カロッツェリア、車内外で使える高耐熱・耐寒「タブレットAVシステム」

パイオニアは、カロッツェリアブランドより、クレイドル型の2DINメインユニット「FH-7600SC」と8インチタブレット「SDA-700TAB」を組み合わせた「タブレットAVシステム」を7月に発売する。価格はオープンだが、それぞれ税抜32,000円前後での実売が予想される。

タブレットAVシステムは、優れた耐熱・耐寒性能のタブレットとコンソールにスマートに設置できるクレイドル型のメインユニットを組み合わせた製品で、車内の厳しい環境下でも快適に使用できることが大きな特徴。

通常のタブレットを車内に持ち込んでアプリを利用するというケースが増えているが、高い車内温度などで壊れてしまうなどの可能性がある。SDA-700TABは動作保証温度が−10℃〜60℃、保管温度は−30℃〜80℃という耐久性を持ち、温度変化の激しい車内でも安心して使うことができる。

専用のメインユニットFH-7600SCに取り付けることで、タブレットにインストールした動画・音楽アプリのコンテンツを8インチの画面、そして車載スピーカーで楽しめる。

メインユニットはクレイドル型でタブレットをしっかりと固定し、高さや奥行きを好みの位置に調節できる。またメインユニット取付時にはタブレットは常に充電状態となり、バッテリーの容量を気にせず使用できる。

タブレットはAndroid 9.0を搭載し、CPUはARM Quad core Cortex-A7/1.8GHz。メモリは2GBで、16GBのストレージを内蔵している。8インチタブレットの解像度はWXGA。

ナビアプリを使えば最新の地図でドライブすることも可能。タブレットを取り外せば、後部座席や車の外などで使用できる。あらかじめ動画・音楽コンテンツをダウンロードしておくことで、オフライン利用することもできる。

96kHz/24bit（FLAC）までのハイレゾ音源を44.1kHz/16bitへのダウンサンプリングにより再生可能。タイムアライメント機能や13バンドグラフィックイコライザー機能などのオーディオ機能を搭載する。Bluetooth接続によるワイヤレス再生、ハンズフリー通話にも対応している。

タブレットにプリインストールされている専用アプリ「Pioneer Smart Sync for Tablet」から、オーディオの操作や設定、音質調整などが可能。タブレットの画面にバックカメラの映像を表示できるほか、別売のステアリングリモコンケーブルを用いることで、純正ステアリングリモコンでオーディオ操作も行える。