スタンダードモデルもラインナップ更新
ストラーダ、レコーダー連携でリモート番組視聴に対応した10型有機ELカーナビ「CN-F1X10BGD」
パナソニック オートモーティブシステムズは、カーナビステーション『ストラーダ』の新モデルとして、大画面「Fシリーズ」3機種、およびスタンダードモデル4機種を12月初旬より順次発売する。以下、いずれも税込の予想実売価格。
<Fシリーズ>
・10V型有機EL「CN-F1X10BGD」 26万円前後 12月初旬発売
・10V型有機EL「CN-F1X10GD」 24万円前後 12月初旬発売
・9V型液晶「CN-F1D9GD」17万円前後 12月初旬発売
<スタンダードモデル>
・200mmワイド「CN-HA02WD」10.5万円前後 12月中旬発売
・180mm「CN-HA02D」10.5万円前後 12月中旬発売
・200mmワイド「CN-HE02WD」9.5万円前後 2023年1月中旬発売
・180mm「CN-HE02D」9.5万円前後 2023年1月中旬発売
■Fシリーズでは「レコーダーリンク」機能を新搭載
大画面モデル「Fシリーズ」2022年モデルでは、その画面サイズのエンターテインメント活用をさらに強化。この度、リビングとクルマをシームレスに連携させる新機能「レコーダーリンク」を搭載。これはレコーダーに録りためた番組や受信している番組を、ストラーダでリモート視聴することができる機能だ。
BD/DVDといったディスク再生機能もストラーダの特徴ではあるが、本機能ではディスクにダビングして持ち歩くという必要がなく、またレコーダーがある自宅エリアの放送を見ることができるため、遠方でもいつも見ている番組を視聴することができる。
使用方法は、まず自宅でスマートフォンに「DiXiM Play forレコーダーリンク」アプリをインストールし、自宅のレコーダーを登録。そしてストラーダとスマホを接続し、アプリにストラーダを登録する。このステップでレコーダーリンクが使用可能となる。
また低画質/標準画質/高画質から画質を選択することで、データ通信量の調整が行える。データ通信量は1時間ほどの番組で、低画質モードで500MB、標準画質モードで700MB、高画質モードで1GB程度。なおこれはあくまで基準の数値であり、視聴する元データの画質などに左右されるとのことだ。
レコーダーリンク機能に対応するレコーダーは、パナソニック、シャープ、東芝のレコーダー製品の一部機種、およびアイ・オー・データ機器とバッファローのNASの一部機種となる。
なお調査によると、普段よく視聴される動画の種類は、「リアルタイムのテレビ番組」が1位、「録画したテレビ番組」が2位だという。この上位2つが、レコーダーリンクで楽しめるようになる。また同社が提供するスマホのリモート視聴アプリの利用状況は、過去2年で2倍に増加。このような背景から、レコーダーリンクによる新しい体験の提供が推進されたと同社は説明する。
また2022年モデルでも、Fシリーズの特徴である、装着可能車数490車種以上という汎用性の高さ、見やすい位置にディスプレイを調整できる独自のフローティング・スイング構造、そして業界唯一の有機ELパネルといった特徴も引き継ぐ。特に有機EL搭載モデルについては、豊かな表現力、高い色再現性、高コントラスト、高い視認性で、車内環境に非常に向いていると強くアピールしている。
画面解像度はいずれもHD。2021年モデルでプラットフォーム刷新により実装された、高画質で見やすい「HD美次元マップ」、そして「高速レスポンス」も踏襲する。CN-F1X10BGDはBD/DVDに対応、ほか2モデルはDVDのみに対応する。
そのほかのカーナビゲーションとしての機能も進化した。まず、前モデルより地デジチューナーの受信性能を向上させた。受信データの誤り訂正処理能力を向上、妨害除去機能の強化によって、障害物などで電波が弱まった場合でも、安定した地デジ視聴が可能だという。
そして交差点の情報表示機能を強化。ルート案内がみやすく、また詳細な情報を事前に表示することで、次の分岐までの距離が短い場合などでも、交差点の曲がる場所がわかりやすくなったとしている。
加えて、無料地図の更新期間は、これまでの最大3年間から、利用開始から3年間に変更された。これまでは利用開始時期を問わず最大3年間だったため、たとえば発売から1年後に購入した場合は2年間の更新権利になっていた。これが利用開始からのタイミングに変更となったことで、購入時期を問わずに3年間の権利が得られる。
映像面だけでなく、サウンド面にもこだわられており、FLAC/WAVフォーマットのハイレゾ対応(最大192kHz/24bit)、CDなどの音源を高音質化するアップコンバート機能や、プロのチューニングを楽しめる「音の匠」機能を踏襲。32bit DAC「MUSESシリーズ」のハイエンドオーディオ機器向けオペアンプといった高音質パーツの搭載で、車内でスタジオマスターサウンドが楽しめるとアピールする。
ほか、Wi-Fi・テザリング接続によって、音声検索「ボイスサーチ」が利用可能。ナビと対話をするように話すことで、目的地の検索や設定が行える。また別売の前後2カメラドライブレコーダー(CA-DR03HTD)、リヤビューカメラ(CY-RC500HD)と連携により、HD画質の大画面に映像を表示して確認することもできる。
■地デジ受信感度の向上と音質アップでエンタメ性能を強化
地図・映像の高精細なHD画質表示と、スピーディーな操作性で好評を得ているという7V型スタンダードモデルもラインナップを更新。車内の電子ノイズは増加傾向にあり車載機器が電波干渉を受けやすくなっていることを受け、Fシリーズと同じく、チューナーの性能向上と妨害電波に対する除去機能を強化することで、地デジの安定した受信を実現している。
またFLAC/WAVフォーマットのハイレゾ音源対応、プロのチューニングが楽しめる「音の匠」サウンドモードの搭載など、基本的なサウンド性能を踏襲しながら、新たにデジタルパワーアンプを搭載し、回路設計の最適化を実施。2021年モデルと比較して、より音の歪みを抑えたクリアな音質を獲得したという。
デジタルパワーアンプの搭載は昨今の史上の流行を捉えたものだが、アンプまわりの省スペース化が可能な反面、ノイズを受けやすいという部分もあるため、同社としてもスタンダードモデルでチャレンジして、ユーザーの反応によってハイモデルへの展開も検討したいとのことだった。
そのほか2022年モデルの進化点として、CN-HA02D/WDの2モデルについては、無料地図更新の更新が利用開始から最大3年間へと変更された。
■大画面への要望を後押しにストラーダを推進
本日11月1日、同社は新製品のオンライン発表を実施。国内のカーナビゲーションシステムの市況については、半導体不足、新型コロナウイルスの影響で、新車の販売台数が低水準になったことに伴い、カーナビゲーションシステムにおいても大きな打撃があったと説明。まずは商品の供給を切らさないように努めてきたが、今年度は2020年並に消費が回復、普及価格帯以上が増加すると見込んでいるという。
その軸となるのはFシリーズだ。「みんなのクルマに大画面」をコンセプトに、2016年にデビューしたFシリーズは、これまで装着できなかった車にも大画面が装着できることを強みに、対応車種の増加やスイング機構や有機ELの搭載など、ニーズにあわせて進化を続けてきた。
また今より大画面のカーナビゲーションシステムが欲しいという要望は高まっており、なかでも10インチ以上の大画面需要は2019年から2022年にかけて、割合として5%ほどアップしているという。
来年ストラーダは20周年を迎えるが、「この機会に、ストラーダの価値を認めてもらえるよう、ますます魅力的な製品をお届けしていきたい」として、同社は大画面戦略をさらに推し進めていく。
<Fシリーズ>
・10V型有機EL「CN-F1X10BGD」 26万円前後 12月初旬発売
・10V型有機EL「CN-F1X10GD」 24万円前後 12月初旬発売
・9V型液晶「CN-F1D9GD」17万円前後 12月初旬発売
<スタンダードモデル>
・200mmワイド「CN-HA02WD」10.5万円前後 12月中旬発売
・180mm「CN-HA02D」10.5万円前後 12月中旬発売
・200mmワイド「CN-HE02WD」9.5万円前後 2023年1月中旬発売
・180mm「CN-HE02D」9.5万円前後 2023年1月中旬発売
■Fシリーズでは「レコーダーリンク」機能を新搭載
大画面モデル「Fシリーズ」2022年モデルでは、その画面サイズのエンターテインメント活用をさらに強化。この度、リビングとクルマをシームレスに連携させる新機能「レコーダーリンク」を搭載。これはレコーダーに録りためた番組や受信している番組を、ストラーダでリモート視聴することができる機能だ。
BD/DVDといったディスク再生機能もストラーダの特徴ではあるが、本機能ではディスクにダビングして持ち歩くという必要がなく、またレコーダーがある自宅エリアの放送を見ることができるため、遠方でもいつも見ている番組を視聴することができる。
使用方法は、まず自宅でスマートフォンに「DiXiM Play forレコーダーリンク」アプリをインストールし、自宅のレコーダーを登録。そしてストラーダとスマホを接続し、アプリにストラーダを登録する。このステップでレコーダーリンクが使用可能となる。
また低画質/標準画質/高画質から画質を選択することで、データ通信量の調整が行える。データ通信量は1時間ほどの番組で、低画質モードで500MB、標準画質モードで700MB、高画質モードで1GB程度。なおこれはあくまで基準の数値であり、視聴する元データの画質などに左右されるとのことだ。
レコーダーリンク機能に対応するレコーダーは、パナソニック、シャープ、東芝のレコーダー製品の一部機種、およびアイ・オー・データ機器とバッファローのNASの一部機種となる。
なお調査によると、普段よく視聴される動画の種類は、「リアルタイムのテレビ番組」が1位、「録画したテレビ番組」が2位だという。この上位2つが、レコーダーリンクで楽しめるようになる。また同社が提供するスマホのリモート視聴アプリの利用状況は、過去2年で2倍に増加。このような背景から、レコーダーリンクによる新しい体験の提供が推進されたと同社は説明する。
また2022年モデルでも、Fシリーズの特徴である、装着可能車数490車種以上という汎用性の高さ、見やすい位置にディスプレイを調整できる独自のフローティング・スイング構造、そして業界唯一の有機ELパネルといった特徴も引き継ぐ。特に有機EL搭載モデルについては、豊かな表現力、高い色再現性、高コントラスト、高い視認性で、車内環境に非常に向いていると強くアピールしている。
画面解像度はいずれもHD。2021年モデルでプラットフォーム刷新により実装された、高画質で見やすい「HD美次元マップ」、そして「高速レスポンス」も踏襲する。CN-F1X10BGDはBD/DVDに対応、ほか2モデルはDVDのみに対応する。
そのほかのカーナビゲーションとしての機能も進化した。まず、前モデルより地デジチューナーの受信性能を向上させた。受信データの誤り訂正処理能力を向上、妨害除去機能の強化によって、障害物などで電波が弱まった場合でも、安定した地デジ視聴が可能だという。
そして交差点の情報表示機能を強化。ルート案内がみやすく、また詳細な情報を事前に表示することで、次の分岐までの距離が短い場合などでも、交差点の曲がる場所がわかりやすくなったとしている。
加えて、無料地図の更新期間は、これまでの最大3年間から、利用開始から3年間に変更された。これまでは利用開始時期を問わず最大3年間だったため、たとえば発売から1年後に購入した場合は2年間の更新権利になっていた。これが利用開始からのタイミングに変更となったことで、購入時期を問わずに3年間の権利が得られる。
映像面だけでなく、サウンド面にもこだわられており、FLAC/WAVフォーマットのハイレゾ対応(最大192kHz/24bit)、CDなどの音源を高音質化するアップコンバート機能や、プロのチューニングを楽しめる「音の匠」機能を踏襲。32bit DAC「MUSESシリーズ」のハイエンドオーディオ機器向けオペアンプといった高音質パーツの搭載で、車内でスタジオマスターサウンドが楽しめるとアピールする。
ほか、Wi-Fi・テザリング接続によって、音声検索「ボイスサーチ」が利用可能。ナビと対話をするように話すことで、目的地の検索や設定が行える。また別売の前後2カメラドライブレコーダー(CA-DR03HTD)、リヤビューカメラ(CY-RC500HD)と連携により、HD画質の大画面に映像を表示して確認することもできる。
■地デジ受信感度の向上と音質アップでエンタメ性能を強化
地図・映像の高精細なHD画質表示と、スピーディーな操作性で好評を得ているという7V型スタンダードモデルもラインナップを更新。車内の電子ノイズは増加傾向にあり車載機器が電波干渉を受けやすくなっていることを受け、Fシリーズと同じく、チューナーの性能向上と妨害電波に対する除去機能を強化することで、地デジの安定した受信を実現している。
またFLAC/WAVフォーマットのハイレゾ音源対応、プロのチューニングが楽しめる「音の匠」サウンドモードの搭載など、基本的なサウンド性能を踏襲しながら、新たにデジタルパワーアンプを搭載し、回路設計の最適化を実施。2021年モデルと比較して、より音の歪みを抑えたクリアな音質を獲得したという。
デジタルパワーアンプの搭載は昨今の史上の流行を捉えたものだが、アンプまわりの省スペース化が可能な反面、ノイズを受けやすいという部分もあるため、同社としてもスタンダードモデルでチャレンジして、ユーザーの反応によってハイモデルへの展開も検討したいとのことだった。
そのほか2022年モデルの進化点として、CN-HA02D/WDの2モデルについては、無料地図更新の更新が利用開始から最大3年間へと変更された。
■大画面への要望を後押しにストラーダを推進
本日11月1日、同社は新製品のオンライン発表を実施。国内のカーナビゲーションシステムの市況については、半導体不足、新型コロナウイルスの影響で、新車の販売台数が低水準になったことに伴い、カーナビゲーションシステムにおいても大きな打撃があったと説明。まずは商品の供給を切らさないように努めてきたが、今年度は2020年並に消費が回復、普及価格帯以上が増加すると見込んでいるという。
その軸となるのはFシリーズだ。「みんなのクルマに大画面」をコンセプトに、2016年にデビューしたFシリーズは、これまで装着できなかった車にも大画面が装着できることを強みに、対応車種の増加やスイング機構や有機ELの搭載など、ニーズにあわせて進化を続けてきた。
また今より大画面のカーナビゲーションシステムが欲しいという要望は高まっており、なかでも10インチ以上の大画面需要は2019年から2022年にかけて、割合として5%ほどアップしているという。
来年ストラーダは20周年を迎えるが、「この機会に、ストラーダの価値を認めてもらえるよう、ますます魅力的な製品をお届けしていきたい」として、同社は大画面戦略をさらに推し進めていく。