<ゲーミング特集2022>
凄まじい没入感、ag「WHP02 for Gaming」はコスパ◎の“震える”ゲーミングヘッドセットだ
agは、オーディオメーカーのfinalが2019年に立ち上げたオーディオブランドである。今回紹介する「WHP02 for Gaming」は、同ブランドが初めて手掛けたワイヤレスゲーミングヘッドセットだ。
サウンド面はfinalが全面監修。ゲームプレイ時に必要な性能だけでなく、映画や音楽も幅広く楽しめるモデルに仕上がっているという。ドライバーには、ダイナミック型を左右で合計4基搭載。クリアなサウンドとワイドな音場感を両立した。また、音響特性の検証を重ねることで、Bluetooth特有の聴き疲れしやすい音質を抑えているのもポイント。
ゲームへの没入感を高める仕掛けも用意する。重低音に合わせて振動し、ゲームの世界を映画館で楽しんでいるかのような迫力を味わえる「ウーファーモード」と、ゲーム内の細かい効果音や音声を聴き取りやすくした「クリアモード」の2種類のモードを搭載。ハウジングの物理スイッチで簡単に切り替えられる。また、ハウジング側面のロゴは青く点滅し、これがゲームの雰囲気を盛り上げてくれる。なお点滅はオフにもできるため、ゲーム以外の場面でも本機を安心して使える。
着脱可能なブームマイクが付属。ゲームのボイスチャットやWeb会議で明瞭な音声を相手に届けられる。このブームマイクは先端にミュートボタンがあり、急に周囲の人に話しかけられた場合に、手元でマイクをオフにできる。
ペアリングする機器によってはBluetoothのバージョンが古く、遅延が気になるケースもあるだろう。このようなことも想定し、本機には2.4GHzの低遅延通信に対応したUSB-C接続のトランスミッターが付属する。USB-CをUSB-Aに変換するアダプタも付いているので、PCやゲーム機など幅広いデバイスで使える。なお、連続再生時間はハウジングのロゴの点滅がオンで最大17時間、オフだと最大27時間。ロゴの点滅とウーファーモードの両方がオンだと最大6時間となる。
WHP02 for Gamingを装着し、人気のバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』を起動する。サウンドは音像が明瞭で、厚みがある。定位も的確で、他のプレーヤーが迫ってくる様子やどの位置から銃で撃たれたか、といった音情報もわかりやすい。
このゲームは銃声や爆発音のような大きな音が多く、「ウーファーモード」だと音の刺激が強そうだと思っていた。ところが、実際に試したらまったくそんなことはない。映画館でサブウーファーの音と振動が体を震わせるイメージで、映像とリンクして音と自然な振動が体に響いて気持ちよかった。振動のない「クリアモード」だと、細かい効果音は確かに明瞭に聞こえるが、少し物足りなく感じられてしまう。このゲームには「ウーファーモード」をオススメしたい。
ボイスチャットは、音声がクリアだったようで「あれ?いつもより聴きやすい」とフレンドからも高評価だった。マイクのミュートボタンは、ブームマイク先端のマイク部の中央にある。押す際に周囲のマイク部に触れてノイズが出るかと心配だったが、後から聞いたらわからなかったそうだ。あれこれ試しながら、つい1時間ほど遊んでしまったが、イヤーパッドが厚く柔らかいため側圧で痛くなることもなかった。久々に時間を忘れてゲームに浸れたように思う。
続いて、自由度が高いオープンワールドアクションRPG『スカイリム』を遊んだ。サウンドで陰鬱な世界観を上手に表現しているゲームで、緊迫したシーンでは常にバックグラウンドに低い風のような音がある。これが、「ウーファーモード」だと実にリアル。ゲームの世界への没入感がすさまじく、アイテムを拾ったり、鍵を開けたりといった基本操作すら、焦燥感に駆られてしまう。プレイしている間、常に心拍数が上がったままだった。
最後も人気タイトル『FINAL FANTASY XIV』をプレイする。スタート画面で、シリーズを象徴する曲「プレリュード」が流れる。より明瞭な音で聴きたく「クリアモード」に切り替える。その音色の美しさに思わず鳥肌が立った。「クリアモード」だと音が軽くなりそうなイメージだが、厚みはそのまま。低域がよりタイトになる。モードをこのままにしてゲームもプレイしたが、こちらは煌びやかなBGMが聴きやすい。軽快かつ軽妙なゲームのテンポとマッチしていた。
WHP02 for Gamingは、サウンドはもちろん付属品一つに至るまで、どんなシチュエーションでも、どんな機器を組み合わせても、ゲームの世界に浸れるよう配慮が行き届いている。「ゲーミング」という文化に真摯に向き合い、開発されたモデルだとよくわかる。一度使えば、この良さに共感できるはずだ。それでいて、1万円を切る抜群のコストパフォーマンスも実現しているのだから、弱点がまったく見当たらない。日頃ゲームに向き合うゲーマーたちに、ぜひとも使って欲しいアイテムだ。
■ブームマイクや低遅延トランスミッターが付属、幅広い利用シーンで使いやすい
サウンド面はfinalが全面監修。ゲームプレイ時に必要な性能だけでなく、映画や音楽も幅広く楽しめるモデルに仕上がっているという。ドライバーには、ダイナミック型を左右で合計4基搭載。クリアなサウンドとワイドな音場感を両立した。また、音響特性の検証を重ねることで、Bluetooth特有の聴き疲れしやすい音質を抑えているのもポイント。
ゲームへの没入感を高める仕掛けも用意する。重低音に合わせて振動し、ゲームの世界を映画館で楽しんでいるかのような迫力を味わえる「ウーファーモード」と、ゲーム内の細かい効果音や音声を聴き取りやすくした「クリアモード」の2種類のモードを搭載。ハウジングの物理スイッチで簡単に切り替えられる。また、ハウジング側面のロゴは青く点滅し、これがゲームの雰囲気を盛り上げてくれる。なお点滅はオフにもできるため、ゲーム以外の場面でも本機を安心して使える。
着脱可能なブームマイクが付属。ゲームのボイスチャットやWeb会議で明瞭な音声を相手に届けられる。このブームマイクは先端にミュートボタンがあり、急に周囲の人に話しかけられた場合に、手元でマイクをオフにできる。
ペアリングする機器によってはBluetoothのバージョンが古く、遅延が気になるケースもあるだろう。このようなことも想定し、本機には2.4GHzの低遅延通信に対応したUSB-C接続のトランスミッターが付属する。USB-CをUSB-Aに変換するアダプタも付いているので、PCやゲーム機など幅広いデバイスで使える。なお、連続再生時間はハウジングのロゴの点滅がオンで最大17時間、オフだと最大27時間。ロゴの点滅とウーファーモードの両方がオンだと最大6時間となる。
■2つのサウンドモードがゲームの世界観を盛り上げてくれる
WHP02 for Gamingを装着し、人気のバトルロイヤルゲーム『フォートナイト』を起動する。サウンドは音像が明瞭で、厚みがある。定位も的確で、他のプレーヤーが迫ってくる様子やどの位置から銃で撃たれたか、といった音情報もわかりやすい。
このゲームは銃声や爆発音のような大きな音が多く、「ウーファーモード」だと音の刺激が強そうだと思っていた。ところが、実際に試したらまったくそんなことはない。映画館でサブウーファーの音と振動が体を震わせるイメージで、映像とリンクして音と自然な振動が体に響いて気持ちよかった。振動のない「クリアモード」だと、細かい効果音は確かに明瞭に聞こえるが、少し物足りなく感じられてしまう。このゲームには「ウーファーモード」をオススメしたい。
ボイスチャットは、音声がクリアだったようで「あれ?いつもより聴きやすい」とフレンドからも高評価だった。マイクのミュートボタンは、ブームマイク先端のマイク部の中央にある。押す際に周囲のマイク部に触れてノイズが出るかと心配だったが、後から聞いたらわからなかったそうだ。あれこれ試しながら、つい1時間ほど遊んでしまったが、イヤーパッドが厚く柔らかいため側圧で痛くなることもなかった。久々に時間を忘れてゲームに浸れたように思う。
続いて、自由度が高いオープンワールドアクションRPG『スカイリム』を遊んだ。サウンドで陰鬱な世界観を上手に表現しているゲームで、緊迫したシーンでは常にバックグラウンドに低い風のような音がある。これが、「ウーファーモード」だと実にリアル。ゲームの世界への没入感がすさまじく、アイテムを拾ったり、鍵を開けたりといった基本操作すら、焦燥感に駆られてしまう。プレイしている間、常に心拍数が上がったままだった。
最後も人気タイトル『FINAL FANTASY XIV』をプレイする。スタート画面で、シリーズを象徴する曲「プレリュード」が流れる。より明瞭な音で聴きたく「クリアモード」に切り替える。その音色の美しさに思わず鳥肌が立った。「クリアモード」だと音が軽くなりそうなイメージだが、厚みはそのまま。低域がよりタイトになる。モードをこのままにしてゲームもプレイしたが、こちらは煌びやかなBGMが聴きやすい。軽快かつ軽妙なゲームのテンポとマッチしていた。
WHP02 for Gamingは、サウンドはもちろん付属品一つに至るまで、どんなシチュエーションでも、どんな機器を組み合わせても、ゲームの世界に浸れるよう配慮が行き届いている。「ゲーミング」という文化に真摯に向き合い、開発されたモデルだとよくわかる。一度使えば、この良さに共感できるはずだ。それでいて、1万円を切る抜群のコストパフォーマンスも実現しているのだから、弱点がまったく見当たらない。日頃ゲームに向き合うゲーマーたちに、ぜひとも使って欲しいアイテムだ。