モニター用イヤホンや構造にこだわったケーブルなども
<ポタ研>Acoustune、真鍮+木材の旗艦イヤホン用音響チャンバー/100万円超のUnique Melodyプレミアムイヤホン実機が登場
フジヤエービックが主催するポータブルオーディオのイベント「ポタ研2022 夏」が、中野サンプラザにて7月9日に開催された。本稿では、ピクセル/ミックスウェーブで出展された注目製品についてお伝えする。
Acoustune/MADOOブランドを展開するピクセルは、各ブランドで開発中の新製品を参考出展した。
まずAcoustuneブランドでは、フラグシップイヤホン「HS2000MX SHO -笙-」専用のオプション音響チャンバー第2弾「ACT03」を公開した。
イヤホンに付属する標準音響チャンバー「ACT01」がジュラルミン、オプション音響チャンバー第1弾「ACT02」が真鍮削り出しだったのに対し、ACT03は真鍮と木材を組み合わせて採用。加えて振動板の素材も一新し、ライブ音源に適した音の広がりを追求しているという。
なお、使われている木材の種類については現在も検討を続けているとのことで非公開。発売時期は9月頃を見込んでおり、価格は「第1弾より高くはならない」ということだ。
同じくAcoustuneブランドからは、“Monitor(モニター)シリーズ” 第2弾となる「RS THREE」も披露された。第1弾モデル「RS ONE」がステージ上でのモニタリング用として開発されたのに対し、RS THREEはスタジオでのモニタリング用という位置づけ。スピーカーやヘッドホンといった他の機器と併用することで、高域の刺さり具合や低域の響きなどの楽曲の要素をより詳細にチェックできるという。
筐体の形状などはRS ONEと同等だが、ケーブル長を約1.8mに延長、6.3mmアダプターを同梱するなど、スタジオでの使用に適した仕様変更が行われる。また、筐体カラーはやや曇りがかったクリアー系統となる予定とのこと。発売時期は9〜10月頃、価格は2万円前後を予定している。
MADOOブランドからは、新モデル「Typ-500」に関する3つの試作機が出展。三者三様のサウンドに仕上げられており、それぞれに対する来場者からの感想を実際の製品に反映するそうだ。
ミックスウェーブは、同社で取り扱う64 Audio/Beat Audio/Campfire Audio/Unique Melodyの新製品を中心に出展した。
今回、国内のイベントで実機初披露となったのが、Unique MelodyのIEM「MASON FS Le Jardin」。ユニバーサル/カスタムモデル合わせて世界限定45台となるプレミアムモデルで、100万円を超える価格ながら既に予定数量の半数が販売済みだという。
天然サボテン材に樹脂を含浸させたスタビライズドウッドを筐体に採用し、ドライバーは片側あたり12基のBAドライバーと、独自の骨伝導ドライバー1基の計13基を搭載。骨伝導ドライバーの振動板は、銀とパラジウムの合金に27層ものセラミックコーティングを施したもので、従来ドライバーよりも骨伝導の振動が強化されているとのこと。PW Audioブランドの最高級モデルをベースにしたという付属ケーブルも存在感を放っていた。
また、昨日7月8日より受注を開始したCampfire Audio「Supermoon」も登場。振動板において2ミクロンという薄さを実現した、14mmの平面駆動ドライバーを搭載するカスタムIEMとなる。
なお、これまで同ブランドのカスタムIEMは、イベントなど特定の期間/場所でのみ受注する方式となっていたが、メーカーでの生産体制が安定したため、Supermoonの発売と同時に常時受注を開始。5BAモデル「Solstice」、ダイナミック型モデル「Equinox」も含め、今後は専門店の店頭などから注文することが可能だ。
ほか、ケーブルブランドBeat Audioからは、2種類のイヤホン用ケーブルが参考出展。銅導体を採用する「Cyclone」は、ケーブル構造を工夫することで音質向上を目指したというモデル。素線の本数を増やすと共に、薄く広げたリボン状の銅も組み込むことで導体面積を広げるといった手法を用いているそうだ。もう一方の「OSLO MkIV」は、従来モデルから引き続き純度の高い銀導体を活かしたモデルだという。どちらも8月頃の発売を見込んでおり、価格はCycloneが10万円前後、OSLO MkIVが15万円前後となる予定とのこと。
■ピクセル
Acoustune/MADOOブランドを展開するピクセルは、各ブランドで開発中の新製品を参考出展した。
まずAcoustuneブランドでは、フラグシップイヤホン「HS2000MX SHO -笙-」専用のオプション音響チャンバー第2弾「ACT03」を公開した。
イヤホンに付属する標準音響チャンバー「ACT01」がジュラルミン、オプション音響チャンバー第1弾「ACT02」が真鍮削り出しだったのに対し、ACT03は真鍮と木材を組み合わせて採用。加えて振動板の素材も一新し、ライブ音源に適した音の広がりを追求しているという。
なお、使われている木材の種類については現在も検討を続けているとのことで非公開。発売時期は9月頃を見込んでおり、価格は「第1弾より高くはならない」ということだ。
同じくAcoustuneブランドからは、“Monitor(モニター)シリーズ” 第2弾となる「RS THREE」も披露された。第1弾モデル「RS ONE」がステージ上でのモニタリング用として開発されたのに対し、RS THREEはスタジオでのモニタリング用という位置づけ。スピーカーやヘッドホンといった他の機器と併用することで、高域の刺さり具合や低域の響きなどの楽曲の要素をより詳細にチェックできるという。
筐体の形状などはRS ONEと同等だが、ケーブル長を約1.8mに延長、6.3mmアダプターを同梱するなど、スタジオでの使用に適した仕様変更が行われる。また、筐体カラーはやや曇りがかったクリアー系統となる予定とのこと。発売時期は9〜10月頃、価格は2万円前後を予定している。
MADOOブランドからは、新モデル「Typ-500」に関する3つの試作機が出展。三者三様のサウンドに仕上げられており、それぞれに対する来場者からの感想を実際の製品に反映するそうだ。
■ミックスウェーブ
ミックスウェーブは、同社で取り扱う64 Audio/Beat Audio/Campfire Audio/Unique Melodyの新製品を中心に出展した。
今回、国内のイベントで実機初披露となったのが、Unique MelodyのIEM「MASON FS Le Jardin」。ユニバーサル/カスタムモデル合わせて世界限定45台となるプレミアムモデルで、100万円を超える価格ながら既に予定数量の半数が販売済みだという。
天然サボテン材に樹脂を含浸させたスタビライズドウッドを筐体に採用し、ドライバーは片側あたり12基のBAドライバーと、独自の骨伝導ドライバー1基の計13基を搭載。骨伝導ドライバーの振動板は、銀とパラジウムの合金に27層ものセラミックコーティングを施したもので、従来ドライバーよりも骨伝導の振動が強化されているとのこと。PW Audioブランドの最高級モデルをベースにしたという付属ケーブルも存在感を放っていた。
また、昨日7月8日より受注を開始したCampfire Audio「Supermoon」も登場。振動板において2ミクロンという薄さを実現した、14mmの平面駆動ドライバーを搭載するカスタムIEMとなる。
なお、これまで同ブランドのカスタムIEMは、イベントなど特定の期間/場所でのみ受注する方式となっていたが、メーカーでの生産体制が安定したため、Supermoonの発売と同時に常時受注を開始。5BAモデル「Solstice」、ダイナミック型モデル「Equinox」も含め、今後は専門店の店頭などから注文することが可能だ。
ほか、ケーブルブランドBeat Audioからは、2種類のイヤホン用ケーブルが参考出展。銅導体を採用する「Cyclone」は、ケーブル構造を工夫することで音質向上を目指したというモデル。素線の本数を増やすと共に、薄く広げたリボン状の銅も組み込むことで導体面積を広げるといった手法を用いているそうだ。もう一方の「OSLO MkIV」は、従来モデルから引き続き純度の高い銀導体を活かしたモデルだという。どちらも8月頃の発売を見込んでおり、価格はCycloneが10万円前後、OSLO MkIVが15万円前後となる予定とのこと。