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2020年後半までに対応製品が登場か

VESA、8K以上の映像などに対応した「DisplayPort 2.0」をリリース

公開日 2019/06/27 11:35 編集部:小澤麻実
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VESAは、DisplayPortの新規格「DisplayPort 2.0」をリリースした。データ帯域幅が従来の3倍となる最大77.37Gbpsに拡大。8K以上の映像やAR/VRディスプレイへの対応などが盛り込まれた、2016年3月以来のメジャーアップデートとなる。DisplayPort 2.0を組み込んだ最初の製品は、2020年後半までに市場に登場すると考えられる。

DisplayPort 2.0とこれまでの規格の比較表

データ帯域幅が最大77.37Gbps(20Gbps/レーン)と、バージョン1.4aと比較して約3倍に。8K/60Hz(4:4:4)、30bppでHDR10をサポートする初の規格となった。なお下位互換性も備えている。

DisplayPort 2.0の信号は、DisplayPortコネクタに加え、USB typeCコネクタ経由でも「DisplayPort Alt Mode」を使って伝送が可能となる。

シングル/マルチストリーム伝送共通のデータマッピングプロトコルを用意。1つのDisplayPort 2.0コネクタのみ備えたソース機器からでも、ドッキングステーション経由やデイジーチェーン接続されたディスプレイに向けて信号伝送を行える。

シングルディスプレイの場合、映像ストリームを圧縮転送する「Display Stream Compression(DSC)」を使って16K (15360×8460) ディスプレイに60Hz/30bpp 4:4:4 HDRの信号伝送が可能。

デュアルディスプレイの場合、2つの8K (7680×4320)ディスプレイに120Hz/30 bpp 4:4:4 HDR (with DSC)信号の伝送が可能。

トリプルディスプレイの場合、3つの10K (10240×4320) ディスプレイに60Hz/30bpp 4:4:4 HDR (with DSC)信号伝送が可能だ。

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