最新サラウンドやゲーミング規格にも対応
マランツ、“HI-FI並み” ステレオ音質目指したAVアンプ「SR6015」。8K対応で約15万円
D&Mホールディングスは、マランツブランドより、8K対応のミドルクラスAVアンプ「SR6015」を9月中旬に発売する。価格は148,000円(税抜)。
「Pureステレオ再生」「リビングのコントロールセンター」「先進の3Dサウンド」をコンセプトに、「リビングルームを“もうひとつ上”のクオリティへ」引き上げることを目指したAVアンプ。
マランツは現在、AVアンプとして9万円の“NRシリーズ”や37万円の「SR8012」、50万円の「AV8805」などをラインナップしているが、NRシリーズが市場No.1シェアを誇るなど高い評価を受けていることもあり、これまで国内ではラインナップがなかったミドルレンジ帯の製品として本機を投入するという。
マランツの高山健一氏は、同社が考えるミドルレンジ機器の用途は、音楽再生に的を絞りつつ、ストリーミングやネットワークオーディオからCDまで幅広くHi-Fiクオリティで楽しみたい「Pure Music Lover」と、オーディオからホームシアター、ゲーム、YouTube再生など、音に関わるコンテンツ全般を高水準のサウンドクオリティで楽しみたい「ハイクオリティ・リビングオーディオ」の2つだと説明する。
続けて高山氏は「昨年発売した『PM7000N』が前者を満たす製品なのに対し、今回のSR6015は後者にアプローチする製品」と語る。
■AVアンプながら「ピュアなステレオ再生」を実現
マランツのサウンドマネージャーを務める尾形好宣氏によれば、マランツではAVアンプを含む全製品において、2chでのステレオ再生をベースに音決めを実施しているのだという。本機を含むAVアンプも例外ではなく、またHi-Fiオーディオで培った高周波対策や音質対策のノウハウが活用されていることもあり、「AVアンプながらステレオでのオーディオ再生においてもピュアなマランツサウンドを楽しめる」としている。
また、マルチチャンネルの再生音は、このステレオ再生能力を“拡張する”かたちで作られているため、ステレオと同様、原音に忠実で透明度の高い音質が維持されているとのこと。
プリアンプはHi-Fiアンプと同様に、独自モジュールHDAM(High Dynamic Amplifier Module)を全チャンネルに搭載する11.2ch電流帰還型プリアンプを搭載。入出力セレクターやボリュームなど、それぞれの機能に特化したカスタムデバイスを用いて信号経路を最短化したことにより、透明感が高く情報量の豊かなサウンドを実現するという。
パワーアンプは全9chを同一回路構成としたフルディスクリートパワーアンプを搭載。アルミ押し出しヒートシンクに基板を取り付けることで放熱性が高く、振動に強い構造となっている。サラウンドバックやハイトスピーカーを1組しか使用していない場合などは、フロントスピーカーをバイアンプ接続にして駆動力をアップさせることも可能だ。
デジタル面では32bitフローティングポイントDSPと、AKMの32bit/8ch DAC「AK4458VN」を、共に2基ずつ搭載。またHDMI入力とネットワークオーディオの音質向上をテーマに、パーツの見直しや基板上のパターン強化、クロックモジュールの振動対策など、これまで以上に入念なサウンドチューニングを行なっており、より立体的な音像、透明感の高い空間表現力を実現したという。
パワーアンプ回路のブロックコンデンサーには、専用開発のカスタムコンデンサー(12,000μF ×2)を搭載。電源トランスは大型のEIコアトランスを採用しており、二層シャーシで強固に固定し、高密度インシュレーターを実装することで振動を低減しているとのこと。またデジタル回路の電源供給には専用のローノイズSMPSを使用し、アナログ回路との相互干渉を排除するとともに、デジタル電源回路の動作周波数を通常の約3倍に高速化し、スイッチングノイズを再生音に影響の及ばない可聴帯域外へシフトしている。
定格出力は110W+110W(8Ω、20Hz-20kHz、THD0.08%)で、実用最大出力は220W(6Ω、1kHz、THD10%、1ch駆動、JEITA)、適合インピーダンスは4-16Ω。S/Nは100dB(IHF-A、ダイレクトモード時)、周波数特性は10-100kHz(+1、-3dB、ダイレクトモード時)となる。
■最新のサラウンドフォーマットやゲーミング規格にも対応
HDR10/Dolby Vision/HLG/HDR10+/Dynamic HDRの映像規格や、ゲーミングやVRで役立つALLM/VRR/QMS/QFT規格などに対応。3DオーディオフォーマットはDolby Atmos/DTS:X/IMAX Enhanced/MPEG-4 AACに対応する。
専用マイクによるオートセットアップ機能「Audyssey MultEQ XT32」を搭載。フィルター解像度は下位グレードである「Audyssey MultEQ XT」の32倍、映画館での補正に用いられる「Audyssey MultEQ Pro」と同等となっており、また「Audyssey MultEQ Editor」アプリを使用し、精密なカスタマイズをすることも可能だ。
HDMI端子は7系統の入力と3系統の出力を装備。うち入力1系統と出力2系統が8K/60pおよび4K/120p映像信号のパススルーに対応するほか、全ての端子が著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応。8Kアップスケーリング出力や、本機がスタンバイ状態でも入力信号を出力するHDMIスタンバイスルーにも対応する。
BluetoothはVer.4.2で、最大8台までのBluetooth機器とペアリング可能。コーデックはSBCに対応し、またAirPlay2や、Amazon Alexaでの音声操作にも対応する。外形寸法は440W×229H×398Dmm(アンテナを立てた場合)で、質量は12.8kg。
「Pureステレオ再生」「リビングのコントロールセンター」「先進の3Dサウンド」をコンセプトに、「リビングルームを“もうひとつ上”のクオリティへ」引き上げることを目指したAVアンプ。
マランツは現在、AVアンプとして9万円の“NRシリーズ”や37万円の「SR8012」、50万円の「AV8805」などをラインナップしているが、NRシリーズが市場No.1シェアを誇るなど高い評価を受けていることもあり、これまで国内ではラインナップがなかったミドルレンジ帯の製品として本機を投入するという。
マランツの高山健一氏は、同社が考えるミドルレンジ機器の用途は、音楽再生に的を絞りつつ、ストリーミングやネットワークオーディオからCDまで幅広くHi-Fiクオリティで楽しみたい「Pure Music Lover」と、オーディオからホームシアター、ゲーム、YouTube再生など、音に関わるコンテンツ全般を高水準のサウンドクオリティで楽しみたい「ハイクオリティ・リビングオーディオ」の2つだと説明する。
続けて高山氏は「昨年発売した『PM7000N』が前者を満たす製品なのに対し、今回のSR6015は後者にアプローチする製品」と語る。
■AVアンプながら「ピュアなステレオ再生」を実現
マランツのサウンドマネージャーを務める尾形好宣氏によれば、マランツではAVアンプを含む全製品において、2chでのステレオ再生をベースに音決めを実施しているのだという。本機を含むAVアンプも例外ではなく、またHi-Fiオーディオで培った高周波対策や音質対策のノウハウが活用されていることもあり、「AVアンプながらステレオでのオーディオ再生においてもピュアなマランツサウンドを楽しめる」としている。
また、マルチチャンネルの再生音は、このステレオ再生能力を“拡張する”かたちで作られているため、ステレオと同様、原音に忠実で透明度の高い音質が維持されているとのこと。
プリアンプはHi-Fiアンプと同様に、独自モジュールHDAM(High Dynamic Amplifier Module)を全チャンネルに搭載する11.2ch電流帰還型プリアンプを搭載。入出力セレクターやボリュームなど、それぞれの機能に特化したカスタムデバイスを用いて信号経路を最短化したことにより、透明感が高く情報量の豊かなサウンドを実現するという。
パワーアンプは全9chを同一回路構成としたフルディスクリートパワーアンプを搭載。アルミ押し出しヒートシンクに基板を取り付けることで放熱性が高く、振動に強い構造となっている。サラウンドバックやハイトスピーカーを1組しか使用していない場合などは、フロントスピーカーをバイアンプ接続にして駆動力をアップさせることも可能だ。
デジタル面では32bitフローティングポイントDSPと、AKMの32bit/8ch DAC「AK4458VN」を、共に2基ずつ搭載。またHDMI入力とネットワークオーディオの音質向上をテーマに、パーツの見直しや基板上のパターン強化、クロックモジュールの振動対策など、これまで以上に入念なサウンドチューニングを行なっており、より立体的な音像、透明感の高い空間表現力を実現したという。
パワーアンプ回路のブロックコンデンサーには、専用開発のカスタムコンデンサー(12,000μF ×2)を搭載。電源トランスは大型のEIコアトランスを採用しており、二層シャーシで強固に固定し、高密度インシュレーターを実装することで振動を低減しているとのこと。またデジタル回路の電源供給には専用のローノイズSMPSを使用し、アナログ回路との相互干渉を排除するとともに、デジタル電源回路の動作周波数を通常の約3倍に高速化し、スイッチングノイズを再生音に影響の及ばない可聴帯域外へシフトしている。
定格出力は110W+110W(8Ω、20Hz-20kHz、THD0.08%)で、実用最大出力は220W(6Ω、1kHz、THD10%、1ch駆動、JEITA)、適合インピーダンスは4-16Ω。S/Nは100dB(IHF-A、ダイレクトモード時)、周波数特性は10-100kHz(+1、-3dB、ダイレクトモード時)となる。
■最新のサラウンドフォーマットやゲーミング規格にも対応
HDR10/Dolby Vision/HLG/HDR10+/Dynamic HDRの映像規格や、ゲーミングやVRで役立つALLM/VRR/QMS/QFT規格などに対応。3DオーディオフォーマットはDolby Atmos/DTS:X/IMAX Enhanced/MPEG-4 AACに対応する。
専用マイクによるオートセットアップ機能「Audyssey MultEQ XT32」を搭載。フィルター解像度は下位グレードである「Audyssey MultEQ XT」の32倍、映画館での補正に用いられる「Audyssey MultEQ Pro」と同等となっており、また「Audyssey MultEQ Editor」アプリを使用し、精密なカスタマイズをすることも可能だ。
HDMI端子は7系統の入力と3系統の出力を装備。うち入力1系統と出力2系統が8K/60pおよび4K/120p映像信号のパススルーに対応するほか、全ての端子が著作権保護技術「HDCP 2.3」に対応。8Kアップスケーリング出力や、本機がスタンバイ状態でも入力信号を出力するHDMIスタンバイスルーにも対応する。
BluetoothはVer.4.2で、最大8台までのBluetooth機器とペアリング可能。コーデックはSBCに対応し、またAirPlay2や、Amazon Alexaでの音声操作にも対応する。外形寸法は440W×229H×398Dmm(アンテナを立てた場合)で、質量は12.8kg。