再生帯域拡大で“最強の重低音再生”
Skullcandy、ANC機能&パーソナルサウンド搭載の“震えるヘッドホン”「Crusher ANC」10月25日発売
Skullcandy Japan合同会社は、“震えるヘッドホン”Crusherシリーズの新たなフラグシップモデル「Crusher ANC」を10月25日に発売する。カラーはBlack、Moab Red、Black/Tanの3色で、価格は36,300円(税抜)。
Crusher ANCは、独ベルリンで開催された「IFA 2019」で発表されたヘッドホンで(関連ニュース)、進化したセンサリーベース、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能、ユーザーに最適化したパーソナルサウンドにより、同社の目指す「新次元の深い立体サウンド」を実現するとしている。
本機に搭載する重低音再生技術のセンサリーベースは、低域の再生周波数帯域を10Hz - 200Hzへと大幅に拡大。初代モデル「Crusher Wireless」では45Hz - 75Hz、前モデル「Crusher 360」では20Hz - 100Hzだった。今回のモデルはCrusherシリーズで“最強の重低音再生”を実現したとしている。
φ40mmドライバーを搭載。振動の余韻を最小限に抑えてよりレスポンスの良い低音を鳴らすことを目指し、ダンパー部分に金属バネとシリコン製バネを組み合わせて採用。これにより、振動の余韻で音色がスポイルされることなく、音量を上げても正確で歪みのない低音再生を実現したとしている。
振動の効き具合は、左イヤーカップに搭載する無段階スライダーにより調節可能。従来モデルのユーザーからの声を受けてスライダー部の精度向上も図っており、スムーズに動かすことができ、より直感的な微調整も行えるとしている。
本機では新たにデジタルハイブリッド式のANC機能を搭載。より幅広い帯域で外部ノイズを打ち消すことができ、電車や飛行機の中といった騒音の多い環境下でもクリアな音楽再生を可能にし、センサリーベースによる振動も引き立たせるとしている。左イヤーカップにタッチセンサーを内蔵し、ANC機能のON/OFFが可能。2秒間触れると外音を取り込むこともできる。
そしてCrusher ANCの最大の特徴は、個々人に合わせて音質を最適化するパーソナルサウンドの搭載だ。スウェーデンのaudiodo社の技術を用いており、ヘッドホンでの採用は世界初とのこと。audiodoは「パーソナルサウンド技術でドルビーやTHXのような存在を目指している」としており、本技術の開発にあたって、約20年にわたり研究を行ってきたという。
iOS/Android両対応の専用アプリ「Skullcandy」を用いて、YES/NOで回答していく3分ほどの簡単なテストを行い、左右の耳や音の帯域の高低などユーザーごとの聴こえ方をカーブにして把握。再生する音楽の意図するオーディオカーブに合わせて、特許出願中という独自のアルゴリムズで数十万ポイントにもわたってカーブ全体の調整を図り、リアルタイムに補正をかけてプロファイルを作成する。なお、将来的には調整可能なユーザーインターフェースも検討しているとのこと。
作成されたプロファイルはBluetooth転送され、ヘッドホン側に保存される。そのため一度作成して効果をONにすれば、次回以降はアプリを立ち上げなくてもヘッドホン内蔵のBluetoothチップで実行され、リアルタイムに処理されるという。アプリには複数のプロファイルを保存でき、それぞれのON/OFF設定が可能だ。
audioduo社Vice ChairmanのJonas Lofgren氏は、本技術について「ユーザーそれぞれに最適化したクリアなサウンドを実現することで全体音量を上げずに済むため、消費バッテリーも低く抑えられる。また普段聴く音量より抑えて再生しても鮮明に聴こえるため、耳を守ることもできる。次世代のサウンドソリューションだ」とアピールした。
実際にパーソナルサウンドの設定を行い、音楽を再生しながらON/OFFを試してみると、明らかな違いが実感できた。メディア向け発表会の場で体験したのだが、通常再生では全体的にナチュラルな再生音だったのに対して、パーソナルサウンドをONにするとより立体的に感じられた。筆者の場合は特に中低域あたりで左右で聴こえ方が異なっていたのだが、男性ボーカルの声やベースなどの帯域がぐっと増して近くに感じられ、全体的に明瞭かつリアルな空気感を味わうことができた。
デザインや装着感も一新。ヘッドバンド部分のロゴは鏡面仕上げ、バンド長を調整するスライダーにはPVCコーティングを施し、全体のカラーリングや表面も質感高く仕上げられている。ヘッドバンドの長さ調節を従来よりも長くできるようにしたことで、より日本人の頭にもフィットしやすくなり、柔らかなイヤーパッドとの組み合わせでフィット感を向上、側圧もほどよく高い装着感を実現している。
ヘッドバンド周辺の各部パーツもにもこだわっており、米国デュポン社の素材を採用。ヘッドバンド上部にはHytrelを使用し、ゴム弾性と強固なプラスチックの組み合わせにより耐久性を向上。バンドのスライダーとヒンジ部にはDelrinを、その他のヘッドバンド部品にはCrastinを使用し、折れやすい部分などの強化も図られた。
またスマートトラッカー「Tile」機能も搭載しており、万が一ヘッドホンを紛失した場合でも、最後に接続した場所をマップで表示することなどが可能となる。他にもイヤーカップに備えたボタンを2回押すとSiriやGoogleアシスタントの起動も行える。
Bluetoothはバージョン5.0。コーデックはSBC/AAC/aptXに加えて、新たにaptX HDにも対応した。連続再生時間は約24時間。急速充電対応で10分で4時間の使用も行える。再生周波数帯域は20Hz - 20kHz、インピーダンスは32Ω±15%。本体質量は308g。
またシリーズ初代モデル「Crusher Wireless」の新カラーも同時に発表された。Moab RedtとMoss Oliveの2色で、ヘッドバンドの上部はコーデュロイ素材を使用する。価格は17,800円(税抜)。
Crusher ANCは、独ベルリンで開催された「IFA 2019」で発表されたヘッドホンで(関連ニュース)、進化したセンサリーベース、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能、ユーザーに最適化したパーソナルサウンドにより、同社の目指す「新次元の深い立体サウンド」を実現するとしている。
本機に搭載する重低音再生技術のセンサリーベースは、低域の再生周波数帯域を10Hz - 200Hzへと大幅に拡大。初代モデル「Crusher Wireless」では45Hz - 75Hz、前モデル「Crusher 360」では20Hz - 100Hzだった。今回のモデルはCrusherシリーズで“最強の重低音再生”を実現したとしている。
φ40mmドライバーを搭載。振動の余韻を最小限に抑えてよりレスポンスの良い低音を鳴らすことを目指し、ダンパー部分に金属バネとシリコン製バネを組み合わせて採用。これにより、振動の余韻で音色がスポイルされることなく、音量を上げても正確で歪みのない低音再生を実現したとしている。
振動の効き具合は、左イヤーカップに搭載する無段階スライダーにより調節可能。従来モデルのユーザーからの声を受けてスライダー部の精度向上も図っており、スムーズに動かすことができ、より直感的な微調整も行えるとしている。
本機では新たにデジタルハイブリッド式のANC機能を搭載。より幅広い帯域で外部ノイズを打ち消すことができ、電車や飛行機の中といった騒音の多い環境下でもクリアな音楽再生を可能にし、センサリーベースによる振動も引き立たせるとしている。左イヤーカップにタッチセンサーを内蔵し、ANC機能のON/OFFが可能。2秒間触れると外音を取り込むこともできる。
そしてCrusher ANCの最大の特徴は、個々人に合わせて音質を最適化するパーソナルサウンドの搭載だ。スウェーデンのaudiodo社の技術を用いており、ヘッドホンでの採用は世界初とのこと。audiodoは「パーソナルサウンド技術でドルビーやTHXのような存在を目指している」としており、本技術の開発にあたって、約20年にわたり研究を行ってきたという。
iOS/Android両対応の専用アプリ「Skullcandy」を用いて、YES/NOで回答していく3分ほどの簡単なテストを行い、左右の耳や音の帯域の高低などユーザーごとの聴こえ方をカーブにして把握。再生する音楽の意図するオーディオカーブに合わせて、特許出願中という独自のアルゴリムズで数十万ポイントにもわたってカーブ全体の調整を図り、リアルタイムに補正をかけてプロファイルを作成する。なお、将来的には調整可能なユーザーインターフェースも検討しているとのこと。
作成されたプロファイルはBluetooth転送され、ヘッドホン側に保存される。そのため一度作成して効果をONにすれば、次回以降はアプリを立ち上げなくてもヘッドホン内蔵のBluetoothチップで実行され、リアルタイムに処理されるという。アプリには複数のプロファイルを保存でき、それぞれのON/OFF設定が可能だ。
audioduo社Vice ChairmanのJonas Lofgren氏は、本技術について「ユーザーそれぞれに最適化したクリアなサウンドを実現することで全体音量を上げずに済むため、消費バッテリーも低く抑えられる。また普段聴く音量より抑えて再生しても鮮明に聴こえるため、耳を守ることもできる。次世代のサウンドソリューションだ」とアピールした。
実際にパーソナルサウンドの設定を行い、音楽を再生しながらON/OFFを試してみると、明らかな違いが実感できた。メディア向け発表会の場で体験したのだが、通常再生では全体的にナチュラルな再生音だったのに対して、パーソナルサウンドをONにするとより立体的に感じられた。筆者の場合は特に中低域あたりで左右で聴こえ方が異なっていたのだが、男性ボーカルの声やベースなどの帯域がぐっと増して近くに感じられ、全体的に明瞭かつリアルな空気感を味わうことができた。
デザインや装着感も一新。ヘッドバンド部分のロゴは鏡面仕上げ、バンド長を調整するスライダーにはPVCコーティングを施し、全体のカラーリングや表面も質感高く仕上げられている。ヘッドバンドの長さ調節を従来よりも長くできるようにしたことで、より日本人の頭にもフィットしやすくなり、柔らかなイヤーパッドとの組み合わせでフィット感を向上、側圧もほどよく高い装着感を実現している。
ヘッドバンド周辺の各部パーツもにもこだわっており、米国デュポン社の素材を採用。ヘッドバンド上部にはHytrelを使用し、ゴム弾性と強固なプラスチックの組み合わせにより耐久性を向上。バンドのスライダーとヒンジ部にはDelrinを、その他のヘッドバンド部品にはCrastinを使用し、折れやすい部分などの強化も図られた。
またスマートトラッカー「Tile」機能も搭載しており、万が一ヘッドホンを紛失した場合でも、最後に接続した場所をマップで表示することなどが可能となる。他にもイヤーカップに備えたボタンを2回押すとSiriやGoogleアシスタントの起動も行える。
Bluetoothはバージョン5.0。コーデックはSBC/AAC/aptXに加えて、新たにaptX HDにも対応した。連続再生時間は約24時間。急速充電対応で10分で4時間の使用も行える。再生周波数帯域は20Hz - 20kHz、インピーダンスは32Ω±15%。本体質量は308g。
またシリーズ初代モデル「Crusher Wireless」の新カラーも同時に発表された。Moab RedtとMoss Oliveの2色で、ヘッドバンドの上部はコーデュロイ素材を使用する。価格は17,800円(税抜)。