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カーボンナノチューブ振動板採用

HiBy、IEMデザインのダイナミック型イヤホン「Lasya」。ハウジングの気流設計を最適化

公開日 2022/05/30 21:00 編集部:伴 修二郎
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飯田ピアノは、同社が取り扱うHiByブランドの、カーボンナノチューブダイアフラム振動板採用のダイナミック型ドライバーを搭載したイヤホン「HiBy Lasya」を6月10日より発売する。価格はオープンだが、税込27,500円前後での実売が予想される。なお、先行して予約受付、およびデモ機展示を6月3日より開始する。

「HiBy Lasya」

シングルダイナミックドライバー構成で、振動板として10mmのカーボンナノチューブを平面上に配置し、分割振動を抑制するとともに入力信号に即座に応答させることで、絹のようなクリアなボーカルと、クリーンで速い低音を生み出すと説明する。また内部配線には、OCC銅線と金銀合金はんだを採用している。

本体の構成イメージ

ハウジングは多数の外耳構造を3Dスキャンしたビッグデータに基づき設計した、CIEMスタイルのデザインを採用。音響チューブの長さや、装着位置に対してシェルの全ての曲線と角度を最適化したことで、長時間のリスニングにおける優れた快適性と形状適合性を実現したとアピールする。

また内部および外部は、高品質の透明エポキシをスプレーで多層吹付けして形成することで、3D印刷による積層目の問題を解消したという。さらに、対流式の吸気および排気設計をハウジングと完全に統合することで、圧力差とドライバーの屈曲を効果的に排除。これにより、深く切れのある低音と伸びやかな高音を実現としている。

ケーブルには、3.5mmシングルエンドケーブルと4.4mmバランスケーブルを同梱。導体は最小限の損失で信号を伝送する高純度OCC銅を採用している。また、日本ディックスが独自開発した高音質ペンタコンコネクタによって、繰り返しの着脱でも長寿命動作を実現する。

ハウジングの気流設計を最適化

付属品には、耐衝撃性に優れる柔らかい裏地を採用したハードキャリングケースを用意。ほか、イヤーチップ(S/M/L)も同梱する。

カラーリングには肌にやさしいエポキシ塗料を使用しており、ブルー/グリーン/パープルの全3色を展開する。再生周波数帯域は20Hz〜20KHz、感度は108±1dB/mW、インピーダンスは32Ω±5%。質量は4.3g。

カラーバリエーションは全3色を展開

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