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4K/8K放送が始まる2018年12月から

アリオン、8K/10K映像出力対応の次世代規格「HDMI 2.1」の試験サービスを提供開始

公開日 2018/11/27 12:18 編集部:川田菜月
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アリオン(株)は、4K/8Kの地上波放送が開始する2018年12月より、8K/10K映像の信号出力に対応した次世代規格「HDMI 2.1」関する試験の提供開始を発表した。

8K/10K映像出力対応の次世代映像規格「HDMI 2.1」の試験サービスを提供開始

HDMI 2.1はFRL(Fixed Rate Link)技術により最大18Gbpsを上回る最大48Gbpsでの信号伝送が可能な次世代の映像通信規格。これにより、4K/8K/10Kなどの高解像度映像や、120Hzといった高リフレッシュレートでの映像伝送が可能となる。

他にも、輝度や色域をコントロールできる「ダイナミックHDR」や、8ch-192kHz LPCMまでのマルチチャンネルオーディオをサポートするARC拡張機能「eARC」(enhanced ARC)、映像のタイムラグやティアリングを低減するリフレッシュレート可変機能「VRR」(Variable Refresh Rate)など、従来規格から様々な面で機能向上が図られている。

今回アリオンでは、HDMI 2.1 FRLの実力試験/HDMI 2.1 eARC認証試験の実施/Ultra High Speed HDMI Cable(Category 3)の実力試験/規格導入に関する技術コンサルティングといった、HDMI 2.1に対応した8K/10K映像の評価環境による試験サービスを提供する。

2018年12月1日から国内で4K/8K映像の地上波放送が開始することもあり、新規格のHDMI 2.1に注目が集まる中、試験実施には莫大な設備投資が必要でメーカー独自で行うには難しい状況にあるという。同社は本サービスの提供により国内各メーカーが設備投資なくHDMI 2.1関連試験を適切に実施でき、製品品質の面で国際的な競争力をより強化できるとしている。

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