HOME > ニュース > LG、最大300インチの投影に対応の4Kレーザープロジェクター「HU810PB」

“CineBeam”シリーズハイエンドライン

LG、最大300インチの投影に対応の4Kレーザープロジェクター「HU810PB」

公開日 2021/04/15 17:33 編集部:松永達矢
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
LGエレクトロニクス・ジャパンは、ホームプロジェクターシリーズ “CineBeam” より、最大300インチ投映可能な4Kレーザープロジェクター「HU810PB」を4月21日(水)より発売する。価格はオープンだが、税込360,000円前後での実売が想定される。

「HU810PB」

CES2021で発表のモデルの国内展開がこの度発表された形。筐体カラーはブラックとなっている。

最大300インチ(幅約6.6m)の4K映像の投映に対応するレーザープロジェクター。光源はデュアルレーザー方式を採用し、輝度は2700ルーメンとなっている。色域はDCI-P3を97%カバー。コントラスト比は20万:1となっており、臨場感溢れる映像美を大画面で楽しめるとアピールする。

「HU810PB」背面部

周囲の環境光に応じて虹彩を開閉させて映像の明るさを調整、シーンに合わせてレーザーの出力を調整することで明暗差を再現するなど、画質を最適化する「ブライトネスオプティマイザー」機能を搭載する。

HDR10をカバーするほか、放送コンテンツのHDR表示規格HLG(Hybrid Log-Gamma/ハイブリッド・ログ・ガンマ)に対応する。加えて、ゲーム業界におけるHDRガイドライン団体「HGiG」が策定した基準に対応したことで、HDR対応ゲームを忠実に描画することが可能だという。

また、映像ソースのコマごとのメタデータに従い映像を最適化する「ダイナミックトーンマッピング」にも対応。映像全体を通して均一な従来のトーンマッピング(Static Tone Mapping)とは異なり、フレームごと変化させることで、常に適した明るさ、色彩を表現することができるとしている。

映像ソースのコマごとのメタデータに従い映像を最適化する「ダイナミックトーンマッピング」機能。

映像補正機能も複数搭載しており、従来3工程で高精細化させていた超解像を6工程とし、低解像度の映像を緻密で精度の高いクリアな4K映像に変換する「6ステップアップスケーリング」。フレーム間に新たなフレームを生成し、低フレームレートの映像もなめらかに再生する「TruMotion」などの機能を搭載している。

低解像度映像を高解像化する「6ステップアップスケーリング」

なお、これらの補正によって、映像ソースが製作者の意図しない表示にて投映される場合もある。これを解消するために、さまざまなエフェクトを無効化し、D65(CIEによって制定された標準光源)で相関色温度6500Kに設定、暖色系や冷色系の色の見えすぎを防ぎ、映像ソースをありのままに再現する「Filmmaker Mode」を用意している。

サウンド面では、大容量の音声データを伝送できるeARCに対応し、臨場感を演出するサラウンド効果や音質(192KHz/24bit以上)のサウンドデータの伝送が可能に。立体的なサラウンド効果で没入感を高める「ドルビーアトモス」にも対応している。なお、本体にも出力5Wのスピーカーが2基備えられている。

操作性においても、Wi-Fi接続に対応し、搭載されたwebOSのインターネットブラウザや、各種VODの再生など、外部デバイスがなくても、手軽にエンターテインメントを楽しむことができるとアピール。

暗い場所でもキーが見やすいマジックライティングリモコンを同梱

また、モバイルデバイスとのワイヤレス接続も可能で、専用アプリ「LG TV Plus」を使用することで、スマホなどに保存されたコンテンツを再生が可能に。Miracastなどの画面共有機能やAirPlay2で、スマホ画面をキャスト、ミラーリング、ストリーミングで表示/再生させることができるScreen Share機能にも対応するほか、USB2.0端子を介して、USBメモリに保存された動画・音声・画像ファイルを接続するだけで再生することができる。

接続端子はHDMI×3、USB(Type-A)×2 と光デジタル音声入出力端子とLAN端子(RJ45)、RS-232Cを一つずつ備える。付属品として、暗い場所でもキーが見やすいマジックライティングリモコンを同梱する。

外形寸法は337W×151H×410Dmm、質量は約211kg。消費電力(最大)は300W(省電力/スリープ・モード時:0.5W以下)。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX

本ページからアフィリエイトプログラムによる収益を得ることがあります

NEWS
AV&ホームシアター
オーディオ
モバイル/PC
デジカメ
ホビー&カルチャー
過去のニュース
RANKING
イヤホン・ヘッドホン
AV機器売れ筋
さらに見る
AWARD
VGP
DGPイメージングアワード
DGPモバイルアワード
オーディオ銘機賞
オーディオアクセサリー銘機賞
アナロググランプリ
REVIEW
レビュー
コラム
注目製品クローズアップ
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
さらに見る
連載
折原一也の“いまシュン!”ビジュアルプロダクト
高橋 敦のオーディオ絶対領域
山本 敦のAV進化論
角田郁雄のオーディオSUPREME
今週の発売新製品
アニソンオーディオポータル
さらに見る
INTERVIEW
インタビュー記事一覧
さらに見る
BRAND
注目ブランド情報
MAGAZINE
オーディオアクセサリー
analog
ホームシアターファイル
プレミアムヘッドホンガイド
プレミアムヘッドホンガイドマガジン
雑誌定期購読
雑誌読み放題サービス
メルマガ登録
SHOPPING
PHILE WEB.SHOP
通販モール