体験”を日本法人社長がアピール。置鮎龍太郎も登場
Netflixは本日、同配信サービスでのアニメについての展望を紹介する「Netflixアニメスレート 2017」イベントを開催。今後注目の作品から現在配信中のラインナップの解説、新作の発表やトークイベントなどが実施された。3部構成となったイベントについて、本稿では第1部の模様をレポートしたい。
■最新テクノロジーがもたらすアニメ配信の進化
イベントの冒頭、Netflixのチーフ・プロダクト・オフィサーであるグレッグ・ピーターズ氏は「私は3年以上、日本に住んでいて、日本市場でアニメが重要なポジションにあることを理解している。日本のサービスの利用者の半数以上がアニメを楽しんでいるし、私自身もアニメ好きです」と挨拶。
「グローバルラインナップのなかで、アニメはとても重要です。今年は日本のアニメが誕生して100周年。これらの素晴らしい作品は日本のみならず、世界で支持されており、その視聴割合は世界が9割を占めています。またNetflixでは若い方だけでなく、昔からアニメを楽しんできたファンにも、高品位なアニメを提供したい」と、世界的にアニメの人気が高く、年代を問わず大きな期待が寄せられていることを述べた。
また世界での配信に向けて「まずユーザーの方に満足してもらうことが一番です。そうすることでNetflixも成長でき、また新たなクリエイターを迎え、どこにいても、いつでも好きなだけ“全話一挙、全世界配信”が行えるようになる。それはアクセスはデバイスへの対応力を高めることで、さらに実現できる。言語についても2012年には7言語だったが、現在は英語、ドイツ語、ブラジル後、イタリア語、フランス語など20以上の言語で配信しています」とその対応の成長をアピールした。
またグレッグ氏は、Netflixでの“最上のアニメ視聴体験”をアピールした。高品位なアニメということでは、Netflixでは4K/HDRやドルビーアトモスへの対応も進められている。日本のアニメタイトルとしては、先日ドルビーアトモスで『BLAME!』の配信が開始されたばかりだ(関連ニュース)。
同時に、サービスの利用者が誰でも高品位な配信を楽しめるように「300kbpsであれば十分に楽しんでいただくことができますが、150kbpsのビットレートにもかかわらず、300kbpsと変わらない映像美を提供できるよう、新しいエンコード技術の開発を進めている」と最新テクノロジーへの対応も語られた。
■生まれ変わった『悪魔城ドラキュラ』の新しい魅力
海外で制作されたアニメ『悪魔城ドラキュラ ーキャッスルヴァニアー』(以下、キャッスルヴァニア)については、主人公トレバー・ベルモンド役の声優・置鮎龍太郎氏、プロデューサーのアディ・シャンカル氏を招いてのトークイベントが実施された。
同作は日本の人気ゲーム『悪魔城ドラキュラ』シリーズを原案としており、脚本はベストセラー作家のウォーレン・エリス。テレビシリーズとしてシーズン1が4話配信され、シーズン2の8話の配信も決定している。
アディ氏は「日本のアニメが大好きです。『ガンダム』では『オルフェンズ』も観ていますし、子どものころは『ガッチャマン』で育ちました。最近は『進撃の巨人』を観ています」と日本のアニメへの深い造詣を持つことを告白。『キャッスルヴァニア』については10年に渡って構想してきたという。
置鮎氏は20年前、『悪魔城ドラキュラ〜月下の夜想曲』にて吸血鬼アルカードを演じており、吸血鬼ハンターであるベルモンド役には戸惑ったそうだ。「最初にお話をいただいた時には外国映画の吹き替えと思って台本を読んだのですが、アーカード役に三木眞一郎という名前があって、あらためて表紙を見たら『キャッスルヴァニア』の文字があって驚きました」という。
三木眞一郎氏は別作でベルモンドを演じていたことから、「ベルモンドとアーカードが色々と入れ替わっています。今回はベルモンド家の男です」と過去からの複雑な役どころについてコメント。発表された際には「“置鮎、ベルモンドなの!?”という反応が世界中からいただけました。作品が世界中で愛されていることが分かります」と世界から声が寄せられたと語った。
『キャッスルヴァニア』でのベルモンド役について「ベルモンド家の男だから、ちゃんとムチを使ってくれているな、というのが嬉しかったです。作品のダークな世界観もあって、従来のゲームファンにも楽しんでもらえる内容だと思います」と置鮎氏が述べると、アディ氏は置鮎氏が演じるベルモンドについて、まず無言でサムズアップした後「シーズン2はもっとムチのアクションがある」と応えた。
Netflixでアニメをやることについてアディ氏は「ハリウッドに出てきて、今回のアニメ化がもっともエキサイティングな体験でした。ゲームのファンに向けて作品を作りました。2012年に実写化の話を持ちかけられたのですが、それは断ったんです。なぜなら、その話を持ってきた会社が作品やキャラクターをリスペクトしていないように感じたからです」と作品への大きな愛を見せた。「Netflixは作品に対しての“恵み”のような存在だと思います。アニメを作って、世界中の人が同時に観られる。アメージング!」
シーズン2の見どころについて「トレバーはすぐ死にます!」とジョークを飛ばすアディ氏。毎日制作作業を行っており「とにかく、シーズン2を超える内容にしたいと思っています」と意気込みを語る。
また置鮎氏はシーズン2について「シーズン1の冒頭と後半でアルカードが登場していますが、トレバーとの関係がシーズン2でどうなるのか気になりますね。願わくば、ドラキュラを倒しきってしまわず、シーズン3、4と続いていってほしいです」と今後の展開について期待を見せた。
■最新テクノロジーがもたらすアニメ配信の進化
イベントの冒頭、Netflixのチーフ・プロダクト・オフィサーであるグレッグ・ピーターズ氏は「私は3年以上、日本に住んでいて、日本市場でアニメが重要なポジションにあることを理解している。日本のサービスの利用者の半数以上がアニメを楽しんでいるし、私自身もアニメ好きです」と挨拶。
「グローバルラインナップのなかで、アニメはとても重要です。今年は日本のアニメが誕生して100周年。これらの素晴らしい作品は日本のみならず、世界で支持されており、その視聴割合は世界が9割を占めています。またNetflixでは若い方だけでなく、昔からアニメを楽しんできたファンにも、高品位なアニメを提供したい」と、世界的にアニメの人気が高く、年代を問わず大きな期待が寄せられていることを述べた。
また世界での配信に向けて「まずユーザーの方に満足してもらうことが一番です。そうすることでNetflixも成長でき、また新たなクリエイターを迎え、どこにいても、いつでも好きなだけ“全話一挙、全世界配信”が行えるようになる。それはアクセスはデバイスへの対応力を高めることで、さらに実現できる。言語についても2012年には7言語だったが、現在は英語、ドイツ語、ブラジル後、イタリア語、フランス語など20以上の言語で配信しています」とその対応の成長をアピールした。
またグレッグ氏は、Netflixでの“最上のアニメ視聴体験”をアピールした。高品位なアニメということでは、Netflixでは4K/HDRやドルビーアトモスへの対応も進められている。日本のアニメタイトルとしては、先日ドルビーアトモスで『BLAME!』の配信が開始されたばかりだ(関連ニュース)。
同時に、サービスの利用者が誰でも高品位な配信を楽しめるように「300kbpsであれば十分に楽しんでいただくことができますが、150kbpsのビットレートにもかかわらず、300kbpsと変わらない映像美を提供できるよう、新しいエンコード技術の開発を進めている」と最新テクノロジーへの対応も語られた。
■生まれ変わった『悪魔城ドラキュラ』の新しい魅力
海外で制作されたアニメ『悪魔城ドラキュラ ーキャッスルヴァニアー』(以下、キャッスルヴァニア)については、主人公トレバー・ベルモンド役の声優・置鮎龍太郎氏、プロデューサーのアディ・シャンカル氏を招いてのトークイベントが実施された。
同作は日本の人気ゲーム『悪魔城ドラキュラ』シリーズを原案としており、脚本はベストセラー作家のウォーレン・エリス。テレビシリーズとしてシーズン1が4話配信され、シーズン2の8話の配信も決定している。
アディ氏は「日本のアニメが大好きです。『ガンダム』では『オルフェンズ』も観ていますし、子どものころは『ガッチャマン』で育ちました。最近は『進撃の巨人』を観ています」と日本のアニメへの深い造詣を持つことを告白。『キャッスルヴァニア』については10年に渡って構想してきたという。
置鮎氏は20年前、『悪魔城ドラキュラ〜月下の夜想曲』にて吸血鬼アルカードを演じており、吸血鬼ハンターであるベルモンド役には戸惑ったそうだ。「最初にお話をいただいた時には外国映画の吹き替えと思って台本を読んだのですが、アーカード役に三木眞一郎という名前があって、あらためて表紙を見たら『キャッスルヴァニア』の文字があって驚きました」という。
三木眞一郎氏は別作でベルモンドを演じていたことから、「ベルモンドとアーカードが色々と入れ替わっています。今回はベルモンド家の男です」と過去からの複雑な役どころについてコメント。発表された際には「“置鮎、ベルモンドなの!?”という反応が世界中からいただけました。作品が世界中で愛されていることが分かります」と世界から声が寄せられたと語った。
『キャッスルヴァニア』でのベルモンド役について「ベルモンド家の男だから、ちゃんとムチを使ってくれているな、というのが嬉しかったです。作品のダークな世界観もあって、従来のゲームファンにも楽しんでもらえる内容だと思います」と置鮎氏が述べると、アディ氏は置鮎氏が演じるベルモンドについて、まず無言でサムズアップした後「シーズン2はもっとムチのアクションがある」と応えた。
Netflixでアニメをやることについてアディ氏は「ハリウッドに出てきて、今回のアニメ化がもっともエキサイティングな体験でした。ゲームのファンに向けて作品を作りました。2012年に実写化の話を持ちかけられたのですが、それは断ったんです。なぜなら、その話を持ってきた会社が作品やキャラクターをリスペクトしていないように感じたからです」と作品への大きな愛を見せた。「Netflixは作品に対しての“恵み”のような存在だと思います。アニメを作って、世界中の人が同時に観られる。アメージング!」
シーズン2の見どころについて「トレバーはすぐ死にます!」とジョークを飛ばすアディ氏。毎日制作作業を行っており「とにかく、シーズン2を超える内容にしたいと思っています」と意気込みを語る。
また置鮎氏はシーズン2について「シーズン1の冒頭と後半でアルカードが登場していますが、トレバーとの関係がシーズン2でどうなるのか気になりますね。願わくば、ドラキュラを倒しきってしまわず、シーズン3、4と続いていってほしいです」と今後の展開について期待を見せた。