「ユーザーからの期待は無視できない」
「Shureが本当にワイヤレスイヤホンを作るべきか?」議論の末に誕生、BTイヤホン開発の裏側
Shure Japanは本日9月19日、同ブランド初のBluetoothイヤホン「SE215 Wireless」「SE112 Wireless」およびリケーブル「RMCE-BT1」を発表(製品ニュース)。本社にて新製品発表会を開催した。代表取締役のトーマス・フレデリクセン氏、プロダクトプランニング・スペシャリストの昆 卓也氏が登壇し、製品説明および開発に至ったストーリーを説明した。
Shureのイヤホンは2007年に高遮音性イヤホン“SEシリーズ”が展開され、2011年には人気モデルである「SE215」が登場。2013年にフラッグシップモデル「SE846」、2015年に世界初の高遮音性コンデンサー型イヤホン「KSE1500」を発売するなど、多くの製品を発売してきている。そして今回ワイヤレス製品のカテゴリーにおいて、満を持してBluetoothイヤホンの新製品を登場させた。
今回発表されたBluetoothイヤホン「SE215 Wireless」「SE112 Wireless」およびリケーブル「RMCE-BT1」の製品コンセプトについて、昆氏は「従来の高遮音性イヤホン“SEシリーズ”が持つ高い音質やデザインはそのままに、ワイヤレスに楽しんでもらいたい」と説明。
また、「移動中やフィットネスであったり、様々なシーンでSEシリーズのイヤホンをより便利に使ってもらいたい」とも述べ、ケーブル部分のみのアクセサリー「RMCE-BT1」によって既存のSEシリーズイヤホンを使用するユーザーも手軽にワイヤレス化することができる点をアピールした。全モデルとも10月5日(木)10時から予約受付を開始、10月13日の発売を予定している。
昆氏は、ワイヤレスモデルが伸張する最近のイヤホン市場において「Shureの中でもたくさんのディスカッションがあった」と語り、Shure初となるワイヤレスイヤホンおよびケーブルの展開にあたっては「Shureのワイヤレスモデルがいつ発売されるのか?といった質問はこれまでも多く受けてきたが、開発に時間がかかったというより、米Shure本社の商品開発最高責任者のマット・エングストローム氏やイヤホン/ヘッドホン製品プロジェクトリーダーのショーン・サリバン氏ら、社内の開発チーム内で『Shureがワイヤレスをやるべきかどうか?』という点において議論を進めていた」と語った。
この点について、「Shureはプロフェッショナル音響機器メーカー。これまでプロがライブなどのステージで使っても支障ない高いレベルのモノづくりをしてきた」とし、そういった中でワイヤレス製品に関しては「ワイヤレス=Bluetoothを扱う以上はレイテンシー(遅延)は避けられず、プロがイヤモニとして使う製品になるかといったら、使わないだろう。そういった観点からShureでは、ワイヤレスモデルを一般コンシューマー向けに特化した製品と捉えており、開発するには今までのShureの理念や設計思想から転換することになるため、社内で様々な意見があった」と説明した。
一方で、Shureに対して世界中のユーザーからワイヤレスモデル展開の期待は大きく、「他社のケーブルと組み合わせてShureイヤホンのワイヤレス化を楽しむユーザーがいることも把握していた」という。
Shureの製品開発においては「いつもユーザーの声を聞いて開発をしている」とし、「Bluetooth製品へのユーザーからの期待は無視できない。Shureユーザーが満足できるワイヤレスイヤホン、SEシリーズイヤホンに最適化して性能を最大限引き出すケーブルを、Shure自身が開発すべきだという結論に至った」と語った。
Shure Japan代表・フレデリクセン氏は、一般コンシューマー向け製品について「ユーザーの気持ちと深く関わる特別なものと考えている」とし、「新製品発表はとてもエキサイティングなこと。久しぶりにコンシューマーマーケットへ新たな製品を発表できることを嬉しく思っている」とコメントした。
Shureのイヤホンは2007年に高遮音性イヤホン“SEシリーズ”が展開され、2011年には人気モデルである「SE215」が登場。2013年にフラッグシップモデル「SE846」、2015年に世界初の高遮音性コンデンサー型イヤホン「KSE1500」を発売するなど、多くの製品を発売してきている。そして今回ワイヤレス製品のカテゴリーにおいて、満を持してBluetoothイヤホンの新製品を登場させた。
今回発表されたBluetoothイヤホン「SE215 Wireless」「SE112 Wireless」およびリケーブル「RMCE-BT1」の製品コンセプトについて、昆氏は「従来の高遮音性イヤホン“SEシリーズ”が持つ高い音質やデザインはそのままに、ワイヤレスに楽しんでもらいたい」と説明。
また、「移動中やフィットネスであったり、様々なシーンでSEシリーズのイヤホンをより便利に使ってもらいたい」とも述べ、ケーブル部分のみのアクセサリー「RMCE-BT1」によって既存のSEシリーズイヤホンを使用するユーザーも手軽にワイヤレス化することができる点をアピールした。全モデルとも10月5日(木)10時から予約受付を開始、10月13日の発売を予定している。
昆氏は、ワイヤレスモデルが伸張する最近のイヤホン市場において「Shureの中でもたくさんのディスカッションがあった」と語り、Shure初となるワイヤレスイヤホンおよびケーブルの展開にあたっては「Shureのワイヤレスモデルがいつ発売されるのか?といった質問はこれまでも多く受けてきたが、開発に時間がかかったというより、米Shure本社の商品開発最高責任者のマット・エングストローム氏やイヤホン/ヘッドホン製品プロジェクトリーダーのショーン・サリバン氏ら、社内の開発チーム内で『Shureがワイヤレスをやるべきかどうか?』という点において議論を進めていた」と語った。
この点について、「Shureはプロフェッショナル音響機器メーカー。これまでプロがライブなどのステージで使っても支障ない高いレベルのモノづくりをしてきた」とし、そういった中でワイヤレス製品に関しては「ワイヤレス=Bluetoothを扱う以上はレイテンシー(遅延)は避けられず、プロがイヤモニとして使う製品になるかといったら、使わないだろう。そういった観点からShureでは、ワイヤレスモデルを一般コンシューマー向けに特化した製品と捉えており、開発するには今までのShureの理念や設計思想から転換することになるため、社内で様々な意見があった」と説明した。
一方で、Shureに対して世界中のユーザーからワイヤレスモデル展開の期待は大きく、「他社のケーブルと組み合わせてShureイヤホンのワイヤレス化を楽しむユーザーがいることも把握していた」という。
Shureの製品開発においては「いつもユーザーの声を聞いて開発をしている」とし、「Bluetooth製品へのユーザーからの期待は無視できない。Shureユーザーが満足できるワイヤレスイヤホン、SEシリーズイヤホンに最適化して性能を最大限引き出すケーブルを、Shure自身が開発すべきだという結論に至った」と語った。
Shure Japan代表・フレデリクセン氏は、一般コンシューマー向け製品について「ユーザーの気持ちと深く関わる特別なものと考えている」とし、「新製品発表はとてもエキサイティングなこと。久しぶりにコンシューマーマーケットへ新たな製品を発表できることを嬉しく思っている」とコメントした。