【特別連載 第4回】Ritek Pro“CG”/「数値が実証する実力差」
高性能光ディスク「Ritek Pro“CG”」。ワンステージ上の性能差を評価データが明らかにする
■技術や徹底した品質・生産管理が品質に結実
かつてマニアやプロ用市場で“いの一番”に指名される高品質の光ディスクとして名を馳せた「That's」。同ブランド撤退の後、数年にわたり後継不在が続いていたが、そこへ今春、磨き抜かれた品質で堂々とデビューを飾った注目の光ディスク、それが「Ritek Pro“CG”」だ。音楽用途を中心としたBtoB市場からの展開となっているが、BtoC市場への早期の展開を待望する声が早くも寄せられている。
徹底した商品開発の成果について、Ritekでは、「Ritek Pro“CG”」(CD-RとDVD-R)と他の3つのブランドの性能をさまざまな評価データを用いて比較することで、優秀性を客観的に明らかとしている。今回はCD-Rの各評価データについて見ていきたい。
まず、記録測定では、安定したディスクの回転や適切に制御されたレーザーパワーなど、ドライブとの相性が見逃せない。テストでは、TEAC「5600」、Pioneer「BDR-209」の2種類のドライブを用いて40倍速で書き込みを行った。Pioneer「BDR-209」では、4種類のディスクともに問題は認められなかったが、TEAC「5600」では、「Brand B」「Brand C」において減速が認められた。
エラー率を比較してみると、TEAC「5600」、Pioneer「BDR-209」のいずれのドライブでも、エラー率が最も低くなったのが「Ritek Pro“CG”」。世界有数の光ディスクメーカーであるRitekの高度な生産技術や専用ラインを用いた徹底した生産管理、品質管理の成果が見事に結実している。再生時の音質を低下させる要因となる、デジタル信号の“タイミングの揺らぎ”を示すジッター値の比較でも、TEAC「5600」、Pioneer「BDR-209」ともに「Ritek Pro“CG”」が最も低い数値を示している。
■長期間にわたり劣化なくアーカイブに最適
次に、機械的特性を比較した数値を見てみよう。ディスクの反りや微妙な厚みの違い、本来あるべきセンターホールと比べた位置のずれは、内部振動音等によりS/Nにも大きく影響を及ぼす。それらを表す「反り値(Tilt RD)」「偏心値(ECC)」の評価データの比較では、「Ritek Pro“CG”」が他の3つのブランドよりも明らかに低い。反りや偏心を抑える成型技術、厳しい精度管理により、物理的にも変形の度合いが極めて低いディスクとなっていることがわかる。
光ディスクへの記録品質を検査する「Plextool」と「CD SPEEDツール」という2つのツールを使用して、Liteonのデュプリケーター「Premium2」で書き込んだ際のそれぞれのエラーレートを比較した結果が次の通り。ここでも、4つの中では「Ritek Pro“CG”」がもっとも安定している。
また、アーカイブメディアとして重要となる期待寿命を推定する「寿命加速試験」では、温度80℃・湿度85%という厳しい加速環境条件下の120時間以上にわたる試験において、「Ritek Pro“CG”」がもっとも安心して長期間にわたり劣化なく使用できるディスクであることが証明された。記録膜をはじめとする各層が記録性能や耐久性に優れ、かつ、劣化しにくい構造であるとともに、それを十分に活かす生産管理が一貫していることの表れと言えるだろう。
印刷比較についても検証が行われている。印刷の乾燥時間(速乾性)、色の明るさ、黒の彩度などの各項目について、ここでも「Ritek Pro“CG”」が他の3ブランドを抑えて最も良好な結果を示しており、プリンターメーカーからも高い評価を集めている。DVD-Rにおいても同様なテストが行われ、CD-R同様の結果が得られている。
次回は、Ritekについて日本でもっとも詳しく理解する人物のひとりである、Ritek製品の日本市場での販売に長年にわたり携わるアールアイジャパン株式会社 代表取締役社長・日野剛氏に、同氏のみぞ知る肌で実感するRitekの強さやエピソードについてご紹介する。
(協力:Ritek)
かつてマニアやプロ用市場で“いの一番”に指名される高品質の光ディスクとして名を馳せた「That's」。同ブランド撤退の後、数年にわたり後継不在が続いていたが、そこへ今春、磨き抜かれた品質で堂々とデビューを飾った注目の光ディスク、それが「Ritek Pro“CG”」だ。音楽用途を中心としたBtoB市場からの展開となっているが、BtoC市場への早期の展開を待望する声が早くも寄せられている。
徹底した商品開発の成果について、Ritekでは、「Ritek Pro“CG”」(CD-RとDVD-R)と他の3つのブランドの性能をさまざまな評価データを用いて比較することで、優秀性を客観的に明らかとしている。今回はCD-Rの各評価データについて見ていきたい。
まず、記録測定では、安定したディスクの回転や適切に制御されたレーザーパワーなど、ドライブとの相性が見逃せない。テストでは、TEAC「5600」、Pioneer「BDR-209」の2種類のドライブを用いて40倍速で書き込みを行った。Pioneer「BDR-209」では、4種類のディスクともに問題は認められなかったが、TEAC「5600」では、「Brand B」「Brand C」において減速が認められた。
エラー率を比較してみると、TEAC「5600」、Pioneer「BDR-209」のいずれのドライブでも、エラー率が最も低くなったのが「Ritek Pro“CG”」。世界有数の光ディスクメーカーであるRitekの高度な生産技術や専用ラインを用いた徹底した生産管理、品質管理の成果が見事に結実している。再生時の音質を低下させる要因となる、デジタル信号の“タイミングの揺らぎ”を示すジッター値の比較でも、TEAC「5600」、Pioneer「BDR-209」ともに「Ritek Pro“CG”」が最も低い数値を示している。
■長期間にわたり劣化なくアーカイブに最適
次に、機械的特性を比較した数値を見てみよう。ディスクの反りや微妙な厚みの違い、本来あるべきセンターホールと比べた位置のずれは、内部振動音等によりS/Nにも大きく影響を及ぼす。それらを表す「反り値(Tilt RD)」「偏心値(ECC)」の評価データの比較では、「Ritek Pro“CG”」が他の3つのブランドよりも明らかに低い。反りや偏心を抑える成型技術、厳しい精度管理により、物理的にも変形の度合いが極めて低いディスクとなっていることがわかる。
光ディスクへの記録品質を検査する「Plextool」と「CD SPEEDツール」という2つのツールを使用して、Liteonのデュプリケーター「Premium2」で書き込んだ際のそれぞれのエラーレートを比較した結果が次の通り。ここでも、4つの中では「Ritek Pro“CG”」がもっとも安定している。
また、アーカイブメディアとして重要となる期待寿命を推定する「寿命加速試験」では、温度80℃・湿度85%という厳しい加速環境条件下の120時間以上にわたる試験において、「Ritek Pro“CG”」がもっとも安心して長期間にわたり劣化なく使用できるディスクであることが証明された。記録膜をはじめとする各層が記録性能や耐久性に優れ、かつ、劣化しにくい構造であるとともに、それを十分に活かす生産管理が一貫していることの表れと言えるだろう。
印刷比較についても検証が行われている。印刷の乾燥時間(速乾性)、色の明るさ、黒の彩度などの各項目について、ここでも「Ritek Pro“CG”」が他の3ブランドを抑えて最も良好な結果を示しており、プリンターメーカーからも高い評価を集めている。DVD-Rにおいても同様なテストが行われ、CD-R同様の結果が得られている。
次回は、Ritekについて日本でもっとも詳しく理解する人物のひとりである、Ritek製品の日本市場での販売に長年にわたり携わるアールアイジャパン株式会社 代表取締役社長・日野剛氏に、同氏のみぞ知る肌で実感するRitekの強さやエピソードについてご紹介する。
(協力:Ritek)
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- Ritek
- アールアイジャパン株式会社(Ri-JAPAN)
- 有限会社ディーアンドエーミュージック(D.&A.MUSIC)