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finalだけでは実現できなかった新しい取り組みにトライ

<ヘッドフォン祭>final、新ブランド「REB」始動。独自プロダクト/コミュニティサイト「MAKER'S」/直営店を展開

公開日 2023/04/29 15:45 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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finalは、本日4月29日に開催されている「春のヘッドフォン祭り 2023」にて、新ブランド「REB」の始動を発表。コミュニティサイト「MAKER'S」と川崎の直営店final store、独自プロダクトの3つの事業を有機的に連携させた新しい取り組みをスタートさせた。

新ブランド「REB」3つの事業の柱

REB担当の平井氏によると、「(オーディオという)共通言語があることで、奥手でもコミュニケーションが成立する」場をつくりたいという思いがあったという。REBというブランド名は「REBOOT(再始動)」「REBUILD(再構築)」「REBORN(再生)」の3つの頭文字からとったもので、finalというブランドだけでは実現できなかった新しい取り組みにも積極的にチャレンジしていくことを考えているという。

REB担当の平井氏

REBで展開される独自プロダクトとしては、まずfinalのDIYイヤホンキット「MAKE4」のチューニングパーツを用意。第一弾製品は音導管が少し短い「TWS」、真鍮製の「BRASS」、中央が少しくびれた「ORIFICE」の3種類で、それぞれヘッドフォン祭の会場で試聴機が用意された。

MAKE4のチューニングパーツを用意

チューニングパーツを使用したモデルは会場でも試聴可能

また、イヤホンの基幹部分をユニット化し、ユニバーサルシェルとカスタムIEMを交換できるオリジナルプロダクトも開発中。プロトタイプの段階の製品が展示されていたが、しっかりした金属ボディの筐体で、表面に三角形のREBロゴが刻まれるなど、今後どう製品化されていくか期待が高まる。

カスタムIEMとユニバーサルシェルを付け替えできるモデルも計画中

「MAKER'S」は、finalが展開するDIYイヤホン「MAKE」のファンが集まるコミュニティサイト。MAKEのさまざまな音のチューニング=レシピやレビューを公開することができるもので、これまでは登録者のみが投稿、閲覧できたが、今後は誰でも閲覧できるようにリニューアルされる(投稿とコメントについては引き続き登録者のみ)。また、川崎のfinal Store本店も改めて「REB」ブランドとしてリニューアル予定としている。

「MAKE」の独自レシピやレビューを投稿できるMAKER'S

さらに、平井氏のアイデアとして、ユーザー参加型の配信イベントや全国でのREBフェス、ユーザーオリジナル製品の取り扱い、工場見学ツアーなどを検討しているということで、「ユーザーの楽しいを実現させるブランド」としてREBをしっかり成長させていきたいと思いを込める。

ヘッドフォン祭の会場では、特別出張版としての「MAKER'S day」を開催しており、その場でフィルター等を活用したMAKEのチューニングが行えるほか、REBブランドの新チューニングアイテムも試聴可能に。熱心な“MAKER'S”たちが訪れ、思い思いのチューニングで「自分だけ」のイヤホン作成に集中して取り組んでいた。

MAKER'Sたちが思い思いのチューニングを楽しむ

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