著名アナリストMing-Chi Kuo氏の予測
アップルのAR/VRヘッドセットは2023年1月発表、第2四半期発売か【Gadget Gate】
つい最近まで、今週開催されているアップルの開発者向けイベントWWDC22で発表されるかも、と噂されていたアップル製AR/VRヘッドセットは、結局当日の話題には上らなかった。
その理由としては、先週末にBloombergのMark Gurman記者らによって報じられた、ヘッドセット本体の熱処理の問題や、カメラやソフトウェアの開発の遅れのせいという説が有力のようだ。
そして今回、やはりアップル情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、このアップルのAR/VRヘッドセットが年明けの2023年1月にメディア向けイベントによって発表されるかもしれないとツイートしている。
Kuo氏曰く、アップルはAR/VRヘッドセットの技術的な検証試験が今年第3四半期に始まると述べている。そして製品発表については、1月にメディア向けイベントを開催し、そこでこのデバイスを発表するだろうとの予測を述べている。
また、アップルは発表後2〜4週間以内に開発者向けのツールキットを配布し、デベロッパーはデバイスの発売時期に合わせたアプリやゲーム、デモ用のライブラリーを作成できるだろうとも語っている。
では、発売時期はいつ頃になるのか。Kuo氏はコンシューマー向けには2023年第2四半期に予約受付が開始され、来年のWWDCまでには発売されると予想している。
アップルは、WWDC22ではまったくこの製品に言及しなかった。この製品の開発の遅れの原因のひとつとしては、上海での新型コロナ感染拡大に対して行われた、厳格すぎるほどのロックダウン政策でサプライチェーンに混乱が生じたことが影響したとも考えられる。今後も世界情勢的に予期せぬ遅れが生じないとも限らないため、発表しないという判断は正解だったかもしれない。
ただ、アップルはすでに取締役会でこのデバイスのデモも実施したとされており、少なくとも動作するプロトタイプは存在するようだ。となれば、重大な問題でも見つからない限り、何年も発表を待たされることはないだろう。
ちなみにAppleのAR/VRヘッドセットは、Micro OLEDディスプレイx2とAMOLEDパネルx1を組み合わせ た「革新的な3ディスプレイ構成」を採用すると言われている。また。周囲環境およびジェスチャー検出用の高度なセンサーを備えるとのうわさだ。さらに、ほかのアップル製品同様に自社プロセッサーを搭載して、リアルなグラフィックを提供すると言われている。
いったいどのような製品になり、どのような体験をわれわれに提供してくれるのか、いまから楽しみだという人も多いことだろう。約3,000ドルとも言われる、その価格を除いては。
Source:Ming-Chi Kuo(Twitter)
via:9to5Mac, Cult of Mac
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。
その理由としては、先週末にBloombergのMark Gurman記者らによって報じられた、ヘッドセット本体の熱処理の問題や、カメラやソフトウェアの開発の遅れのせいという説が有力のようだ。
そして今回、やはりアップル情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、このアップルのAR/VRヘッドセットが年明けの2023年1月にメディア向けイベントによって発表されるかもしれないとツイートしている。
Kuo氏曰く、アップルはAR/VRヘッドセットの技術的な検証試験が今年第3四半期に始まると述べている。そして製品発表については、1月にメディア向けイベントを開催し、そこでこのデバイスを発表するだろうとの予測を述べている。
また、アップルは発表後2〜4週間以内に開発者向けのツールキットを配布し、デベロッパーはデバイスの発売時期に合わせたアプリやゲーム、デモ用のライブラリーを作成できるだろうとも語っている。
では、発売時期はいつ頃になるのか。Kuo氏はコンシューマー向けには2023年第2四半期に予約受付が開始され、来年のWWDCまでには発売されると予想している。
(2/2)
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) June 7, 2022
1. EVT starting from 3Q22.
2. Media event on Jan 2023.
3. Delivery of development toolkit within 2-4 weeks after the event.
4. Starting pre-order in 2Q23.
5. Hitting store shelves before WWDC 2023.
アップルは、WWDC22ではまったくこの製品に言及しなかった。この製品の開発の遅れの原因のひとつとしては、上海での新型コロナ感染拡大に対して行われた、厳格すぎるほどのロックダウン政策でサプライチェーンに混乱が生じたことが影響したとも考えられる。今後も世界情勢的に予期せぬ遅れが生じないとも限らないため、発表しないという判断は正解だったかもしれない。
ただ、アップルはすでに取締役会でこのデバイスのデモも実施したとされており、少なくとも動作するプロトタイプは存在するようだ。となれば、重大な問題でも見つからない限り、何年も発表を待たされることはないだろう。
ちなみにAppleのAR/VRヘッドセットは、Micro OLEDディスプレイx2とAMOLEDパネルx1を組み合わせ た「革新的な3ディスプレイ構成」を採用すると言われている。また。周囲環境およびジェスチャー検出用の高度なセンサーを備えるとのうわさだ。さらに、ほかのアップル製品同様に自社プロセッサーを搭載して、リアルなグラフィックを提供すると言われている。
いったいどのような製品になり、どのような体験をわれわれに提供してくれるのか、いまから楽しみだという人も多いことだろう。約3,000ドルとも言われる、その価格を除いては。
Source:Ming-Chi Kuo(Twitter)
via:9to5Mac, Cult of Mac
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。