昨年発売製品もリアルイベントに続々初登場
<ヘッドフォン祭>テクニクスはワイヤレスも有線も高音質訴求/Austrian Audioヘッドホンのフルラインナップが登場
4月29日に中野サンプラザで開催されたポータブルオーディオイベント『春のヘッドホン祭2022 mini』。ここでは、テクニクス/STAX/Austrian Audio/ヒビノ/KORG/ORB/NIDEON/WAGNUS./マス工房各ブースの出展内容をお伝えする。
■テクニクス
テクニクスブースでは、完全ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリング対応モデル「EAH-AZ60」とコンパクトモデル「EAH-AZ40」を出展、試聴機を用意した。EAH-AZ60は、今年3月に行われたファームウェアアップデートにより、LDACコーデック接続時でもマルチポイント機能が使用可能に。音質と使い勝手の両立により磨きをかけた格好だ。
また合わせて、ダイナミックドライバー1基で音質を追求した10万円台の有線イヤホン「EAH-TZ700」の試聴機も展示。完全ワイヤレスイヤホンの人気が高まり続ける中、コンパクトなボディに独自技術を詰め込んだ有線イヤホンの音質を、この機会に改めて試してほしいとしていた。
■STAX
STAXブースでは、同社イヤースピーカー(静電型ヘッドホン)のフラグシップモデル「SR-X9000」を出展。2021年10月に発売した本モデルは、新開発の固定電極や従来よりも大口径化を進めたスーパーエンプラフィルム製振動膜などを搭載。前フラグシップモデル「SR-009S」を越える音質を実現したとしている。
ブランドの技術の粋を集めたフラグシップというだけあり、1度に生産できる台数も多くはないもののユーザーからは好評とのことで、国内でも3〜4か月、海外では1年近く先となる受注例もあるという。
■Austrian Audio
エムアイセブンジャパンが取り扱うAustrian Audioブースでは、同ブランドのヘッドホンの全ラインナップが登場。発表された中では最も新しい密閉型エントリーモデル「Hi-X15」から、密閉型フラグシップモデル「Hi-X60」、開放型フラグシップモデル「Hi-X65」まで出揃った。
プロフェッショナル向けブランドながら、Bluetooth対応でカジュアルに使える「Hi-X25BT」もラインナップ。本モデルは3.5mmケーブルによるアナログ接続にも、またUSB Type-Cによるデジタル接続にも対応し、利用シーンに合わせて3通りの接続方法を使い分けることが可能だ。
さらに今後、通話用ブームマイクを搭載した“ゲーミングモデル”が登場。国内でも取り扱う予定とのことだ。
■ヒビノ
ヒビノブースでは、同社が取り扱うAKGプロフェッショナルラインのヘッドホンが出展された。
Bluetoothヘッドホン「K371-BT-Y3」および「K361-BT-Y3」は、2020年に発売されながらも長らくイベント出展の機会が無かったモデル。それぞれ「K371-BT-Y3」はアラウンドイヤー型、「K361-BT-Y3」はオンイヤー型で、いずれも遮音性の高い密閉型の楕円形ハウジングを採用。スタジオなどのプロの現場で使われることを想定したサウンドと耐久性を、Bluetooth接続により屋外に持ち出して活用することもできるとアピールされている。
ほか、長期にわたり販売を継続している開放型ヘッドホンもラインナップ。定番モデルとしての存在感を見せていた。
■KORG
KORGブースでは、同社が手がける真空管「Nutube」の音色を簡単に試すことができる「Nutube評価ボード2」が参考出展された。
電子部品のはんだ付けなどは不要となっており、オーディオシステムに組み込むことでNutubeの音色を加えてテストすることができるというもの。ボードに搭載されたツマミからNutubeの倍音を4段階で調節したり、スイッチひとつでNutubeの効果のオン/オフも可能となっている。
また、本評価ボードの回路図も公開するため、Nutubeを使ったアンプなどを設計する際の参考としても役立てられるそうだ。
■ORB
ORBブースはイヤホン/ヘッドホンリケーブルを中心に出展。昨年発売の純銀導体ケーブル「Celestial force」や、各ケーブルに新たにラインナップしたPentaconn ear採用モデル/T2コネクタ採用モデルなどがヘッドフォン祭り初出展となった。
また、ブースで耳にしたこの時期ならではのエピソードとして、巣ごもり需要の影響によるものか、2012年発売の据え置きヘッドホンアンプ「JADE casa」が改めて注目されているとのこと。
■NIDEON(日本電子音響)
オーディオケーブルを手がけるNIDEONブースでは、現在開発を進めているUSB電源用フィルターを参考出展した。USBから電源供給時に混入してしまうノイズの抑制を図るもので、今後も端子形状の選定や改良などを続けていくという。
また、同社が新たに開発したオーディオプラグも展示。アルミ削り出しによって剛性を確保しつつスリムな形状を実現。4.4mmプラグでも約4gと軽量なつくりになっているそうだ。
■WAGNUS.
WAGNUS. ブースでは、同社オリジナルのイヤホンケーブルや、同社が取り扱うNoble AudioカスタムIEMが出展。
イヤホンケーブルのラインナップ中、現時点での最新モデルとなるのが「NUCLEON」。理想とする音質を追求するため、導体や構造だけでなくはんだにも着目し、独自に開発したオーディオ用はんだ「Aqua Augu」を採用。非常に透明感のある高純度なサウンドが楽しめるケーブルに仕上げたという。
■マス工房
プロ用音響機材を手掛けているマス工房のブースでは、据え置きフルバランスヘッドホンアンプの新フラグシップモデル「model465」が出展された。価格は2,200,000円。
従来モデルのmodel406がバランス入出力のみ対応していたのに対し、model465はアンバランスRCA入力を追加することで、接続の柔軟性を高めたモデルとなっている。前面のスイッチで入力/出力/ゲインを切り替えることができ、“アンプの存在感を感じさせないクリーンでストレスフリーな音”を再生するとしている。
■テクニクス
テクニクスブースでは、完全ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリング対応モデル「EAH-AZ60」とコンパクトモデル「EAH-AZ40」を出展、試聴機を用意した。EAH-AZ60は、今年3月に行われたファームウェアアップデートにより、LDACコーデック接続時でもマルチポイント機能が使用可能に。音質と使い勝手の両立により磨きをかけた格好だ。
また合わせて、ダイナミックドライバー1基で音質を追求した10万円台の有線イヤホン「EAH-TZ700」の試聴機も展示。完全ワイヤレスイヤホンの人気が高まり続ける中、コンパクトなボディに独自技術を詰め込んだ有線イヤホンの音質を、この機会に改めて試してほしいとしていた。
■STAX
STAXブースでは、同社イヤースピーカー(静電型ヘッドホン)のフラグシップモデル「SR-X9000」を出展。2021年10月に発売した本モデルは、新開発の固定電極や従来よりも大口径化を進めたスーパーエンプラフィルム製振動膜などを搭載。前フラグシップモデル「SR-009S」を越える音質を実現したとしている。
ブランドの技術の粋を集めたフラグシップというだけあり、1度に生産できる台数も多くはないもののユーザーからは好評とのことで、国内でも3〜4か月、海外では1年近く先となる受注例もあるという。
■Austrian Audio
エムアイセブンジャパンが取り扱うAustrian Audioブースでは、同ブランドのヘッドホンの全ラインナップが登場。発表された中では最も新しい密閉型エントリーモデル「Hi-X15」から、密閉型フラグシップモデル「Hi-X60」、開放型フラグシップモデル「Hi-X65」まで出揃った。
プロフェッショナル向けブランドながら、Bluetooth対応でカジュアルに使える「Hi-X25BT」もラインナップ。本モデルは3.5mmケーブルによるアナログ接続にも、またUSB Type-Cによるデジタル接続にも対応し、利用シーンに合わせて3通りの接続方法を使い分けることが可能だ。
さらに今後、通話用ブームマイクを搭載した“ゲーミングモデル”が登場。国内でも取り扱う予定とのことだ。
■ヒビノ
ヒビノブースでは、同社が取り扱うAKGプロフェッショナルラインのヘッドホンが出展された。
Bluetoothヘッドホン「K371-BT-Y3」および「K361-BT-Y3」は、2020年に発売されながらも長らくイベント出展の機会が無かったモデル。それぞれ「K371-BT-Y3」はアラウンドイヤー型、「K361-BT-Y3」はオンイヤー型で、いずれも遮音性の高い密閉型の楕円形ハウジングを採用。スタジオなどのプロの現場で使われることを想定したサウンドと耐久性を、Bluetooth接続により屋外に持ち出して活用することもできるとアピールされている。
ほか、長期にわたり販売を継続している開放型ヘッドホンもラインナップ。定番モデルとしての存在感を見せていた。
■KORG
KORGブースでは、同社が手がける真空管「Nutube」の音色を簡単に試すことができる「Nutube評価ボード2」が参考出展された。
電子部品のはんだ付けなどは不要となっており、オーディオシステムに組み込むことでNutubeの音色を加えてテストすることができるというもの。ボードに搭載されたツマミからNutubeの倍音を4段階で調節したり、スイッチひとつでNutubeの効果のオン/オフも可能となっている。
また、本評価ボードの回路図も公開するため、Nutubeを使ったアンプなどを設計する際の参考としても役立てられるそうだ。
■ORB
ORBブースはイヤホン/ヘッドホンリケーブルを中心に出展。昨年発売の純銀導体ケーブル「Celestial force」や、各ケーブルに新たにラインナップしたPentaconn ear採用モデル/T2コネクタ採用モデルなどがヘッドフォン祭り初出展となった。
また、ブースで耳にしたこの時期ならではのエピソードとして、巣ごもり需要の影響によるものか、2012年発売の据え置きヘッドホンアンプ「JADE casa」が改めて注目されているとのこと。
■NIDEON(日本電子音響)
オーディオケーブルを手がけるNIDEONブースでは、現在開発を進めているUSB電源用フィルターを参考出展した。USBから電源供給時に混入してしまうノイズの抑制を図るもので、今後も端子形状の選定や改良などを続けていくという。
また、同社が新たに開発したオーディオプラグも展示。アルミ削り出しによって剛性を確保しつつスリムな形状を実現。4.4mmプラグでも約4gと軽量なつくりになっているそうだ。
■WAGNUS.
WAGNUS. ブースでは、同社オリジナルのイヤホンケーブルや、同社が取り扱うNoble AudioカスタムIEMが出展。
イヤホンケーブルのラインナップ中、現時点での最新モデルとなるのが「NUCLEON」。理想とする音質を追求するため、導体や構造だけでなくはんだにも着目し、独自に開発したオーディオ用はんだ「Aqua Augu」を採用。非常に透明感のある高純度なサウンドが楽しめるケーブルに仕上げたという。
■マス工房
プロ用音響機材を手掛けているマス工房のブースでは、据え置きフルバランスヘッドホンアンプの新フラグシップモデル「model465」が出展された。価格は2,200,000円。
従来モデルのmodel406がバランス入出力のみ対応していたのに対し、model465はアンバランスRCA入力を追加することで、接続の柔軟性を高めたモデルとなっている。前面のスイッチで入力/出力/ゲインを切り替えることができ、“アンプの存在感を感じさせないクリーンでストレスフリーな音”を再生するとしている。