TVやサウンドバーなどにライセンス提供
アイレックス、地デジ番組等をイマーシブサウンド化できる独自音響技術「eilex PRISM STRATOS」
アイレックス(株)は、TVやサウンドバー向けの2chイマーシブサウドプロセス「eilex PRISM STRATOS」を発表した。これは、通常の2chのTVやサウンドバーでイマーシブオーディオを再生した場合に、音に左右の広がりと高さや奥行きを加え、イマーシブな臨場感を与える技術。TVやサウンドバーなどにライセンス提供される。
「eilex PRISM STRATOS」は、eilex PRISMと、SRATOS 3Dプロセスの2つの要素から構成される独自技術。
eilex PRISMは、すでにシャープやハイセンス等のTVでも採用されている音響補正技術。スピーカーの前面近傍を覆う立体空間の音響パワー体積密度(Acoustic Power Volume Density)周波数特性を測定し、複数のドライバから出た音の干渉も検知、VIRフィルタを用いてフラットな周波数特性に合わせるというイコライジング技術。APVD周波数特性がフラットに補正されると、スピーカーから出て来る音は限りなく原音に近づくとされている。
新たに投入されるSTRATOS 3Dプロセスでは、頭の形状を球形と仮定し、立体的な音の伝播を数学的に解析するSpherical Head Model(SHM)という手法を採用。擬似ヘッドによって測定するHRTF(Head Related Transfer Function)よりも個人差が少ない、普遍的な解析が実現できるという。このSHMのデータをベースに計算された、Crosstalk Cancellation(XTC)を行っている。XTCは、片chの音が反対側の耳に届くことで、3D効果を阻害するのを防ぐ効果がある。
同社のホームページでは、「eilex PRISM STRATOS」の簡易デモも公開されており、オンオフの聴き比べなどを確認できる。
「eilex PRISM STRATOS」はDSPやSoC、CPU、MCUなどさまざまなハードウェアにポーティング可能で、プロセス量は約7MIPSとなっている。今後はスマートフォンやワイヤレスオーディオシステムへの搭載も予定されている。
「eilex PRISM STRATOS」は、eilex PRISMと、SRATOS 3Dプロセスの2つの要素から構成される独自技術。
eilex PRISMは、すでにシャープやハイセンス等のTVでも採用されている音響補正技術。スピーカーの前面近傍を覆う立体空間の音響パワー体積密度(Acoustic Power Volume Density)周波数特性を測定し、複数のドライバから出た音の干渉も検知、VIRフィルタを用いてフラットな周波数特性に合わせるというイコライジング技術。APVD周波数特性がフラットに補正されると、スピーカーから出て来る音は限りなく原音に近づくとされている。
新たに投入されるSTRATOS 3Dプロセスでは、頭の形状を球形と仮定し、立体的な音の伝播を数学的に解析するSpherical Head Model(SHM)という手法を採用。擬似ヘッドによって測定するHRTF(Head Related Transfer Function)よりも個人差が少ない、普遍的な解析が実現できるという。このSHMのデータをベースに計算された、Crosstalk Cancellation(XTC)を行っている。XTCは、片chの音が反対側の耳に届くことで、3D効果を阻害するのを防ぐ効果がある。
同社のホームページでは、「eilex PRISM STRATOS」の簡易デモも公開されており、オンオフの聴き比べなどを確認できる。
「eilex PRISM STRATOS」はDSPやSoC、CPU、MCUなどさまざまなハードウェアにポーティング可能で、プロセス量は約7MIPSとなっている。今後はスマートフォンやワイヤレスオーディオシステムへの搭載も予定されている。