カンファレンスでブランド哲学を改めて紹介
<IFA>Skullcandy、ワイヤレスヘッドホン「HESH 3」を発表 ー ドライバーやデザインなど全面刷新
米ヘッドホンブランドのSkullcandy(スカルキャンディ)は、IFA 2017開幕に先立つドイツ時間8月30日、プレスカンファレンスを開催。Bluetoothヘッドホン「HESH 3」を発表した。日本では2015年から販売している「HESH 2」の後継となるモデルで、9月1日よりプリオーダーを開始する。価格は129ユーロ。
HESH 3は、新たにカスタマイズされた40mmドライバーやデジタルアンプ、ノイズ・アイソレーティング構造を採用したオーバーヘッド型のBluetoothワイヤレスヘッドホン。形状記憶型素材で耳の形に合わせた縦長のクッション素材のイヤーパットを採用、超軽量で快適な装着感を実現している。
バッテリー駆動時間は最大22時間で、クイックチャージ機能に対応。ストレスフリーの装着感として、バッテリー低下時やペアリング時には音声ガイドの流れる機能を搭載。カラーはブラック、ブルー、シルバー、レッドの4色を展開する。
■「オリジナル・ライフスタイル・オーディオブランド」をアピール
スカルキャンディのプレスカンファレンスでは、同社の製品づくりの姿勢についても語られた。冒頭に登壇したBrand Director EMEAIを務めるThierry Peuchot氏は、ユタ州に今も本社を構える同ブランドは、スノーボード中に音楽を聴きたい体験から始まったというブランドヒストリーを解説した。
スカルキャンディがオリジナルな存在になったのはスタイルを重視するカルチャーとイノベーションによるもので、「オリジナル・ライフスタイル・オーディオブランド」と自負。2012年にはプロダクトエンジニアとオーガナイザー、そしてサウンドクオリティも理解しているメンバーによるビジョンが定められ、よりステップアップが進められているという。
■ユーザーのリアルな嗜好を分析して製品開発に反映
続いて登壇したスカルキャンディ社VP of product and design globalのJeff Hutchings氏は、スカルキャンディが製品開発で重視しているポイントを解説。スカルキャディのユーザーは現在2,200万人を数えており、ユーザーの声に寄り添った製品を開発していることを強調。特に16〜30歳の若いユーザーの要求に応え、彼らのスタイルを理解し、手ごろな価格で高度な技術を提供することをポイントとした。
音楽の体験については、ヘッドホンに対しては「音楽へと“浸る”(IMMERSION)こと」、イヤホンについては「シームレスにアクティビティを行えること」をユーザーが求めていると分析。これを受けて、スタイルやフィット感といったデザイン、そして快適に身につけられて長時間バッテリーであることなども重視しているという。また、コネクティビティもBluetoothを単に採用するだけでなく、様々なシチュエーションで適切に使えるかをテストしながら製品づくりを行っているという。
ヘッドホンで掲げた「“浸る”(IMMERSION)」というコンセプトについては、「Crusher」で対応した触感フィードバックによるフィーリングの向上、遮断、パーソナライゼーションへの対応を進めているとのこと。オーディオ・アコースティックのアプローチでは、ユーザーの好む周波数特性のカーブを調査、マイク測定なども用いて精度をさらに上げていくという。
■ユーザー調査に基づいた独自の周波数カーブを採用。音響面にも注力
スカルキャンディは力を入れていく価格帯にも明確に方針を持っている。この点はオーデイオを母体としたブランドとは考え方が異なっていて、カスタマーが興味を持っている価格帯にフォーカスしていくとのこと。高いプライスポイントではなく、ユーザーがアクセスしやすい価格帯を重視する。
ヘッドホンの設計については、ドライバーを自社でカスタムするなどエンジニアリングにも力をいれる姿勢も紹介。ユタ州のラボは無響室も備え、最適なアコースティックを追求しているという。
スカルキャンディのヘッドホン・イヤホンの備える周波数特性については、80%のオーディエンスが好むという「B」(ベース)、「V」(ボーカル)、「H」(ハイ)という3つの帯域に分けてチューニングするという。「V」は特に重要でナチュラルさが求められ、クリアなボーカルや空気感に関わる。「H」はディテールを左右して、破裂音やブレスにとって重要となる。「B」は音圧が最も大きく、タイトでダイナミックなレスポンス、ソリッドな低音が好まれるという。
さらにスカルキャンディのヘッドホン・イヤホンは「バッテリーライフ#1」だとアピール。“空港で音楽を聴こうとしてもバッテリー切れ”といったこともない、快適な利便性を提供していることを強調していた。
スカルキャンディが全方位でユーザー本位の製品開発を行っていることを余すことなく伝えたプレスカンファレンス「SKULLCANDY WIRELESS Press Conference」。日本での同社の人気の高まりも納得だ。
HESH 3は、新たにカスタマイズされた40mmドライバーやデジタルアンプ、ノイズ・アイソレーティング構造を採用したオーバーヘッド型のBluetoothワイヤレスヘッドホン。形状記憶型素材で耳の形に合わせた縦長のクッション素材のイヤーパットを採用、超軽量で快適な装着感を実現している。
バッテリー駆動時間は最大22時間で、クイックチャージ機能に対応。ストレスフリーの装着感として、バッテリー低下時やペアリング時には音声ガイドの流れる機能を搭載。カラーはブラック、ブルー、シルバー、レッドの4色を展開する。
■「オリジナル・ライフスタイル・オーディオブランド」をアピール
スカルキャンディのプレスカンファレンスでは、同社の製品づくりの姿勢についても語られた。冒頭に登壇したBrand Director EMEAIを務めるThierry Peuchot氏は、ユタ州に今も本社を構える同ブランドは、スノーボード中に音楽を聴きたい体験から始まったというブランドヒストリーを解説した。
スカルキャンディがオリジナルな存在になったのはスタイルを重視するカルチャーとイノベーションによるもので、「オリジナル・ライフスタイル・オーディオブランド」と自負。2012年にはプロダクトエンジニアとオーガナイザー、そしてサウンドクオリティも理解しているメンバーによるビジョンが定められ、よりステップアップが進められているという。
■ユーザーのリアルな嗜好を分析して製品開発に反映
続いて登壇したスカルキャンディ社VP of product and design globalのJeff Hutchings氏は、スカルキャンディが製品開発で重視しているポイントを解説。スカルキャディのユーザーは現在2,200万人を数えており、ユーザーの声に寄り添った製品を開発していることを強調。特に16〜30歳の若いユーザーの要求に応え、彼らのスタイルを理解し、手ごろな価格で高度な技術を提供することをポイントとした。
音楽の体験については、ヘッドホンに対しては「音楽へと“浸る”(IMMERSION)こと」、イヤホンについては「シームレスにアクティビティを行えること」をユーザーが求めていると分析。これを受けて、スタイルやフィット感といったデザイン、そして快適に身につけられて長時間バッテリーであることなども重視しているという。また、コネクティビティもBluetoothを単に採用するだけでなく、様々なシチュエーションで適切に使えるかをテストしながら製品づくりを行っているという。
ヘッドホンで掲げた「“浸る”(IMMERSION)」というコンセプトについては、「Crusher」で対応した触感フィードバックによるフィーリングの向上、遮断、パーソナライゼーションへの対応を進めているとのこと。オーディオ・アコースティックのアプローチでは、ユーザーの好む周波数特性のカーブを調査、マイク測定なども用いて精度をさらに上げていくという。
■ユーザー調査に基づいた独自の周波数カーブを採用。音響面にも注力
スカルキャンディは力を入れていく価格帯にも明確に方針を持っている。この点はオーデイオを母体としたブランドとは考え方が異なっていて、カスタマーが興味を持っている価格帯にフォーカスしていくとのこと。高いプライスポイントではなく、ユーザーがアクセスしやすい価格帯を重視する。
ヘッドホンの設計については、ドライバーを自社でカスタムするなどエンジニアリングにも力をいれる姿勢も紹介。ユタ州のラボは無響室も備え、最適なアコースティックを追求しているという。
スカルキャンディのヘッドホン・イヤホンの備える周波数特性については、80%のオーディエンスが好むという「B」(ベース)、「V」(ボーカル)、「H」(ハイ)という3つの帯域に分けてチューニングするという。「V」は特に重要でナチュラルさが求められ、クリアなボーカルや空気感に関わる。「H」はディテールを左右して、破裂音やブレスにとって重要となる。「B」は音圧が最も大きく、タイトでダイナミックなレスポンス、ソリッドな低音が好まれるという。
さらにスカルキャンディのヘッドホン・イヤホンは「バッテリーライフ#1」だとアピール。“空港で音楽を聴こうとしてもバッテリー切れ”といったこともない、快適な利便性を提供していることを強調していた。
スカルキャンディが全方位でユーザー本位の製品開発を行っていることを余すことなく伝えたプレスカンファレンス「SKULLCANDY WIRELESS Press Conference」。日本での同社の人気の高まりも納得だ。