秋葉原電気街振興会「新年交歓会」開催
さまざまな変遷を遂げた「秋葉原電気街」、情報発信基地としての役割にさらなる期待
秋葉原電気街振興会は1月9日、賛助会員および関連企業が集う毎年恒例の「新年交歓会」を開催した。
冒頭の挨拶に登壇したのは、同会会長である株式会社オノデン 代表取締役社長の小野一志氏。年末年始の秋葉原電気街の市況を振り返り、「パソコン関連やイヤホン・ヘッドホン、ブルーレイディスクレコーダー、炊飯器などが好調、いい商戦でした」と語った。
秋葉原電気街振興会の昨年の取り組みも紹介。春・夏・冬と年3回開催する「電気街まつり」では、夏に『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』と、冬に『ソードアート・オンライン アリシゼーション』とタイアップしたコラボキャンペーンを展開した。「これまで女性タレントグループのお力を借りて来ましたが、アニメ作品とのタイアップは初の試み。若いお客様の取り込みを狙いました」。安全・安心への対策では、中央通りの防犯カメラを33台を老朽化に伴い更新。より鮮明な画像の撮影が可能になり、防犯に奏功するという。
消費税増税を控える2019年は、「小売業にとって大変な1年になる」と警戒。「駆け込み需要が発生し、増税後に市況が落ち込むことが予測されます。今年の夏の電気街まつりは一層重要な位置付けになる。増税後はエコポイント制度の実施も期待され、エアコンや冷蔵庫の販売をなんとか盛り上げたい」とした。昨年12月から衛星放送が開始された4K8Kの関連商品には大きな期待を寄せ、「店頭での体験を推進し、普及に努めたい」とし、「年末の冬の電気街まつりも力いっぱい頑張っていく」と意欲を燃やしている。
もうすぐ終わる平成の時代を振り返り、「電気業界にとっては決して順風満帆ではなかった」と小野氏。平成2年に誕生したラオックス ザ・コンピュータ館、平成7年のWindows'95に象徴されるパソコン商材の盛り上がりに、「Windows'95発売時の行列を見た衝撃は生涯忘れられない。あの日から秋葉原はパソコンの街に変わった。その頃が電気街の販売のピークだったと思います」。
「平成17年のつくばEX開通と、それに伴う秋葉原駅前の再開発も家電流通に変化をもたらしました。NEBAが解散して小さなお店が消えていき、郊外の大型家電量販店が強くなった。秋葉原は一方で“萌え”の文化が広がる街となりました。その後は、インバウンドのお客様が増加、日本のお客様も都心回帰で増加して活気付いています。電気街がより発展していきますよう、皆様と力を合わせて参りたいと思います」と締めくくった。
ソニーコンスーマーセールス株式会社 代表取締役社長 芝本一人氏も登壇し、「AVは4K8K放送の開始で大型テレビやブルーレイディスクレコーダー、シアター商品が1月も好調、楽しみです。若者のテレビ離れと言われますが、ネット上にある4Kコンテンツの視聴、またIoT化によってテレビがリビングの中心となることが期待されるなど、新たな局面で便利さをアピールしたい。皆様と一緒に情報発信したい。ライフスタイルを変える商品や、新たなサービスの提案など、手を取り合って盛り上げたいと思います」と語った。
続いて登壇した東芝コンシューママーケティング株式会社 取締役社長の安武浩一氏は、「秋葉原は可能性をもち、大きな変化に対応する街。今年はまた新しい秋葉原に変わっていく1年になり、その準備を皆さんと進め、盛り上げて行きたいと思います」と語った。
中締めの挨拶に登壇したパナソニックコンシューマーマーケティング株式会社 代表取締役社長の吉清和芳氏は、入社直後に秋葉原地域を担当したと懐かしく振り返りながら、「秋葉原の再開発が進み、また新たな魅力が発揮されることに期待。皆様に愛され、新しい発見のある情報発信基地として、さらなる発展を願います。お客様のお役立ちに貢献できますよう、一層努力して参ります」と語った。
会の中盤では、秋葉原電気街のキャラクター「アキベア (AKIBeAr)」も登場。AKIBAのAの形をしたシルエットと、胸に刻まれたイナズマがトレードマークだという。イベントなどへ積極的に登場するべく、起用が呼びかけられた。
さまざまな様相を見せ、時代とともに変わってきた秋葉原電気街。交歓会への出席メンバーの顔ぶれも年々同じではなく、オーディオ関連企業の出席者はめっきり少なくなりIT関連のさまざまな企業が増えてきたと見受けられる。これからのIoT時代、「黒物」「白物」といった垣根を超え、家電はさまざまな形でライフスタイルに深く関わる存在になるであろう。そこにはさまざまな業種の企業が関わってくる。そうしたことが伺われる交歓会であった。
冒頭の挨拶に登壇したのは、同会会長である株式会社オノデン 代表取締役社長の小野一志氏。年末年始の秋葉原電気街の市況を振り返り、「パソコン関連やイヤホン・ヘッドホン、ブルーレイディスクレコーダー、炊飯器などが好調、いい商戦でした」と語った。
秋葉原電気街振興会の昨年の取り組みも紹介。春・夏・冬と年3回開催する「電気街まつり」では、夏に『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』と、冬に『ソードアート・オンライン アリシゼーション』とタイアップしたコラボキャンペーンを展開した。「これまで女性タレントグループのお力を借りて来ましたが、アニメ作品とのタイアップは初の試み。若いお客様の取り込みを狙いました」。安全・安心への対策では、中央通りの防犯カメラを33台を老朽化に伴い更新。より鮮明な画像の撮影が可能になり、防犯に奏功するという。
消費税増税を控える2019年は、「小売業にとって大変な1年になる」と警戒。「駆け込み需要が発生し、増税後に市況が落ち込むことが予測されます。今年の夏の電気街まつりは一層重要な位置付けになる。増税後はエコポイント制度の実施も期待され、エアコンや冷蔵庫の販売をなんとか盛り上げたい」とした。昨年12月から衛星放送が開始された4K8Kの関連商品には大きな期待を寄せ、「店頭での体験を推進し、普及に努めたい」とし、「年末の冬の電気街まつりも力いっぱい頑張っていく」と意欲を燃やしている。
もうすぐ終わる平成の時代を振り返り、「電気業界にとっては決して順風満帆ではなかった」と小野氏。平成2年に誕生したラオックス ザ・コンピュータ館、平成7年のWindows'95に象徴されるパソコン商材の盛り上がりに、「Windows'95発売時の行列を見た衝撃は生涯忘れられない。あの日から秋葉原はパソコンの街に変わった。その頃が電気街の販売のピークだったと思います」。
「平成17年のつくばEX開通と、それに伴う秋葉原駅前の再開発も家電流通に変化をもたらしました。NEBAが解散して小さなお店が消えていき、郊外の大型家電量販店が強くなった。秋葉原は一方で“萌え”の文化が広がる街となりました。その後は、インバウンドのお客様が増加、日本のお客様も都心回帰で増加して活気付いています。電気街がより発展していきますよう、皆様と力を合わせて参りたいと思います」と締めくくった。
ソニーコンスーマーセールス株式会社 代表取締役社長 芝本一人氏も登壇し、「AVは4K8K放送の開始で大型テレビやブルーレイディスクレコーダー、シアター商品が1月も好調、楽しみです。若者のテレビ離れと言われますが、ネット上にある4Kコンテンツの視聴、またIoT化によってテレビがリビングの中心となることが期待されるなど、新たな局面で便利さをアピールしたい。皆様と一緒に情報発信したい。ライフスタイルを変える商品や、新たなサービスの提案など、手を取り合って盛り上げたいと思います」と語った。
続いて登壇した東芝コンシューママーケティング株式会社 取締役社長の安武浩一氏は、「秋葉原は可能性をもち、大きな変化に対応する街。今年はまた新しい秋葉原に変わっていく1年になり、その準備を皆さんと進め、盛り上げて行きたいと思います」と語った。
中締めの挨拶に登壇したパナソニックコンシューマーマーケティング株式会社 代表取締役社長の吉清和芳氏は、入社直後に秋葉原地域を担当したと懐かしく振り返りながら、「秋葉原の再開発が進み、また新たな魅力が発揮されることに期待。皆様に愛され、新しい発見のある情報発信基地として、さらなる発展を願います。お客様のお役立ちに貢献できますよう、一層努力して参ります」と語った。
会の中盤では、秋葉原電気街のキャラクター「アキベア (AKIBeAr)」も登場。AKIBAのAの形をしたシルエットと、胸に刻まれたイナズマがトレードマークだという。イベントなどへ積極的に登場するべく、起用が呼びかけられた。
さまざまな様相を見せ、時代とともに変わってきた秋葉原電気街。交歓会への出席メンバーの顔ぶれも年々同じではなく、オーディオ関連企業の出席者はめっきり少なくなりIT関連のさまざまな企業が増えてきたと見受けられる。これからのIoT時代、「黒物」「白物」といった垣根を超え、家電はさまざまな形でライフスタイルに深く関わる存在になるであろう。そこにはさまざまな業種の企業が関わってくる。そうしたことが伺われる交歓会であった。