通期業績も上方修正
シャープ2Qは売上・利益共に好調、下期は8K/AIoTで「量から質」転換を鮮明に
シャープ(株)は、2018年度第2四半期と上半期の業績を発表した。連結業績予想についても利益の上方修正を行った。
上半期の連結業績は、売上げが1兆1,290億円(前年同期比1.2%増)、営業利益は470億円(同15.9%増)、純利益は409億円(同17.8%増)だった。
同社は現在、「量から質へ」の転換を掲げている。また第2四半期は台風による物流の影響などもあった中、売上げ、利益も前年同期を上回った。
セグメント別の売上げを見ると、テレビやディスプレイなどが含まれる「アドバンスディスプレイシステム」部門の売上げは、前年同期比12.1%減だった。一方で各種モジュールやセンサーなどを展開する「IoTエレクトロデバイス」部門が25.1%増と好調で、全体の売上げを牽引した。
ただし営業利益ベースでは、IoTエレクトロデバイス部門は第2四半期単体では赤字となり、上期合計でも2億円の黒字と、ほぼブレークイーブンにとどまった。アドバンスディスプレイシステム部門は、売上げこそ減ったものの、営業利益は16.1%増の190億円を確保した。また、白物家電を手がけるスマートホーム部門も233億円の営業利益を稼いだ。
このような結果から同社は、「中期経営計画は順調に進捗している」と評価。また「下期の売上高は上期から大きく伸張する見込み」としている。
この結果に伴い、今年4月に発表した通期の業績予想を修正。売上げ予想は2兆6,900億円と前回予想から下げたものの、営業利益は1,100億円から1,200億円へ、純利益も800億円から900億円へと上方修正した。
下期については、「8KとAIoTを軸に、量から質へ転換を進める」ことを全世界的なテーマとして掲げる。国内や欧州ではAQUOS 8Kを大きく展開していくほか、中国においては同社会長の戴正呉氏が自ら指揮し、量から質への転換を進めるという。具体的には、8KやAIoTを活用したテレビの高付加価値化を行う。
上半期の連結業績は、売上げが1兆1,290億円(前年同期比1.2%増)、営業利益は470億円(同15.9%増)、純利益は409億円(同17.8%増)だった。
同社は現在、「量から質へ」の転換を掲げている。また第2四半期は台風による物流の影響などもあった中、売上げ、利益も前年同期を上回った。
セグメント別の売上げを見ると、テレビやディスプレイなどが含まれる「アドバンスディスプレイシステム」部門の売上げは、前年同期比12.1%減だった。一方で各種モジュールやセンサーなどを展開する「IoTエレクトロデバイス」部門が25.1%増と好調で、全体の売上げを牽引した。
ただし営業利益ベースでは、IoTエレクトロデバイス部門は第2四半期単体では赤字となり、上期合計でも2億円の黒字と、ほぼブレークイーブンにとどまった。アドバンスディスプレイシステム部門は、売上げこそ減ったものの、営業利益は16.1%増の190億円を確保した。また、白物家電を手がけるスマートホーム部門も233億円の営業利益を稼いだ。
このような結果から同社は、「中期経営計画は順調に進捗している」と評価。また「下期の売上高は上期から大きく伸張する見込み」としている。
この結果に伴い、今年4月に発表した通期の業績予想を修正。売上げ予想は2兆6,900億円と前回予想から下げたものの、営業利益は1,100億円から1,200億円へ、純利益も800億円から900億円へと上方修正した。
下期については、「8KとAIoTを軸に、量から質へ転換を進める」ことを全世界的なテーマとして掲げる。国内や欧州ではAQUOS 8Kを大きく展開していくほか、中国においては同社会長の戴正呉氏が自ら指揮し、量から質への転換を進めるという。具体的には、8KやAIoTを活用したテレビの高付加価値化を行う。