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スポンサー支援で基本合意

パイオニア、総額500-600億円を香港ファンドより調達

公開日 2018/09/12 12:27 編集部:押野 由宇
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パイオニア(株)は、9月12日開催の取締役会決議に基づき、ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア(BPEA)傘下のKamerig B.V.との間で、スポンサー支援に関する基本合意書を締結したことを発表した。これにより、パイオニア(株)が総額500億〜600億円を目処に出資を受けることとなる。

この度の締結について、パイオニア(株)では全社的な経営改善計画やOEM事業の抜本的な見直し施策の検討を進めてきたが、同社に対する出資等を通じた資金提供を含む支援を行うスポンサーを新たに選定し、その資金提供等により、足下の資金繰り・キャッシュフローの正常化、既存借入金の返済資金および今後の成長投資のための資金の確保等を実現し、同社の抱える事業・財務面での課題の早期かつ抜本的な解決を図ることが、安定的な事業継続にとって最善の選択肢であるとの結論に至ったと説明している。

Kamerig B.V.は、BPEAが投資上のアドバイスを提供するファンド子会社。BPEAは、合計160億米ドル超の運用資産を有する7つのファンドに対し投資上のアドバイスを提供する、国際的なリーディング・プライベート・エクイティ・ファームであり、その関連ファンドは1997年以来、世界で40社以上の企業に投資している。

パイオニア(株)が総額500億〜600億円を目処に、Kamerig B.V.またはその支配する事業体を割当先として、普通株式または議決権を有する優先株式(普通株式を対価とする取得請求権を含む)を発行。Kamerig B.V.がこれを引き受け、同額を出資する。

またKamerig B.V.は、本基本合意書の締結と合わせて、2018年9月18日に、総額250億円の融資をパイオニア(株)に対して実行。これをパイオニア(株)の運転資金や既存借入金への返済に充当することに合意している。

なお、本基本合意書の締結が2019年3月期連結決算に与える影響は「現時点で未定だが、確定次第公表する」としている。

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