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iEMatchの弟分「Ear buddy」も

<IFA>iFi-Audioから「nano iDSD Black Label」登場。iEMatch搭載、iPhone直結可能

公開日 2017/09/03 02:18 編集部:風間雄介
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「IFA2017」において英iFi-Audioは、新モデル「nano iDSD Black Label」を披露した。欧州では10月発売予定で、価格は235ユーロ。

iFi-Audio「nano iDSD Black Label」(フロントは外観が最終ではない)

これまで同社は、microiDSDの仕様を強化した「microiDSD Black Label」を展開。機能や音質をバージョンアップさせていた。今回、小型ながら先進的な機能を持ち、またいち早く多彩なフォーマットに対応してきた人気モデル「nano iDSD」が、Black Labelとして進化する。

筐体の形状やサイズなどは一見、既存モデルとほとんど同じだが、端子類の種類や配置は一新した。

背面部。3.5mmのラインアウト、フィルター切り替え、USB-Aのデジタル入力を装備

これまでのnano iDSD は前面にRCAステレオ出力とヘッドホン出力端子を、背面にデジタル入力や出力端子を備えていたが、今回の「nano iDSD Black Label」では、前面にヘッドホン出力を2系統配置し、アナログオーディオ出力は背面に移動して3.5mmステレオミニ出力とした。よりポータブルヘッドホンアンプとしての位置づけを明確にしたと言えるだろう。

底面。よく見るとヘッドホン出力の近くに「iEMatch」と書かれている

さらに前面のヘッドホン出力は2系統を装備。片側がiEMatch、もう片側がNormalとなっており、感度が異なっている。

「iEMatch」はiFi-Audioが展開しているアクセサリーで、ヒスノイズを除去し、ダイナミックレンジを改善できる。特に感度の高いインイヤーモニターなどのあいだに挿入すると、ボリュームを上げられるなど実用上のメリットがある。「nano iDSD Black Label」では、本体にこのiEMatchの機能を搭載したことになる。

また、背面にはUSB A端子を搭載。これによって、iPhoneと直接Lightning - USBケーブルで接続し、iPhoneからハイレゾ音源などを本機に入力することができる。これまでもアダプターを介せば可能だったが、直接つなげられるのは便利だ。

手持ちのiPhone 7と直結して試聴した

もう一つ、そのアクセサリー「iEMatch」の弟分的な機種として「Ear buddy」という新製品も発表された。こちらは欧州で9月7日発売というから、すぐ発売される。

「Ear buddy」

定評のある「iEMatch」をベースに、バランス/シングルエンドの切り替え機能と、感度の切り替え機能を省略したモデル。このため価格も24ユーロと安価に設定した。

本体色もブラックとオレンジで、Black Labelと似たデザインテイスト。安価に音質を高められる製品として話題を集めそうだ。

日本でもおなじみのモデルも展示

PRO iCANなども展示していた

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