認証取得による品質の高さをアピール
「DisplayHDR認証でHDR本来の美しさを届ける」。フィリップスが4Kディスプレイ発表会
フィリップスのディスプレイ製品の日本販売総代理店を務めるMMD Singapore Pte Ltd.は、5月25日より発売する42.5型 4KHDR対応PCディスプレイ「436M6VBPAB/11」「436M6VBRAB/11」の発表会を開催。製品の実機を披露した。
「436M6VBPAB/11」「436M6VBRAB/11」は、VESA(ビデオエレクトロニクス規格協会)が策定したディスプレイのHDR認証制度「DisplayHDR」を取得した、日本初のPCディスプレイ(関連ニュース)。「436M6VBPAB/11」は“DisplayHDR 1000”を取得しており最大輝度は1,000cd/m2、「436M6VBRAB/11」は“DisplayHDR 400”を取得しており最大輝度は450cd/m2となっている。
DisplayHDRは2017年にVESAによって策定されたディスプレイ用のHDR認証制度。最大輝度1,000cd/m2の“DisplayHDR 1000”、最大輝度600cd/m2の“DisplayHDR 600”、最大輝度400cd/m2の“DisplayHDR 400”の3種類が存在し、それぞれ達成すべき色域やコントラスト比が厳密に定められている。策定にはフィリップスも携わっており、いち早く認証取得製品を開発できた要因にもなっている。なお基本的にハードウェア性能に対する認証であり、HDR10やHLGなどの規格とは異なる。そのため例えば“DisplayHDRで収録した映像作品”といったものが存在するわけではない。
なお、DisplayHDRの認証条件となっているため、HDR10に対応。ドルビービジョンには非対応となっている。また、「Ultra HD Premium」にも準拠しており、メニュー画面よりDisplayHDRモードとUltra HD Premiumモードの切り替えが可能となっている。
色域は両モデルともBT.709を100%、DCI-P3を97.6%以上カバーし、10bit階調表示にも対応。上位モデル436M6VBPAB/11に関しては32分割のローカルディミングも行っているという。
映像入力端子としては、436M6VBPAB/11がHDMI 2.0/Display Port 1.2/Mini-Display Port1.2/USB Type-C端子、436M6VBRAB/11がHDMI2.0/Display Port 1.2/USB Type-C/D-sub 15ピン端子をそれぞれ内蔵。ケーブルの相性問題等トラブルを低減する目的から、それぞれの入力端子に対応したケーブルが全種類付属する。
その他、ゲームなどで重要となる応答速度は最速4ms、7W×2のスピーカーやヘッドホン端子も搭載。再生中のコンテンツに合わせ明滅し、没入度を高めるLED「ambiglow」も内蔵している。
同社日本事務所の川口氏は、「日本においてフィリップスといえば、シェーバーや電動歯ブラシ、白物家電メーカーとしてのイメージを強く持たれているが、本来はテレビなど黒物家電やCDなどのメディア、MRI装置のような医療機器まで手がける総合ブランドだ」と説明。液晶ディスプレイの分野においても、ディスプレイ単体販売では世界4位のシェアを誇り、日本国内においても2017年には36万台を超える販売実績を残してシェア第2位を築いていると説明した。
市場における同社ディスプレイの強みは、パネル、バックライト、本体すべてに5年保証をつけるほどの品質への自信と、オフィス向け小型モデルや独自の技術を駆使したブルーライトカットモデルなど、多種多様なニーズに対応する製品ラインナップ。2018年の製品ラインナップについてフィリップスは、HDR対応製品に力を入れていく方針だという。
川口氏は「DisplayHDRは認定基準が厳しく、それを通過した製品をいち早く市場に出すことでHDR本来の美しさをより多くの人に楽しんでもらいたい」として、HDRコンテンツを配信する動画ストリーミングサービスの視聴や、HDR対応タイトルを徐々に増やしているビデオゲーム用途での需要を見込んでいると語った。また、“DisplayHDR 600”に対応するモデルの発売に関しても検討段階にあるとのことだ。
「436M6VBPAB/11」「436M6VBRAB/11」は、VESA(ビデオエレクトロニクス規格協会)が策定したディスプレイのHDR認証制度「DisplayHDR」を取得した、日本初のPCディスプレイ(関連ニュース)。「436M6VBPAB/11」は“DisplayHDR 1000”を取得しており最大輝度は1,000cd/m2、「436M6VBRAB/11」は“DisplayHDR 400”を取得しており最大輝度は450cd/m2となっている。
DisplayHDRは2017年にVESAによって策定されたディスプレイ用のHDR認証制度。最大輝度1,000cd/m2の“DisplayHDR 1000”、最大輝度600cd/m2の“DisplayHDR 600”、最大輝度400cd/m2の“DisplayHDR 400”の3種類が存在し、それぞれ達成すべき色域やコントラスト比が厳密に定められている。策定にはフィリップスも携わっており、いち早く認証取得製品を開発できた要因にもなっている。なお基本的にハードウェア性能に対する認証であり、HDR10やHLGなどの規格とは異なる。そのため例えば“DisplayHDRで収録した映像作品”といったものが存在するわけではない。
なお、DisplayHDRの認証条件となっているため、HDR10に対応。ドルビービジョンには非対応となっている。また、「Ultra HD Premium」にも準拠しており、メニュー画面よりDisplayHDRモードとUltra HD Premiumモードの切り替えが可能となっている。
色域は両モデルともBT.709を100%、DCI-P3を97.6%以上カバーし、10bit階調表示にも対応。上位モデル436M6VBPAB/11に関しては32分割のローカルディミングも行っているという。
映像入力端子としては、436M6VBPAB/11がHDMI 2.0/Display Port 1.2/Mini-Display Port1.2/USB Type-C端子、436M6VBRAB/11がHDMI2.0/Display Port 1.2/USB Type-C/D-sub 15ピン端子をそれぞれ内蔵。ケーブルの相性問題等トラブルを低減する目的から、それぞれの入力端子に対応したケーブルが全種類付属する。
その他、ゲームなどで重要となる応答速度は最速4ms、7W×2のスピーカーやヘッドホン端子も搭載。再生中のコンテンツに合わせ明滅し、没入度を高めるLED「ambiglow」も内蔵している。
同社日本事務所の川口氏は、「日本においてフィリップスといえば、シェーバーや電動歯ブラシ、白物家電メーカーとしてのイメージを強く持たれているが、本来はテレビなど黒物家電やCDなどのメディア、MRI装置のような医療機器まで手がける総合ブランドだ」と説明。液晶ディスプレイの分野においても、ディスプレイ単体販売では世界4位のシェアを誇り、日本国内においても2017年には36万台を超える販売実績を残してシェア第2位を築いていると説明した。
市場における同社ディスプレイの強みは、パネル、バックライト、本体すべてに5年保証をつけるほどの品質への自信と、オフィス向け小型モデルや独自の技術を駆使したブルーライトカットモデルなど、多種多様なニーズに対応する製品ラインナップ。2018年の製品ラインナップについてフィリップスは、HDR対応製品に力を入れていく方針だという。
川口氏は「DisplayHDRは認定基準が厳しく、それを通過した製品をいち早く市場に出すことでHDR本来の美しさをより多くの人に楽しんでもらいたい」として、HDRコンテンツを配信する動画ストリーミングサービスの視聴や、HDR対応タイトルを徐々に増やしているビデオゲーム用途での需要を見込んでいると語った。また、“DisplayHDR 600”に対応するモデルの発売に関しても検討段階にあるとのことだ。