64 AUDIOの謎の新モデル「Project K-9」も
<ポタフェス>Unique Melody、静電+骨伝導ドライバー搭載「EST」や完全ワイヤレス登場/qdc新エントリー「Uranus」
12月14日(土)15日(日)の二日間にわたって開催されている“ポタフェス2019冬”「ポータブルオーディオフェスティバル 2019冬 東京・秋葉原」。本記事では会場B1Fに出展しているミックスウェーブ、オヤイデ電気、linum by estronのブースをレポートする。
■ミックスウェーブ
人気のイヤホンブランドを多数取り扱うミックスウェーブでは、今回Unique Melody/qdc/FAudio/64 AUDIOが新モデルを参考出展。またCampfire AudioからはALO Audio×ミックスウェーブ10周年記念イヤホン「ANDROMEDA MW10」(168,000円前後)と「C/2019 Q4」(53,000円前後)、Beat Audioからは年内発売予定の「Emerald MKII 8-wire LC」(100,000円前後)などが並んでいる。
Unique Melodyでは静電型トゥイーターを採用した新イヤホン「EST」が登場。ダイナミック型を1基(低域)、BA型を4基(中高域)、静電型を2基(超高域)と合計7基のドライバーを搭載している。さらに同構成に骨伝導ドライバーを追加したモデルも出展。骨伝導を採用することで中域表現が向上、音場も広がるとのことで、試聴したユーザーからは「ヘッドホンのような音が楽しめる」との感想もあった。
試聴機には骨伝導の効果をOFFにした筐体も用意され、聴き比べが可能。ユニバーサルイヤホンの場合、カスタムIEMと異なりイヤーチップによって振動が若干吸収されてしまうため、効果をより体感できるように用意したとのこと。両モデルとも発売時期と価格は未定で、ユーザーの声を聞きながら音質をさらに追求していくとのこと。
さらにUnique Melody初の完全ワイヤレスイヤホン「TWS3020」も参考出展。こちらも価格や発売時期は未定、まだ試作段階でデザインも今後変更の可能性が高いという。現状では手のひらにおさまるコンパクトなケースを採用しており、充電端子はUSB-Cとなっている。
TWS3020のイヤホン構成は2パターン用意され、1つは4BAドライバー(中低域×2、高域×2)を搭載、もう1つは1ダイナミック+2BAのハイブリッド構成となっている。いずれもハウジングにタッチセンサーを内蔵し、再生/停止や音量調整などが行える。音質は「ワイヤレスながら非常に情報量の多い明瞭なサウンドに仕上げた」としている。まだどちらが採用されるか、両パターンが発売されるかも未定。
qdcでは、ダイナミック型/BA型ドライバーを1基ずつ搭載するハイブリッドイヤホン「Uranus」を出展。同ブランドの人気1BAイヤホン「NEPTUNE」の後継にあたるモデルで、そのサウンドをベースに、ハイブリッド構成としたことで低域と高域の範囲を広げワイドレンジ化を図っている。周波数特性は10Hz - 20kHz、感度は100dB SPL/mW、インピーダンスは18Ω。発売時期は2020年1月下旬、価格は35,000円前後を想定。発売時にはBluetooth 5.0対応のワイヤレスケーブル「BTX Cable」同梱モデルも用意される予定だ。
また秋のヘッドホン祭でも登場したハイブリッドイヤホン「TrES」も出展。日本向けにミックスウェーブと共同開発されたという本機は、高域がくっきりとして低域も強めた迫力あるサウンドが特徴。2020年1月から2月の発売が見込まれる。
FAudioからは、カスタムIEMの新モデル「Mezzo」と静電型ドライバー搭載のハイブリッドイヤホン「PROJECT Y」が参考出展されている。いずれもこれまで様々なイベントで出展し、そこで受けたユーザーからのフィードバックをもとに音質面もブラッシュアップしているという。発売時期、価格は未定。他にも従来モデルや、12月13日からクラウドファンディングをスタートしたハイブリッドイヤホン「Scale」も出展している。
64 AUDIOでは「Project K-9」と名付けられた新イヤホンが登場。ハウジングにも「?」マークが施された謎のモデルで、ドライバー構成などは非公開。その詳細はミックスウェーブ担当者にも明かされていないという。ブースでは同ブランドの従来ラインナップとの比較試聴が可能だ。
■オヤイデ電気
オヤイデ電気では同社製品を一斉に出展。参考品として、ヘッドホン用の切り売りリケーブル「HPC-26QUAD」を採用したHD 800/HD 800 S/HD 820用のリケーブルが完成品に近い状態で出展されている。プラグにはFOCUS 1 4pin type(金・パラジウムメッキ)を採用、長さは1.5m/3.0mを用意する。静電容量は208pF/m、導体抵抗は0.143Ω/m。
昨年開催の「ポタフェス2018 冬」で参考出展されていたモデルが、ようやくほぼ最終仕様になって登場。担当者いわく、「HD 800用コネクタを国内生産するにあたり、品質や耐久性を高い水準で確保しながら開発するのに時間を要した」とのこと。価格は未定だが、プレーヤー側の端子ラインナップの拡充を図り、来春頃の発売を見込んでいるという。また同社製の4.4mm 5極端子の開発も検討中、こちらも来春に登場予定とのことだ。
■linum by estron
linum by estronでは、強度の高さと軽量さ、また他にはない細さが特徴のケーブルを展開。新モデルとして4.4mm 5極バランス端子を採用したモデルが登場した。イヤホン端子にはMMCX、2pin、T2バージョンを用意し、価格は34,000円前後とのこと。開場後から早速ブースは盛況で、ソニーのウォークマンなどと組み合わせて試聴に訪れるユーザーも多く見られた。
■ミックスウェーブ
人気のイヤホンブランドを多数取り扱うミックスウェーブでは、今回Unique Melody/qdc/FAudio/64 AUDIOが新モデルを参考出展。またCampfire AudioからはALO Audio×ミックスウェーブ10周年記念イヤホン「ANDROMEDA MW10」(168,000円前後)と「C/2019 Q4」(53,000円前後)、Beat Audioからは年内発売予定の「Emerald MKII 8-wire LC」(100,000円前後)などが並んでいる。
Unique Melodyでは静電型トゥイーターを採用した新イヤホン「EST」が登場。ダイナミック型を1基(低域)、BA型を4基(中高域)、静電型を2基(超高域)と合計7基のドライバーを搭載している。さらに同構成に骨伝導ドライバーを追加したモデルも出展。骨伝導を採用することで中域表現が向上、音場も広がるとのことで、試聴したユーザーからは「ヘッドホンのような音が楽しめる」との感想もあった。
試聴機には骨伝導の効果をOFFにした筐体も用意され、聴き比べが可能。ユニバーサルイヤホンの場合、カスタムIEMと異なりイヤーチップによって振動が若干吸収されてしまうため、効果をより体感できるように用意したとのこと。両モデルとも発売時期と価格は未定で、ユーザーの声を聞きながら音質をさらに追求していくとのこと。
さらにUnique Melody初の完全ワイヤレスイヤホン「TWS3020」も参考出展。こちらも価格や発売時期は未定、まだ試作段階でデザインも今後変更の可能性が高いという。現状では手のひらにおさまるコンパクトなケースを採用しており、充電端子はUSB-Cとなっている。
TWS3020のイヤホン構成は2パターン用意され、1つは4BAドライバー(中低域×2、高域×2)を搭載、もう1つは1ダイナミック+2BAのハイブリッド構成となっている。いずれもハウジングにタッチセンサーを内蔵し、再生/停止や音量調整などが行える。音質は「ワイヤレスながら非常に情報量の多い明瞭なサウンドに仕上げた」としている。まだどちらが採用されるか、両パターンが発売されるかも未定。
qdcでは、ダイナミック型/BA型ドライバーを1基ずつ搭載するハイブリッドイヤホン「Uranus」を出展。同ブランドの人気1BAイヤホン「NEPTUNE」の後継にあたるモデルで、そのサウンドをベースに、ハイブリッド構成としたことで低域と高域の範囲を広げワイドレンジ化を図っている。周波数特性は10Hz - 20kHz、感度は100dB SPL/mW、インピーダンスは18Ω。発売時期は2020年1月下旬、価格は35,000円前後を想定。発売時にはBluetooth 5.0対応のワイヤレスケーブル「BTX Cable」同梱モデルも用意される予定だ。
また秋のヘッドホン祭でも登場したハイブリッドイヤホン「TrES」も出展。日本向けにミックスウェーブと共同開発されたという本機は、高域がくっきりとして低域も強めた迫力あるサウンドが特徴。2020年1月から2月の発売が見込まれる。
FAudioからは、カスタムIEMの新モデル「Mezzo」と静電型ドライバー搭載のハイブリッドイヤホン「PROJECT Y」が参考出展されている。いずれもこれまで様々なイベントで出展し、そこで受けたユーザーからのフィードバックをもとに音質面もブラッシュアップしているという。発売時期、価格は未定。他にも従来モデルや、12月13日からクラウドファンディングをスタートしたハイブリッドイヤホン「Scale」も出展している。
64 AUDIOでは「Project K-9」と名付けられた新イヤホンが登場。ハウジングにも「?」マークが施された謎のモデルで、ドライバー構成などは非公開。その詳細はミックスウェーブ担当者にも明かされていないという。ブースでは同ブランドの従来ラインナップとの比較試聴が可能だ。
■オヤイデ電気
オヤイデ電気では同社製品を一斉に出展。参考品として、ヘッドホン用の切り売りリケーブル「HPC-26QUAD」を採用したHD 800/HD 800 S/HD 820用のリケーブルが完成品に近い状態で出展されている。プラグにはFOCUS 1 4pin type(金・パラジウムメッキ)を採用、長さは1.5m/3.0mを用意する。静電容量は208pF/m、導体抵抗は0.143Ω/m。
昨年開催の「ポタフェス2018 冬」で参考出展されていたモデルが、ようやくほぼ最終仕様になって登場。担当者いわく、「HD 800用コネクタを国内生産するにあたり、品質や耐久性を高い水準で確保しながら開発するのに時間を要した」とのこと。価格は未定だが、プレーヤー側の端子ラインナップの拡充を図り、来春頃の発売を見込んでいるという。また同社製の4.4mm 5極端子の開発も検討中、こちらも来春に登場予定とのことだ。
■linum by estron
linum by estronでは、強度の高さと軽量さ、また他にはない細さが特徴のケーブルを展開。新モデルとして4.4mm 5極バランス端子を採用したモデルが登場した。イヤホン端子にはMMCX、2pin、T2バージョンを用意し、価格は34,000円前後とのこと。開場後から早速ブースは盛況で、ソニーのウォークマンなどと組み合わせて試聴に訪れるユーザーも多く見られた。