FPSの平面駆動ワイヤレスにも注目
<ヘッドホン祭>音茶楽が新モデル「Flat4-楓III」披露/くみたてLab「KL-Focus」/旭化成の新構造ケーブル
本日10月27日・28日の2日間、東京・中野サンプラザで開催されている「秋のヘッドホン祭2018」。本稿では14Fの出展内容を中心に、様々なブースの模様を紹介していく。
■音茶楽は「Flat4-楓III」「Flat4-緋楓III」を出展
音茶楽は、現在開発中のイヤホン「Flat4-楓III」「Flat4-緋楓III」を出展していた。楓シリーズの3世代目にあたるモデルで、現在開発中。発売日・価格はともに未定だ。
名称の通り、楓材をセンターキャビネットに採用、表面に拭き漆加工を施すことで響きを調整したという。「楓III」と「緋楓III」の違いは、ハウジングの上にある、特徴的な位相補正チューブの色と長さ。「楓III」は外耳道長が標準サイズのユーザー向けで、28mm。色は黒だ。「緋楓III」は外耳道長が長めの方に向いており、30mm。色は赤となっている。ブースでは聴き比べを行うこともできた。
ほかにも、センターキャビネット内部に音の反射を防ぐ溝を設けたり、振動板も改良したりなど、様々な工夫が施されている。
■くみたてLabはシーンによって音を調整できる新製品「KL-Focus」
くみたてLabの目玉は、ヘッドホン祭にあわせて発売したカスタムIEM「KL-Focus(フォーカス)」。4段階の低域切り替え機能「シーンコントロールシステム」を搭載しているのが最大の特徴だ。価格は170,000円(税込)。
低域に2基、中域に2基、高域に1基のBAドライバーを搭載する、5ドライバー3ウェイ構成のカスタムIEM。シーンコントロールシステムにより低域バランスを調整し、「様々なシーンに“焦点”を合わせる」ことをコンセプトとしている。おすすめの音楽ジャンルはEDM、ポップス、R&B、ジャズ、テクノなどとのこと。
■平面駆動のワイヤレスヘッドホン、Powered HEADSPEAKER
FPSは、平面駆動ドライバーを搭載したBluetoothヘッドホン「Powered HEADSPEAKER」を展示した。φ60mmのフラットパネルドライバーをハウジングに備えており、平面駆動ドライバーに最適化したDSPを内蔵している。
Bluetoothはバージョン4.2に対応。コーデックはaptX LLにも対応している。また特筆すべきは連続駆動時間で、約20時間の連続再生が可能となっている。本体色はブラックとホワイトを用意している。
■旭化成の伸縮する電線「ロボ電」
旭化成は、世界に先駆けて実用化した伸縮電線「ロボ電」を展示していた。
ロボ電は通常のケーブルとは異なり、柔らかく、可動する外部被覆を採用。導体線はらせん構造となっている。中央の弾性体も伸縮性を備えている。このため伸縮や屈曲に強く、伸ばしても信号特性が落ちない。
このロボ電は、ウェアラブルデバイスや衣服など様々なものに活用できるが、今回ヘッドホン祭に出展したのは、これをUSBケーブルやイヤホンケーブルなどに応用することをアピールするため。ロボ電を使えば、これまでにないかたちのケーブルが実現しそうだ。
■iBassoは「DX200」を出展
iBasso AudioのDAP新モデル「DX200」も出展されていた。公式サイトでは108,000円で販売している。
DX200はDX150と同様、アンプモジュールを交換することで様々な端子や出力に対応することができる製品。DACにはES9028PROを2基搭載している。出力は3.5mmアンバランスと2.5mmバランス、同軸デジタル(ラインと兼用)、光デジタル。4.2インチのIPS液晶、4400mAhのバッテリーなども備えている。
■パイオニアは「Stellanova」をアピール
パイオニアは、ハイレゾ音源も非圧縮でワイヤレス再生可能な小型コンポ「Stellanova」をアピールしていた。USB DACアンプ「APS-DA101J」、ワイヤレスユニット「APS-WF02J」、そしてハイレゾ対応スピーカー「APS-SP101J」の3点から構成されるシステムで、それぞれ単品販売もされている。
USB DACアンプ「APS-DA101J」にはヘッドホン出力も備わっているので、スピーカーではなくヘッドホンで音楽を聴くこともできる。
■1MORE
1MOREは、ゲーミングヘッドセット「H1006」を出展していた。ゲーミングヘッドホンとして使えることはもちろん、米nx社の技術をヘッドホンとしては初めて搭載し、ヘッドホンを装着した状態で頭を動かすと、その位置情報をトラッキング。頭の向きなどにあわせて瞬時に定位が変わる。VRコンテンツとの相性も良さそうだ。
イヤホンでは、「iBFree Sport 」なども出展。IPX6相当の防水性能を備えており、人間工学に基づいたデザインを採用。カラーバリエーションが豊富なことも特徴となる。
■DITAは「Fealty/Fidelity」のTwinsを紹介
取り扱いがエスネクストに移ったDITAは、“Twins”シリーズの「Fealty」「Fidelity」をメインに展示していた。いずれもPET(ポリエチレン・テレフタレート)とPEN(ポリエチレン・ナフタレート)の混合素材を用いたドライバーを搭載。また「チューンド・アコースティック・チャンバー」による低域表現もアピールしていた。
■フォトレポート
そのほかのブースについても、フォトレポート形式でお伝えする。
■音茶楽は「Flat4-楓III」「Flat4-緋楓III」を出展
音茶楽は、現在開発中のイヤホン「Flat4-楓III」「Flat4-緋楓III」を出展していた。楓シリーズの3世代目にあたるモデルで、現在開発中。発売日・価格はともに未定だ。
名称の通り、楓材をセンターキャビネットに採用、表面に拭き漆加工を施すことで響きを調整したという。「楓III」と「緋楓III」の違いは、ハウジングの上にある、特徴的な位相補正チューブの色と長さ。「楓III」は外耳道長が標準サイズのユーザー向けで、28mm。色は黒だ。「緋楓III」は外耳道長が長めの方に向いており、30mm。色は赤となっている。ブースでは聴き比べを行うこともできた。
ほかにも、センターキャビネット内部に音の反射を防ぐ溝を設けたり、振動板も改良したりなど、様々な工夫が施されている。
■くみたてLabはシーンによって音を調整できる新製品「KL-Focus」
くみたてLabの目玉は、ヘッドホン祭にあわせて発売したカスタムIEM「KL-Focus(フォーカス)」。4段階の低域切り替え機能「シーンコントロールシステム」を搭載しているのが最大の特徴だ。価格は170,000円(税込)。
低域に2基、中域に2基、高域に1基のBAドライバーを搭載する、5ドライバー3ウェイ構成のカスタムIEM。シーンコントロールシステムにより低域バランスを調整し、「様々なシーンに“焦点”を合わせる」ことをコンセプトとしている。おすすめの音楽ジャンルはEDM、ポップス、R&B、ジャズ、テクノなどとのこと。
■平面駆動のワイヤレスヘッドホン、Powered HEADSPEAKER
FPSは、平面駆動ドライバーを搭載したBluetoothヘッドホン「Powered HEADSPEAKER」を展示した。φ60mmのフラットパネルドライバーをハウジングに備えており、平面駆動ドライバーに最適化したDSPを内蔵している。
Bluetoothはバージョン4.2に対応。コーデックはaptX LLにも対応している。また特筆すべきは連続駆動時間で、約20時間の連続再生が可能となっている。本体色はブラックとホワイトを用意している。
■旭化成の伸縮する電線「ロボ電」
旭化成は、世界に先駆けて実用化した伸縮電線「ロボ電」を展示していた。
ロボ電は通常のケーブルとは異なり、柔らかく、可動する外部被覆を採用。導体線はらせん構造となっている。中央の弾性体も伸縮性を備えている。このため伸縮や屈曲に強く、伸ばしても信号特性が落ちない。
このロボ電は、ウェアラブルデバイスや衣服など様々なものに活用できるが、今回ヘッドホン祭に出展したのは、これをUSBケーブルやイヤホンケーブルなどに応用することをアピールするため。ロボ電を使えば、これまでにないかたちのケーブルが実現しそうだ。
■iBassoは「DX200」を出展
iBasso AudioのDAP新モデル「DX200」も出展されていた。公式サイトでは108,000円で販売している。
DX200はDX150と同様、アンプモジュールを交換することで様々な端子や出力に対応することができる製品。DACにはES9028PROを2基搭載している。出力は3.5mmアンバランスと2.5mmバランス、同軸デジタル(ラインと兼用)、光デジタル。4.2インチのIPS液晶、4400mAhのバッテリーなども備えている。
■パイオニアは「Stellanova」をアピール
パイオニアは、ハイレゾ音源も非圧縮でワイヤレス再生可能な小型コンポ「Stellanova」をアピールしていた。USB DACアンプ「APS-DA101J」、ワイヤレスユニット「APS-WF02J」、そしてハイレゾ対応スピーカー「APS-SP101J」の3点から構成されるシステムで、それぞれ単品販売もされている。
USB DACアンプ「APS-DA101J」にはヘッドホン出力も備わっているので、スピーカーではなくヘッドホンで音楽を聴くこともできる。
■1MORE
1MOREは、ゲーミングヘッドセット「H1006」を出展していた。ゲーミングヘッドホンとして使えることはもちろん、米nx社の技術をヘッドホンとしては初めて搭載し、ヘッドホンを装着した状態で頭を動かすと、その位置情報をトラッキング。頭の向きなどにあわせて瞬時に定位が変わる。VRコンテンツとの相性も良さそうだ。
イヤホンでは、「iBFree Sport 」なども出展。IPX6相当の防水性能を備えており、人間工学に基づいたデザインを採用。カラーバリエーションが豊富なことも特徴となる。
■DITAは「Fealty/Fidelity」のTwinsを紹介
取り扱いがエスネクストに移ったDITAは、“Twins”シリーズの「Fealty」「Fidelity」をメインに展示していた。いずれもPET(ポリエチレン・テレフタレート)とPEN(ポリエチレン・ナフタレート)の混合素材を用いたドライバーを搭載。また「チューンド・アコースティック・チャンバー」による低域表現もアピールしていた。
■フォトレポート
そのほかのブースについても、フォトレポート形式でお伝えする。