スマートスピーカー2モデルを披露
<IFA>「ONKYO goes SMART」。Siri/Alexa/Google Assistant全方位対応のオンキヨーグループ
いま音声アシスタントでメジャーな存在であるアップル「Siri」、Amazonが展開する「Alexa」、そしてGoogleの「Google Assistant」。IFA2017のプレスカンファレンスでオンキヨーは、その3つ全てに対応した商品を披露した。
キャッチフレーズは「ONKYO goes SMART」。今後到来するAIやIoT時代を先駆けて最先端の商品を作るという意気込み、そしてそれを最終製品に落とし込む技術力がアピールされた。
■ハンズフリーで「ヘイ、Siri」できる唯一のデバイス
まずはSiriだ。パイオニアがRAYZというサブブランドで、Lightning対応イヤホンを発売していることはご存じの方が多いだろう。
本日のプレスカンファレンスでは冒頭、RAYZの開発を行っているSydney Newton氏があいさつ。イヤホン「RAYZ」と、Lightning端子で給電し駆動するスピーカーフォン「RAYZ Rally」を改めて紹介した。
「RAYZ」の特徴は数多い。Newton氏は、使う人にあわせて音を補正するスマートノイズキャンセル、Lightning端子につなぎながらiPhoneの充電が行える機能、イヤホンを外すと自動的に音楽が停止する機能、プラグラム可能なスマートボタン、発話を止めるとミュートする機能などを次々に紹介していった。
そして今回強調されたのは、ハンズフリーで「ヘイ、Siri」コマンドが使える、現在世界で唯一のデバイスがRAYZであるということだ。
そのほかにも、RAYZがLightningイヤホンとして最も低消費電力であること、イヤホン部が小型であること、コントロールボックス部も非常に小さくできていることなど、特徴を次々に説明していった。
Newton氏は続いて、スピーカーフォン「RAYZ Rally」についても紹介。こちらもバッテリー不要で、内蔵マイクで通話が可能。また本機を使いながらiPhoneの充電ができること、スマートボタンを備えることなどが紹介された。
■スマートスピーカーは、2022年には約10倍近い市場規模に
続いては、日本で先行して発表されたGoogle Assistant搭載のAI対応スマートスピーカー「G3」(VC-GX30)だ。欧米では10月中に発売予定で、価格は230ユーロになる見込み。日本での販売も検討している。
本機についてはオンキヨー&パイオニア(株)マーケティング部 部長の佐藤誠氏が説明した。
佐藤氏はまず、「オンキヨーとパイオニアは、AIと音声認識を使って、かんたんかつ快適な生活を実現する」と宣言。そのうえで、オンキヨーグループがまとめたスマートスピーカーの需要予測を紹介した。
同社の予測によると、2017年に1,800万台のスマートスピーカー市場が、2022年には1億6,000万台になるという。非常に高い成長率だが、佐藤氏によると「これでもコンサバティブに見積もった予想」なのだという。
佐藤氏はまた、スマートスピーカーユーザーへの調査結果も紹介した。使った方のうち4割が、「エッセンシャル(必要不可欠)」になったと回答したとのことで、「ある意味で中毒性のある製品だ」と述べた。
「G3」はChromecast built-inの製品で、オンキヨー・パイオニアブランドのワイヤレススピーカー、AVレシーバーなど、同じChromecast搭載製品へストリーミング再生が可能。
音質についても、従来の1.5倍の振幅量と力強い駆動力のマグネットを持つ新設計のカスタムウーファーやバランスドーム型トゥイーターを備えているほか、重低音および中高音専用の独自音声信号処理を行うことで、小型ながら高品位な再生が可能という。
■AlexaとDTS Play-Fi対応の「P3」
AmazonのAlexaに対応したスマートスピーカー「P3」について紹介したのは、オンキヨー(株)AI/IoT事業推進室 室長の宮崎武雄氏だ。
本機も欧米では10月までの発売を予定しており、価格は230ユーロ。日本での発売については、Alexaの日本展開がまだ発表されていないため未定だが、導入したい気持ちはあるという。
Alexaに対応していることで、Amazon Echo向けに作られた、15,000を超える「スキル」(各機器の複合操作をレシピのようにわかりやすくまとめた機能)を利用できる。
またDTS Play-Fiに対応していることも特徴。スマホ/タブレット用の操作アプリを用いて、DTS Play-Fi対応機器と連携した音楽再生が行える。
本機能により、このスマートスピーカーを起点に、ONKYO、PIONEER、Integraの同社各ブランドの対応機器からの音楽再生も音声で操作できる。
また本機も音質にこだわり、内部にはデュアル2.5インチフルレンジウーファー、デュアルパッシブラジエーターを搭載。また、スイッチングアンプの採用により、コンパクトながら力強いサウンドを再現するとしている。
キャッチフレーズは「ONKYO goes SMART」。今後到来するAIやIoT時代を先駆けて最先端の商品を作るという意気込み、そしてそれを最終製品に落とし込む技術力がアピールされた。
■ハンズフリーで「ヘイ、Siri」できる唯一のデバイス
まずはSiriだ。パイオニアがRAYZというサブブランドで、Lightning対応イヤホンを発売していることはご存じの方が多いだろう。
本日のプレスカンファレンスでは冒頭、RAYZの開発を行っているSydney Newton氏があいさつ。イヤホン「RAYZ」と、Lightning端子で給電し駆動するスピーカーフォン「RAYZ Rally」を改めて紹介した。
「RAYZ」の特徴は数多い。Newton氏は、使う人にあわせて音を補正するスマートノイズキャンセル、Lightning端子につなぎながらiPhoneの充電が行える機能、イヤホンを外すと自動的に音楽が停止する機能、プラグラム可能なスマートボタン、発話を止めるとミュートする機能などを次々に紹介していった。
そして今回強調されたのは、ハンズフリーで「ヘイ、Siri」コマンドが使える、現在世界で唯一のデバイスがRAYZであるということだ。
そのほかにも、RAYZがLightningイヤホンとして最も低消費電力であること、イヤホン部が小型であること、コントロールボックス部も非常に小さくできていることなど、特徴を次々に説明していった。
Newton氏は続いて、スピーカーフォン「RAYZ Rally」についても紹介。こちらもバッテリー不要で、内蔵マイクで通話が可能。また本機を使いながらiPhoneの充電ができること、スマートボタンを備えることなどが紹介された。
■スマートスピーカーは、2022年には約10倍近い市場規模に
続いては、日本で先行して発表されたGoogle Assistant搭載のAI対応スマートスピーカー「G3」(VC-GX30)だ。欧米では10月中に発売予定で、価格は230ユーロになる見込み。日本での販売も検討している。
本機についてはオンキヨー&パイオニア(株)マーケティング部 部長の佐藤誠氏が説明した。
佐藤氏はまず、「オンキヨーとパイオニアは、AIと音声認識を使って、かんたんかつ快適な生活を実現する」と宣言。そのうえで、オンキヨーグループがまとめたスマートスピーカーの需要予測を紹介した。
同社の予測によると、2017年に1,800万台のスマートスピーカー市場が、2022年には1億6,000万台になるという。非常に高い成長率だが、佐藤氏によると「これでもコンサバティブに見積もった予想」なのだという。
佐藤氏はまた、スマートスピーカーユーザーへの調査結果も紹介した。使った方のうち4割が、「エッセンシャル(必要不可欠)」になったと回答したとのことで、「ある意味で中毒性のある製品だ」と述べた。
「G3」はChromecast built-inの製品で、オンキヨー・パイオニアブランドのワイヤレススピーカー、AVレシーバーなど、同じChromecast搭載製品へストリーミング再生が可能。
音質についても、従来の1.5倍の振幅量と力強い駆動力のマグネットを持つ新設計のカスタムウーファーやバランスドーム型トゥイーターを備えているほか、重低音および中高音専用の独自音声信号処理を行うことで、小型ながら高品位な再生が可能という。
■AlexaとDTS Play-Fi対応の「P3」
AmazonのAlexaに対応したスマートスピーカー「P3」について紹介したのは、オンキヨー(株)AI/IoT事業推進室 室長の宮崎武雄氏だ。
本機も欧米では10月までの発売を予定しており、価格は230ユーロ。日本での発売については、Alexaの日本展開がまだ発表されていないため未定だが、導入したい気持ちはあるという。
Alexaに対応していることで、Amazon Echo向けに作られた、15,000を超える「スキル」(各機器の複合操作をレシピのようにわかりやすくまとめた機能)を利用できる。
またDTS Play-Fiに対応していることも特徴。スマホ/タブレット用の操作アプリを用いて、DTS Play-Fi対応機器と連携した音楽再生が行える。
本機能により、このスマートスピーカーを起点に、ONKYO、PIONEER、Integraの同社各ブランドの対応機器からの音楽再生も音声で操作できる。
また本機も音質にこだわり、内部にはデュアル2.5インチフルレンジウーファー、デュアルパッシブラジエーターを搭載。また、スイッチングアンプの採用により、コンパクトながら力強いサウンドを再現するとしている。