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数多くの最先端技術と同ブランド音響技術を投入

iBasso、高磁束テスラユニット搭載のダイナミック型イヤホン「IT05」

公開日 2023/02/10 11:00 編集部:松永達矢
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MUSINは、iBasso Audioの高磁束テスラユニットを搭載するダイナミック型イヤホン「IT05」を2月17日(金)に発売する。価格はオープンだが、税込50,000円前後での実売が予想される。

「IT05」

磁気回路に1.6Tの磁束を有するフラグシップレベルの高磁束テスラユニットを採用するなど、多くの最先端技術と同ブランドの音響技術を投入して開発したダイナミック型イヤホン。

搭載される11mm径のダイナミックドライバーは、振動板に金属の中でもトップクラスの硬度を誇る「クロム」を採用。密着強度の強さや高い成膜レートを誇るマグネトロンスパッタリングという薄膜形成技術でクロノダイヤフラムを形成した。クロムナノダイヤフラムは他の金属素材と比べて同サイズでも密度が7%削減され、応答性能と駆動性能の向上を実現。透明感のある繊細な表現力と煌びやかな高域表現を獲得したとアピールしている。

ダイヤフラムエッジにもクロムナノメッキを施すことにより素材間のギャップを抑制し、ムラのない振動応答性を確保。上述の高磁束テスラユニットで駆動することで、優れたダイナミックレンジと高いレスポンスを誇るクロムナノダイヤフラムの性能を最大限に発揮するという。

ドライバーユニットを格納するチャンバー部は、同ブランドのサウンドエンジニアが理想とするサウンドを実現するために開発した「ヘルムホルツ・デュアルチャンバー」を採用。筐体内に発生してしまう不要反響やノイズを最大限抑制することで、滲みが少なく立体的で深くパワフルな低域表現と、長時間のリスニングでも聴きやすい中域表現を両立させた。

「ヘルムホルツ・デュアルチャンバー」(イメージ)

スピーカーチャンバー部(イメージ)

スピーカーチャンバーは、共振によるノイズ抑制を目的とした高密度真鍮と安定した音響特性を持つステンレスで構成。真鍮素材独特の温かみのある低域とステンレス素材特有のキレの良さや透明度の高さをサウンドへと反映させている。

筐体のアルミニウム合金シェルは、5軸CNCデジタル処理のプロセスを経て、洗練された形状を創出。人間工学に基づいたデザイン設計を取り入れることで、装着時の圧迫感を抑制し、高い密閉性と安定した装着性を提供する。筐体表面はサンドブラスト加工を施し、滑らかで上品な手触りに仕上げられ、フェイスプレートは、波打つ水面のようなデザインを採用した。

付属ケーブルは、ブランドオリジナルのステンレスプラグパーツを用いた3.5mmシングルエンドと4.4mmのバランスケーブルの2本を同梱。共にイヤホン側コネクターはMMCX端子を採用する。

イヤホンケーブルは3.5mmシングルエンドと4.4mmのバランスケーブルの2本を同梱する

4.4mmバランスケーブルは、4本の6N単結晶線と4本の銀メッキ加工6N単結晶銅線を組み合わせたシルバーとブラックのツイストデザインとなっており、サウンドの変化だけでなく、外観の変化も楽しめるとアピール。3.5mmシングルエンドケーブルは高純度無酸素銅線をベースに、裂傷や擦傷に耐性のある編組素材のシースを採用し長く使えるよう配慮した。

再生周波数帯域は10Hz - 40kHz、感度は119±2dB、インピーダンスは16Ωとなる。本体質量は7.8g(イヤホン単体/ケーブル含まず)。付属品として、交換用フィルター3種、イヤーピース5種、専用ストレージケースを同梱する。

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