HOME > ニュース > デノン、Auro-3D対応のミドル級AVアンプ「AVR-X4400H」ー 9chアンプ搭載

11.2chプロセッシングにも対応

デノン、Auro-3D対応のミドル級AVアンプ「AVR-X4400H」ー 9chアンプ搭載

公開日 2017/08/24 17:00 編集部:伊藤麻衣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
AVR-X4400Hに外部パワーアンプを組み合わせれば、5.1chスピーカーにフロントハイト(FHL+FHR)、サラウンドハイト(SHL+SHR)、トップサラウンド(TS/オプション)スピーカーを組み合わせた最大10.1chシステムをを構築可能。Auro-3Dによる「自然で臨場感豊かな3Dサウンド」が楽しめる。

Auro-3Dの“3レイヤー”コンセプト

また、Auro-Maticアルゴリズムにより、モノラル、ステレオおよびサラウンドコンテンツを3Dサウンドへアップミックスできる。なお、Auro-3Dを再生するには、フロントハイトスピーカーの設置が必須となる。Auro-3Dの再生にはサラウンドハイトスピーカーの使用が推奨されているが、代わりにリアハイトスピーカーを設置することで、Auro-3DおよびDolby Atmosの両方を楽しめるとしている。

■Dolby Atmos、DTS:Xは最大「7.1.4」まで対応

前述の通り、Dolby Atmos、DTS:Xに対応。9chのパワーアンプを搭載しているため、本機のみで「5.1.4」、「7.1.2」システムを構築可能。さらに、2chパワーアンプを追加することで、「7.1.4」までシステムを拡張することができる。また、本機はDolby TrueHD信号を「Neural:X」で、DTS-HD信号を「Dolby Surround」でのアップミックスにも対応する。

音場補正技術は従来機から引き続き「Audyssey MultEQ XT32」を搭載。「Sub EQ HT」も備え、2台のサブウーファーを接続した際には個別に測定を行い、それぞれに最適な音量・距離の補正、イコライジングが行える。

■HEOSテクノロジー搭載でネットワークオーディオ機能を拡張

デノンのネットワークオーディオ技術「HEOSテクノロジー」を搭載。HEOSにより、AWA/Spotify/SoundCloudなどの音楽ストリーミングやインターネットラジオ、ネットワーク上のNASやUSBメモリーに保存した音源などの音源の再生が可能だ。さらに、HEOS機器と連携したマルチルーム再生も可能となる。


■2.4GHz/5GHzのデュアルバンド対応。DSD再生も可能

ネットワークモジュールを新規に開発。より高スペックなSystem on Chipとメモリを採用し、処理速度を大幅に向上させた。従来機と同様に、2.4GHz帯に加えて5GHz帯の無線LANに対応。無線LANの接続性と接続時の安定性を向上させている。


ミュージックサーバーやUSBメモリー再生については、192kHz/24bitまでのWAV/FLAC/ALACに加え、5.6MHz DSDの再生に対応。さらに、WAV/FLAC/ALAC/DSDのギャップレス再生にも対応する。また、AirPlayやBluetoothも搭載しており、iOSデバイスやスマートフォンの音声も高音質で楽しめる。

■HDCP 2.2対応HDMI端子で4K/60pパススルーに対応

映像面では、4K/60pのパススルーに対応。HDRやBT.2020といった最新映像規格をサポートする。また、DVD/BDなどのSD/HD解像度の映像信号を、最大4K/60pまでアップスケーリングして出力することもできる。HDMI端子は、8入力/3出力を備え、すべてがHDCP 2.2に対応。2つのモニターHDMI出力でテレビとプロジェクターなど、2つの画面に同時に同じ映像を出力可能だ。加えて、マルチゾーンHDMI出力では、別室に映像を配信することもできる。

Monitor 1のHDMI出力は、ARC(Audio Return Channel)に対応。さらに、従来サポートされていなかった、テレビからAVアンプへのDolby TrueHD / Dolby Atmos、DTS-HD Master Audio / DTS:Xの伝送を可能するeARC(Enhanced ARC)にも、ファームウェアアップデートでの対応を予定している。

eARC対応により、Dolby AtmosやDTS:X放送をアVアンプで受けられるようになる

HDMI端子は前述の通り、8入力(フロント×1)、3出力(モニター×2、ゾーン2×1)を装備。アナログ映像入出力端子はコンポジット入力×4(フロント×1)/出力×2(モニター×1、ゾーン2×1)、コンポーネント入力×2/出力×1。音声入出力端子はアナログ音声入力×7(フロント×1、PHONO×1)、光デジタル入力×2、同軸デジタル×2、11.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×2、ヘッドホン出力×1を搭載する。

消費電力は710W(通常スタンバイ時0.1W)、外形寸法は434W×167H×389Dmm(アンテナを寝かせた場合、フット/端子/つまみ/アンテナを含む)、質量は13.7kg。

前へ 1 2

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックやデータを見る
  • ジャンルAVアンプ
  • ブランドDENON
  • 型番AVR-X4400H
  • 発売日2017年9月中旬
  • 価格¥170,000(税抜)
【SPEC】●搭載パワーアンプ数:9ch ●定格出力:125W+125W ●実用最大出力:235W ●適合インピーダンス:4〜16Ω ●周波数特性:10Hz〜100kHz (+1,-3dB、ダイレクトモード時) ●入力端子:HDMI×8、コンポジット×4(フロント×1)、コンポーネント×2、アナログ音声×7(フロント × 1、PHONO × 1)、光デジタル×2、同軸デジタル×2 ●出力端子:HDMI×3(モニター× 2、ゾーン2 × 1)、コンポジット×2(モニター×1、ゾーン2× 1)、コンポーネント×1、11.2chプリアウト×1、ゾーンプリアウト×2、ヘッドホン×1 ●その他の入出力端子:Denon Link HD × 1、Network×1、USB端子 × 1(フロント)、FMアンテナ端子 × 1、AMアンテナ端子 × 1、セットアップマイク入力 × 1、RS-232C × 1、DCトリガー出力×2、リモートコントロール(IR)入出力 × 各1 ●消費電力:710W(待機電力 通常スタンバイ 0.1W 、CEC スタンバイ0.5W) ●外形寸法:434W×236H×389Dmm (アンテナを立てた場合) ●質量:13.7kg