各ブランドよりイヤホン用ケーブル新製品が出展
<ポタフェス>くみたてLab、カスタムIEMに新規デザインを多数追加/ORBはケーブルオーダーメイドコーナーを展開
本日12月16日と17日、東京・秋葉原にて開催されているポータブルオーディオイベント「ポタフェス2017」。本記事では、ベルサール秋葉原にブースを構えるくみたてLab / カナルワークス / ライテック / Listyc / ORB / WiseTech / ONSO / Bispa / WAGNUSに関してお伝えする。
■くみたてLab
カスタムIEMメーカーのくみたてLabは、一時中断していたカスタムIEM受注を本日から再開。ブースには受注再開に合わせて追加した、新規デザインの作例を多数展示した。
バイクのペイント方法から着想を得た「ラップ塗装」や、チタンを熱で変色させた「チタントワイライト」といった様々なデザインがあり、ユーザーからの要望をきっかけに生まれたものも少なくないという。
また今回新たに44ページのフルカラーカタログをブースで頒布。同社カスタムIEMの作例や、カスタムIEM全般のカラー/デザインの選び方についてアドバイスを掲載している。こちらは後日、同社ウェブサイトにてPDFファイルとして配布する予定とのこと。
■カナルワークス
国内のカスタムIEMメーカーであるカナルワークスは、10月に発表したマルチドライバーカスタムIEM「CW-L72」「CW-L77」や、同社初のユニバーサルIEMである「CW-U12aEX」「CW-U02」はじめ、同社の製造するイヤホン全機種の試聴を実施。ラインナップも多く、試聴希望者も多数集まった。
同社では加工費、原材料費の高騰などから来年1月1日注文分より価格改定を予定しており、ブースでは告知を実施。また、改定前価格でのオーダーも受け付けていた。
■ライテック
イギリス・acsのユニバーサルIEMとカスタムIEMや、イギリス・METERS MUSICのVUメーター付きヘッドホン「OV-1」を出展。11月に取り扱いを初めたacsのフルシリコンカスタムIEMに注目が集まっており、特に1ドライバーモデル「Evoke」が好評だという。
現在acs本社では、11月の「ポタ研2017」に参考出展した2ドライバー/4ドライバーモデル試作機を、来場者からのフィードバックを元に開発検討している最中とのこと。
■Listyc
オランダ・ears4U、イタリア・LIVEZONE R41など、同社が取り扱う海外ブランドのカスタムIEMを出展。本日より取り扱いを開始するイタリア・earfonikのカスタムIEMを新たに出展ブランドへ加えている。
earfonikは補聴器製作からスタートしたブランドで、アーティストの聴覚保護を主眼においたプロ向けカスタムIEMを製造。4ドライバーモデル「EF-C4」、5ドライバーモデル「EF-C5」、6ドライバーモデル「EF-C6」の3機種をラインナップしている。
同社が扱うブランドはいずれもヨーロッパではコンシューマー用途ではなく、プロがライブで自分の声や楽器の音を確認するために使うステージモニターとして流通している。同社では「プロも使用する高解像度さが長所」だとしている。
■ORB
ヘッドホンアンプやオーディオケーブルなどを製造するORBは、同社イヤホン/ヘッドホン用交換ケーブルのトップエンドモデル「Clear force Ultimate」を出展。連続結晶高純度無酸素銅PC-Triple Cを導体に採用し、音質と使い勝手を両立するべくプラグや被覆の素材にまでこだわっている。12月4日に発表した最新モデルでは、FitEar製カスタムIEMやケーブル両出しヘッドホンに対応した(関連ニュース)。
同社のイベントブースではおなじみの「オーダーメイドケーブル製作コーナー」も設置。既存モデルを短くしたり、プラグを付け替えたりといったカスタマイズをその場で受け付けていた。
■WiseTech
同社では初めてとなる、純銅導体を採用したイヤホンケーブルを参考出展。MMCXモデルとカスタムIEM2pinモデルを試すことができる。
同社が従来ラインナップしてきた銀メッキケーブルやハイブリッドケーブルの弱点であった、タッチノイズの多さやケーブルの硬さを、柔らかい銅線を採用することで解消した製品。音質に関しても「銅線は音が篭もると言われることがあるが、篭もらないようにチューニングした」という。耳掛け用のワイヤーの有無など細かい仕様は、今回のフィードバックを受けて検討するとのこと。
その他、純銀と銀メッキ銅線を組み合わせたヘッドホン用ハイブリッドケーブル「華厳」「竜頭」を出展し(関連ニュース)、デノンのヘッドホン「AH-D7200」と組み合わせた試聴を行っていた。
■ONSO
ひさご電材が展開するケーブルブランドONSOは、グレーの被覆が特徴の「iect_04」シリーズを中心に、イヤホン/ヘッドホン用交換ケーブルを出展。
iect_04は銀線と銀メッキ線を組み合わせたモデルで、プレーヤー側のプラグは3.5mmステレオミニ、2.5mmバランス、4.4mmバランスの3種をラインナップ。イヤホン側端子はMMCXに加え、10月に発売されたゼンハイザー「IE 80 S」用端子もラインナップしている。
■Bispa
ヘッドホンアンプや様々なケーブルを製造するBispaは、来春を目処に販売を予定する新イヤホンケーブル「BSP-HPCL-SDTEP<玲-Rei>」を出展。最新のJIS規格に準拠した純国産のOFC導体「SDシリーズ」を採用する、同社ケーブルのハイエンドモデルとなる。「帯域バランスに優れ、音の粒立ちと音線の柔らかさと解像感を重視」した音質傾向になるという。
また、トープラ社がOEM生産する真鍮製の4.4mmバランスジャックや、それを採用した中継ケーブル「BSP−Y445−015NG5」も合わせて出展された。音質に配慮し、かつ傷のつきにくい素材選定/加工が特徴だという。
■WAGNUS.
同社オリジナルのイヤホン用ケーブルを多数出展。1950年代のドイツ製ヴィンテージ線材を使用し、100本限定生産されるトップエンドモデル「Floating Sheep」や、コストパフォーマンスに優れたケーブルの最新モデル「Easter Lily」が初出展となる。
「Floating Sheep」は1芯あたり0.05mmの30芯シルク巻き銅線で構成された「現代技術でイチから設計開発しようとも実現はおそらく不可能」というレアな線材を使用。非常に細く取り回しに優れている。「Easter Lily」は低音と高音の両極端を強調するタイプで、価格も抑えたモデルとなっている(関連ニュース)。
また、同社が代理店を務めるアメリカ・Noble AudioカスタムIEMもブースに出展。ユニバーサルモデルでの試聴や、カラーサンプルを見ることができた。
■くみたてLab
カスタムIEMメーカーのくみたてLabは、一時中断していたカスタムIEM受注を本日から再開。ブースには受注再開に合わせて追加した、新規デザインの作例を多数展示した。
バイクのペイント方法から着想を得た「ラップ塗装」や、チタンを熱で変色させた「チタントワイライト」といった様々なデザインがあり、ユーザーからの要望をきっかけに生まれたものも少なくないという。
また今回新たに44ページのフルカラーカタログをブースで頒布。同社カスタムIEMの作例や、カスタムIEM全般のカラー/デザインの選び方についてアドバイスを掲載している。こちらは後日、同社ウェブサイトにてPDFファイルとして配布する予定とのこと。
■カナルワークス
国内のカスタムIEMメーカーであるカナルワークスは、10月に発表したマルチドライバーカスタムIEM「CW-L72」「CW-L77」や、同社初のユニバーサルIEMである「CW-U12aEX」「CW-U02」はじめ、同社の製造するイヤホン全機種の試聴を実施。ラインナップも多く、試聴希望者も多数集まった。
同社では加工費、原材料費の高騰などから来年1月1日注文分より価格改定を予定しており、ブースでは告知を実施。また、改定前価格でのオーダーも受け付けていた。
■ライテック
イギリス・acsのユニバーサルIEMとカスタムIEMや、イギリス・METERS MUSICのVUメーター付きヘッドホン「OV-1」を出展。11月に取り扱いを初めたacsのフルシリコンカスタムIEMに注目が集まっており、特に1ドライバーモデル「Evoke」が好評だという。
現在acs本社では、11月の「ポタ研2017」に参考出展した2ドライバー/4ドライバーモデル試作機を、来場者からのフィードバックを元に開発検討している最中とのこと。
■Listyc
オランダ・ears4U、イタリア・LIVEZONE R41など、同社が取り扱う海外ブランドのカスタムIEMを出展。本日より取り扱いを開始するイタリア・earfonikのカスタムIEMを新たに出展ブランドへ加えている。
earfonikは補聴器製作からスタートしたブランドで、アーティストの聴覚保護を主眼においたプロ向けカスタムIEMを製造。4ドライバーモデル「EF-C4」、5ドライバーモデル「EF-C5」、6ドライバーモデル「EF-C6」の3機種をラインナップしている。
同社が扱うブランドはいずれもヨーロッパではコンシューマー用途ではなく、プロがライブで自分の声や楽器の音を確認するために使うステージモニターとして流通している。同社では「プロも使用する高解像度さが長所」だとしている。
■ORB
ヘッドホンアンプやオーディオケーブルなどを製造するORBは、同社イヤホン/ヘッドホン用交換ケーブルのトップエンドモデル「Clear force Ultimate」を出展。連続結晶高純度無酸素銅PC-Triple Cを導体に採用し、音質と使い勝手を両立するべくプラグや被覆の素材にまでこだわっている。12月4日に発表した最新モデルでは、FitEar製カスタムIEMやケーブル両出しヘッドホンに対応した(関連ニュース)。
同社のイベントブースではおなじみの「オーダーメイドケーブル製作コーナー」も設置。既存モデルを短くしたり、プラグを付け替えたりといったカスタマイズをその場で受け付けていた。
■WiseTech
同社では初めてとなる、純銅導体を採用したイヤホンケーブルを参考出展。MMCXモデルとカスタムIEM2pinモデルを試すことができる。
同社が従来ラインナップしてきた銀メッキケーブルやハイブリッドケーブルの弱点であった、タッチノイズの多さやケーブルの硬さを、柔らかい銅線を採用することで解消した製品。音質に関しても「銅線は音が篭もると言われることがあるが、篭もらないようにチューニングした」という。耳掛け用のワイヤーの有無など細かい仕様は、今回のフィードバックを受けて検討するとのこと。
その他、純銀と銀メッキ銅線を組み合わせたヘッドホン用ハイブリッドケーブル「華厳」「竜頭」を出展し(関連ニュース)、デノンのヘッドホン「AH-D7200」と組み合わせた試聴を行っていた。
■ONSO
ひさご電材が展開するケーブルブランドONSOは、グレーの被覆が特徴の「iect_04」シリーズを中心に、イヤホン/ヘッドホン用交換ケーブルを出展。
iect_04は銀線と銀メッキ線を組み合わせたモデルで、プレーヤー側のプラグは3.5mmステレオミニ、2.5mmバランス、4.4mmバランスの3種をラインナップ。イヤホン側端子はMMCXに加え、10月に発売されたゼンハイザー「IE 80 S」用端子もラインナップしている。
■Bispa
ヘッドホンアンプや様々なケーブルを製造するBispaは、来春を目処に販売を予定する新イヤホンケーブル「BSP-HPCL-SDTEP<玲-Rei>」を出展。最新のJIS規格に準拠した純国産のOFC導体「SDシリーズ」を採用する、同社ケーブルのハイエンドモデルとなる。「帯域バランスに優れ、音の粒立ちと音線の柔らかさと解像感を重視」した音質傾向になるという。
また、トープラ社がOEM生産する真鍮製の4.4mmバランスジャックや、それを採用した中継ケーブル「BSP−Y445−015NG5」も合わせて出展された。音質に配慮し、かつ傷のつきにくい素材選定/加工が特徴だという。
■WAGNUS.
同社オリジナルのイヤホン用ケーブルを多数出展。1950年代のドイツ製ヴィンテージ線材を使用し、100本限定生産されるトップエンドモデル「Floating Sheep」や、コストパフォーマンスに優れたケーブルの最新モデル「Easter Lily」が初出展となる。
「Floating Sheep」は1芯あたり0.05mmの30芯シルク巻き銅線で構成された「現代技術でイチから設計開発しようとも実現はおそらく不可能」というレアな線材を使用。非常に細く取り回しに優れている。「Easter Lily」は低音と高音の両極端を強調するタイプで、価格も抑えたモデルとなっている(関連ニュース)。
また、同社が代理店を務めるアメリカ・Noble AudioカスタムIEMもブースに出展。ユニバーサルモデルでの試聴や、カラーサンプルを見ることができた。