HYLAのハイブリッド型IEM2種も参考出展
<ポタ研>qdc新フラグシップIEM「Tiger」初展示/Azlaの新イヤーピースやHYLAのハイブリッド新イヤホン参考展示
フジヤエービックが主催するポータブルオーディオのイベント「ポタ研2022 夏」が、中野サンプラザにて7月9日に開催された。本稿ではルームフォレストに出展ブースの様子を中心にイベントの模様をレポートする。
■アユート
アユートのブースでは4月より同社取り扱いブランドとなったqdcより、フラグシップIEM「Tiger」を初公開。6BA +2ESTの計8基のドライバーを搭載し、音質的な狙いとして「完全なるフラット」を追求したサウンドチューニングを実施。「純粋に音がいい」モデルになっているとブーススタッフはアピールしていた。
付属ケーブルのプレイヤー側プラグについては2.5/3.5/4.4mmをスイッチ出来るモジュラープラグを採用。国内での販売価格は25〜6万円前後を見込むとしており、発売時期については「これから生産を開始する」ことを鑑みた上で、秋頃を予定しているとのことだ。
また、初披露のアイテムとしてイヤーピース「AZLA SednaEarfit MAX」を参考出展。「超低刺激の装着感」をコンセプトに、外科手術などでも用いられるKCC社製100%医療用シリコンを素材として採用。また、従来のイヤーピースのようにシリコンの厚みを均一とせず、傘の先に向かうにつれて薄くさせる「テーパード構造」を採用。遮音性と装着感の向上を図ったとしている。
さらに、同社の特許技術でイヤーワックス(耳垢)ガードも一体整形とすることで“フルシリコン”のモデルに仕上がったと同社はアピール。加えて、フィルターの網目部分をハニカム構造とすることで音の抜け感を向上させたという。
AZLA SednaEarfit MAXを使用するプロダクトとして「ライヴ用イヤープラグ」も同社ブースにて展示。付属の同イヤーピース以外にも、ユーザーの使用するイヤーピースの装着にも対応し、遮音性とフィット感のカスタマイズができるようになっているという。また、遮音性を変えることなく低域の取り込み量を調整できる切替機構を搭載する。
同ブースではそのほか、CampfireAudioとのコラボIEM「PATHFINDER」や、筐体素材に白金を使用する国内150台限定のDAP「A&ultima SP2000T Copper Nickel」を展示。発売前のモデルということもあり、試聴を希望する来場者の列が途切れることなく続いていた。
■Maestraudio(マエストローディオ)
先日アユートが代理店契約を締結した、Maestraudioは独立したブースを用意。オーツェイドが自社ブランド「intime」で培った高度な解析技術と、セラミック設計技術を用いた筐体パーツを日本国内での組み上げることで、高い品質を提供することをブランドコンセプトとしている。
ブースでは、ブランド第一弾IEM「MA910S」を初披露。ダイナミック型グラフェンコートウーファーと重なるように、トゥイーターを配置。高域再生にウーファーからの共振を利用するリアクティブ型(RST)構造の採用で、ストレートな指向性を持つ超高音に対し、広い指向性を持たせ音場表現を向上させたという。
さらに、トゥイーター部分の振動板にセラミックコーティングを施し、ウーファーからの共振をより細かにすることでより粒立ちの良いサウンド再生を実現したと重ねてアピールしていた。価格感は1万円前後、カラーバリエーションはクリアブラックとクリアの2色を展開予定。発売時期に関しては秋口を見込むとしている。
■サイラス
サイラスブースでは同社取り扱いブランドHYLAのハイブリッド型イヤホン「Hallowellii(仮)」「arborea(仮)」が参考出品。2機種ともに、ドライバー構成は1DD +1BA +2ESTを採用する。価格感についてはarborea が20万円前後、Hallowelliiについては「arboreaよりも高額になる」と、同社スタッフは説明。展示では仮としている名称についても、「ほぼこの名称で発売を行う予定」と続けた。
PW AUDIOからは、ウォークマン「NW-WM1Z」「NW-WM1A」向けの4.4mm変換アダプター全4モデルと、変換ケーブル3モデルの先日発表が行われたばかりの製品を展示。また、本日初披露のアイテムとして4.4mメス→XLRオス変換コネクター「The 1960s version 4.4f to xlr 4pin m」を参考出品。据え置きでの使用を想定したアイテムとなっており、近日中に正式なリリースを行うとのことだ。
■Brise Audio
Brise Audioでは、これまで同社が発売してきたリケーブルを中心とした製品展示を実施。参考出展アイテムとして、「取り回しの良さ」にフォーカスし自社開発した線材「NAOBI」を採用するリケーブルシリーズ「NAOBI-LE」のハイエンドモデル「NAOBI-Ultimate」を参考出展。予価は税込121,000円前後を見込むとしている。
また、ポータブルオーディオ用ラインケーブル「YATONO-MINI」シリーズにフルテック製ロジウムメッキプラグを使用する「YATONO-MINI-Rh2」も同ブースにて初披露。既に発売されている「YATONO-MINI Ultimate」と「YATONO-MINI LE」の間に位置するモデルとして、数量限定で案内されると説明された。
ラインナップは、3.5mm to 3.5mm/4.4mm to 4.4mm/4.4mm & 3.5mm to 4.4mm/2.5mm & 3.5mm to 4.4mmの4種を用意。価格については両端3.5mmのモデルが66,000円、両端4.4mmモデルが88,000円、2分岐モデルが110,000円(すべて税込)。今回初出展の2製品については近々正式なリリースを行うとしている。
ORBブースでは昨年発売の純銀導体ケーブル「Celestial force」ほか同社リケーブル製品の試聴を実施。2012年発売の据え置きヘッドホンアンプ「JADE casa」も引き続き堅調な売れ行きを見せているという。
コペックジャパンのブースでは、4月開催の『春のヘッドホン祭2022 mini』出展時には発売前のモデルだったCayin「MT-35 Mk2」をメインに展示を実施。真空管を搭載しながらもBluetooth入力をサポートするユニークなプロダクトに来場者の興味を多く惹いていた。また、ロビーにてブースを用意するJaben Networkでは 台湾のPhatLab Audioのバランス対応ポータブルアンプ「Chimera GT」の試聴が可能となっていた。
■アユート
アユートのブースでは4月より同社取り扱いブランドとなったqdcより、フラグシップIEM「Tiger」を初公開。6BA +2ESTの計8基のドライバーを搭載し、音質的な狙いとして「完全なるフラット」を追求したサウンドチューニングを実施。「純粋に音がいい」モデルになっているとブーススタッフはアピールしていた。
付属ケーブルのプレイヤー側プラグについては2.5/3.5/4.4mmをスイッチ出来るモジュラープラグを採用。国内での販売価格は25〜6万円前後を見込むとしており、発売時期については「これから生産を開始する」ことを鑑みた上で、秋頃を予定しているとのことだ。
また、初披露のアイテムとしてイヤーピース「AZLA SednaEarfit MAX」を参考出展。「超低刺激の装着感」をコンセプトに、外科手術などでも用いられるKCC社製100%医療用シリコンを素材として採用。また、従来のイヤーピースのようにシリコンの厚みを均一とせず、傘の先に向かうにつれて薄くさせる「テーパード構造」を採用。遮音性と装着感の向上を図ったとしている。
さらに、同社の特許技術でイヤーワックス(耳垢)ガードも一体整形とすることで“フルシリコン”のモデルに仕上がったと同社はアピール。加えて、フィルターの網目部分をハニカム構造とすることで音の抜け感を向上させたという。
AZLA SednaEarfit MAXを使用するプロダクトとして「ライヴ用イヤープラグ」も同社ブースにて展示。付属の同イヤーピース以外にも、ユーザーの使用するイヤーピースの装着にも対応し、遮音性とフィット感のカスタマイズができるようになっているという。また、遮音性を変えることなく低域の取り込み量を調整できる切替機構を搭載する。
同ブースではそのほか、CampfireAudioとのコラボIEM「PATHFINDER」や、筐体素材に白金を使用する国内150台限定のDAP「A&ultima SP2000T Copper Nickel」を展示。発売前のモデルということもあり、試聴を希望する来場者の列が途切れることなく続いていた。
■Maestraudio(マエストローディオ)
先日アユートが代理店契約を締結した、Maestraudioは独立したブースを用意。オーツェイドが自社ブランド「intime」で培った高度な解析技術と、セラミック設計技術を用いた筐体パーツを日本国内での組み上げることで、高い品質を提供することをブランドコンセプトとしている。
ブースでは、ブランド第一弾IEM「MA910S」を初披露。ダイナミック型グラフェンコートウーファーと重なるように、トゥイーターを配置。高域再生にウーファーからの共振を利用するリアクティブ型(RST)構造の採用で、ストレートな指向性を持つ超高音に対し、広い指向性を持たせ音場表現を向上させたという。
さらに、トゥイーター部分の振動板にセラミックコーティングを施し、ウーファーからの共振をより細かにすることでより粒立ちの良いサウンド再生を実現したと重ねてアピールしていた。価格感は1万円前後、カラーバリエーションはクリアブラックとクリアの2色を展開予定。発売時期に関しては秋口を見込むとしている。
■サイラス
サイラスブースでは同社取り扱いブランドHYLAのハイブリッド型イヤホン「Hallowellii(仮)」「arborea(仮)」が参考出品。2機種ともに、ドライバー構成は1DD +1BA +2ESTを採用する。価格感についてはarborea が20万円前後、Hallowelliiについては「arboreaよりも高額になる」と、同社スタッフは説明。展示では仮としている名称についても、「ほぼこの名称で発売を行う予定」と続けた。
PW AUDIOからは、ウォークマン「NW-WM1Z」「NW-WM1A」向けの4.4mm変換アダプター全4モデルと、変換ケーブル3モデルの先日発表が行われたばかりの製品を展示。また、本日初披露のアイテムとして4.4mメス→XLRオス変換コネクター「The 1960s version 4.4f to xlr 4pin m」を参考出品。据え置きでの使用を想定したアイテムとなっており、近日中に正式なリリースを行うとのことだ。
■Brise Audio
Brise Audioでは、これまで同社が発売してきたリケーブルを中心とした製品展示を実施。参考出展アイテムとして、「取り回しの良さ」にフォーカスし自社開発した線材「NAOBI」を採用するリケーブルシリーズ「NAOBI-LE」のハイエンドモデル「NAOBI-Ultimate」を参考出展。予価は税込121,000円前後を見込むとしている。
また、ポータブルオーディオ用ラインケーブル「YATONO-MINI」シリーズにフルテック製ロジウムメッキプラグを使用する「YATONO-MINI-Rh2」も同ブースにて初披露。既に発売されている「YATONO-MINI Ultimate」と「YATONO-MINI LE」の間に位置するモデルとして、数量限定で案内されると説明された。
ラインナップは、3.5mm to 3.5mm/4.4mm to 4.4mm/4.4mm & 3.5mm to 4.4mm/2.5mm & 3.5mm to 4.4mmの4種を用意。価格については両端3.5mmのモデルが66,000円、両端4.4mmモデルが88,000円、2分岐モデルが110,000円(すべて税込)。今回初出展の2製品については近々正式なリリースを行うとしている。
ORBブースでは昨年発売の純銀導体ケーブル「Celestial force」ほか同社リケーブル製品の試聴を実施。2012年発売の据え置きヘッドホンアンプ「JADE casa」も引き続き堅調な売れ行きを見せているという。
コペックジャパンのブースでは、4月開催の『春のヘッドホン祭2022 mini』出展時には発売前のモデルだったCayin「MT-35 Mk2」をメインに展示を実施。真空管を搭載しながらもBluetooth入力をサポートするユニークなプロダクトに来場者の興味を多く惹いていた。また、ロビーにてブースを用意するJaben Networkでは 台湾のPhatLab Audioのバランス対応ポータブルアンプ「Chimera GT」の試聴が可能となっていた。