カンファレンスで発表
Amazon、Alexaの能力大幅強化を発表。スキルの自発的発見や文脈理解など
米Amazonは、「Amazon Alexa」の機能を大幅強化する予定だと発表。ユーザーの目的に適した“スキル”をAlexa自身で見つけたり、文脈を理解して連続した会話を行えるようにしたり、ユーザーの代わりに物事を記憶しておく機能などを順次追加予定であることを明らかにした。
フランス・リヨンで開催されているワールド・ワイド・ウェブ カンファレンスのキーノートスピーチにおいて、Alexaの機械学習および応用化学チームのRuhi Sarikaya氏が明かしたもの。
現状のAlexaでは、スキル(スマートフォンにおけるアプリのようなもの)の追加は、多数のスキルのなかからユーザー自身が目的のものを探し、自分で行う必要がある。これに対し、今後は例えば「Alexa、シャツの油汚れを落とす方法は?」と訊ねると、染み抜き方法などを指南する「Tide Stain Remover」スキルをサジェストするなど、よりスキルを追加しやすくする。まずアメリカで本機能の提供を開始する予定。
また現状では「Alexa、Adeleのファーストアルバムは?」「Alexa、それを再生して」といったように、ウェイクワードをそのたびごとに入れて会話する必要があるが、文脈理解能力を向上させることで、こうしたやり取りをよりスムーズに行えるようになるとのこと。
文脈の理解もさらに高まる。これにより「Alexa、シアトルの天気は?」に続けて「今週末はどう?」と聞いたりできるようになる。さらに「Alexa、ポートランドの天気は?」と聞いたあとに「そこに行くにはどのくらいの時間がかかる?」といったように、テーマがが途中で変わっても文脈を理解できるという。本機能はアメリカ、イギリス、ドイツから提供を開始する。
そのほか、メモリー機能もアメリカで近日中に提供予定。「Alexa、ショーンの誕生日は6月20日だと覚えておいて」と言えばそれをAlexaが記憶し、あとからそうした記憶を訊ねることができるようになる。
フランス・リヨンで開催されているワールド・ワイド・ウェブ カンファレンスのキーノートスピーチにおいて、Alexaの機械学習および応用化学チームのRuhi Sarikaya氏が明かしたもの。
現状のAlexaでは、スキル(スマートフォンにおけるアプリのようなもの)の追加は、多数のスキルのなかからユーザー自身が目的のものを探し、自分で行う必要がある。これに対し、今後は例えば「Alexa、シャツの油汚れを落とす方法は?」と訊ねると、染み抜き方法などを指南する「Tide Stain Remover」スキルをサジェストするなど、よりスキルを追加しやすくする。まずアメリカで本機能の提供を開始する予定。
また現状では「Alexa、Adeleのファーストアルバムは?」「Alexa、それを再生して」といったように、ウェイクワードをそのたびごとに入れて会話する必要があるが、文脈理解能力を向上させることで、こうしたやり取りをよりスムーズに行えるようになるとのこと。
文脈の理解もさらに高まる。これにより「Alexa、シアトルの天気は?」に続けて「今週末はどう?」と聞いたりできるようになる。さらに「Alexa、ポートランドの天気は?」と聞いたあとに「そこに行くにはどのくらいの時間がかかる?」といったように、テーマがが途中で変わっても文脈を理解できるという。本機能はアメリカ、イギリス、ドイツから提供を開始する。
そのほか、メモリー機能もアメリカで近日中に提供予定。「Alexa、ショーンの誕生日は6月20日だと覚えておいて」と言えばそれをAlexaが記憶し、あとからそうした記憶を訊ねることができるようになる。