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重点商材「4Kテレビ」も展示

東京都電機商業組合「儲かる商談会」、新年賀詞交歓会と同日開催で前年比17%増の136名が出席

公開日 2019/02/01 19:24 Senka21編集部・竹内純
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東京都電機商業組合は1月24日、「第10回 儲かる商品商談会」を全国家電会館で開催した。家電メーカーでの取り扱いがない隙間商材、経営環境やライフタイルが変化する中での新規商材やサービスが組合員に紹介された。

一昨年度まで単独で開催されていたが、組合員の出席率低下や出席者の固定化を打開する目的から、昨年度は「技術講習会」と同日開催することで出席者が前回比で40%以上増加。今年度も「新年賀詞交歓会」と同日に催したことで、引き続き同17%増の136名と狙い通り出席者増を実現した。

前回から17%増となる136名が出席

今回の商談会に参加した出展業者は9社。加えて、パナソニックコンシューマーマーケティング、ソニーコンスーマーセールス、シャープマーケティング、東芝コンシューママーケティング、三菱電機住環境システムズの各社から、販売伸長が期待される重点商材として位置付けられる「4Kテレビ」が展示された。

拡販を期してテレビメーカー各社が4Kテレビを展示。パナソニックは1月に発売された待望の新4K衛星放送チューナー搭載「GX850シリーズ」「GX750シリーズ」を披露

入り口横では、組合から斡旋している「まちのでんきやさん延長保証制度」が初出展。これまでは資料やパンフレットなど紙ベースでの説明にとどまっていたが、説明員が付いて、来場した組合員からの疑問や質問に直接受け答えをすることで、関心・興味を深め、大きな手応えを得た。

初出展で理解を深めた「まちのでんきやさん延長保証制度」

テレビ各社のラインナップの大型化・高付加価値化へのシフトが進む中、安価でユーザーが持ち帰りもできる小型テレビも紹介された。これからの新しいビジネスとして可能性を秘めるサイネージも視野に収める。

初出展となったSHKは、快適な歩行を足裏からサポートするオーダーメイドインソールを紹介。これまで百貨店を中心に展開してきたが、「高年齢のお客様が多く、地域に密着した強みを持つ地域電器店は、健康商材はまさに最適。膝が痛い、腰が痛いなどお客様それぞれの要望に的確なご提案ができます」(同社営業マネジメント部 東日本販売マネージャー・小笠原芳伸氏)と説明する。

第二の心臓と言われる足裏のバランスをサポートするSHKのインソール「ロコモ満足」

個々の足に合わせて足型を取り、寸法を図ってつくるオーダーメイド。価格は129,600円と高単価だが、「体重100sの人が10年使用できますので、決して高い買い物ではないと思います」と訴える。補聴器や各種健康商材への取り組み強化が進む中、注目したい新商材となる。

アイリスオーヤマでは「総合家電メーカーとしてのアイリスオーヤマを広く認識していただきたい」(同社法人営業部 東京営業所 マネージャー・柳谷吉範氏)と4K大型テレビを前面に打ち出した。2016年にエアコン、冷蔵庫、洗濯機と大型家電に新規参入。エアコン、冷蔵庫ではすでに地域店での実績があり、ホームセンターを中心したテレビも、今後の本格展開をアピールした。

大型4Kテレビを展示。白物家電に続きテレビの本格展開を訴えたアイリスオーヤマ

昨年12月9日に終了した東京都の「LED電球交換事業」が大きな成果をあげる中、LED照明器具を中心に出展したオーム電機も「東京都ではLED電球の買い替えが一気に進んだ」(同社電器店事業部・燒晴資氏)と手応えを掴む。さらに、オフィスなどBtoB用途におけるLED照明の買い替えに「まだまだ余地がある」と商機を訴えた。

オーム電機は多彩なLED照明器具を揃え買い替えを訴えた

昨年度に続いて出席者が大幅増となった「儲かる商談会」。福田理事長は、組合員の経営環境の改善や経営活性化へ、組合が企画・提供する催しや勉強会への出席率が滞っていることへの改善を指摘。そうした中で、他の催しとの同時開催するアイデアが奏功。その成果の一端が表れつつあり、商材拡充による実りある成果が期待される。

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