ローム製DACのクアッド構成も目玉
iBasso、全世界888台限定DAP「DX320MAX Ti」6/2発売。独自開発アナログボリューム搭載
MUSINは、同社取り扱いブランド iBasso AudioのDAP数量限定モデル「DX320MAX Ti」について、国内発売日を2023年6月2日に決定した。価格はオープンだが、税込460,350円前後での実売が予想される。
「DX320MAX Ti」は、徹底的な音質追求を掲げた数量限定生産の大型DAP“MAXシリーズ” にラインナップされる新モデル。現在のフラグシップモデル「DX320」をベースに、従来の“MAXシリーズ”やこれまで開発したDAPで培った技術を用いて設計されており、生産数は全世界限定888台となる。
DACチップとして、ローム製フラグシップDACチップ「BD34301EKV」を4基、クアッド構成で搭載。ローム独自の音質設計とiBassoのチューニングを組み合わせることで、“空間の響き、静寂性、スケール感の3要素を活かした、ニュートラルで、ナチュラルな聴き心地の良いサウンド”を実現したとする。なお、標準の動作モードではデュアルDAC動作となっており、設定から「Ultimate mode」を選択することでクアッドDAC動作に切り替わり、最高峰のサウンドが味わえるとしている。
デジタルセクションには、独自開発のFPGA-Masterテクノロジーに加え、Accusilicon製の高精度フェムトクロック2基を搭載。デジタル - アナログ間は、耐ノイズ性に優れたオプトカプラとI2Cアイソレーターによって完全に分離し、互いの干渉を抑制した。音源フォーマットはPCM 768kHz/32bit、DSD 22.4MHzネイティブ再生までサポート。MQA再生にも対応する。
音量調節部には、数年をかけて独自に開発したという「4セクションステップアッテネーター」を搭載した。従来の“MAXシリーズ”に採用していたアナログポテンショメーターは、設計原理上、小さなボリュームにおいて左右の音量バランスが著しく崩れる可能性があり、また内部のカーボンフィルムが経年劣化するにつれ、音量調整の際に歪みが生じるようになるリスクも存在していたという。
これに対し、4セクションステップアッテネーターでは、高精度抵抗を機械的に切り替える設計により上記の課題を解消。周囲の温度変化に影響されにくくノイズも少ない高精度抵抗を選定し、接点には耐久性の高い合金を採用することで、左右の音量差を±0.1 dB以内に制御したとする。加えて、サイズを一般的なステップアッテネーターの10分の1以下に収めることで、ポータブルオーディオに最適なアナログボリュームを実現したと謳っている。
アンプも独自の「iBasso Super Class-Aディスクリートアンプ回路」を搭載。ニチコン製アルミ電解コンデンサーやerse製フィルムコンデンサーなどを採用することで、トランジスターのスイッチングによる歪みを抑制。発熱も大幅に低減しつつ、A級アンプならではの低歪みのサウンドが楽しめるとしている。アナログ出力端子は、4.4mmバランスヘッドホン/ライン出力、3.5mmシングルエンドヘッドホン/ライン出力を搭載。専用ダイヤルによる4段階のゲインコントロールにも対応する。
電源はデジタル/アナログそれぞれ独立したバッテリーを内蔵する。デジタル用には6,200mAh 3.8V大容量バッテリーパックを1つ、アナログ用には4つの900mAhバッテリーで構成される「±8.4V高性能バッテリーモジュール」を採用。アナログ用バッテリーは音質に悪影響をおよぼすとされる昇圧を行わないため、最高純度の電流出力が可能だとする。連続再生時間は、標準動作時で約17時間、Ultimate mode時で約13時間。
筐体は従来の“MAXシリーズ”のデザインを引き継ぎつつ、素材を航空グレードのチタニウムに変更。画面は解像度1080×1920の5.0型IPSディスプレイを搭載。背面のガラスパネルは着脱が可能で、メンテナンスが容易な設計とした。外形寸法は150W×85H×30Dmm、質量は620g。
その他スペックとして、クアルコムSnapdragon 660 SoC、6GB RAM、128GBの内蔵ストレージ、microSDカードスロットを搭載。OSはAndroid 11と独自のMango OSの2種類がインストールされる。Wi-Fi 5GHz/2.4GHzのデュアルバンドとBluetooth 5.0もサポート。同軸デジタル出力や、USB 3.1対応のUSB Type-C端子も備え、デジタル部バッテリーをQC3.0またはPD3.0で急速充電することができる。DC12V電源入力も搭載する。
「DX320MAX Ti」は、徹底的な音質追求を掲げた数量限定生産の大型DAP“MAXシリーズ” にラインナップされる新モデル。現在のフラグシップモデル「DX320」をベースに、従来の“MAXシリーズ”やこれまで開発したDAPで培った技術を用いて設計されており、生産数は全世界限定888台となる。
DACチップとして、ローム製フラグシップDACチップ「BD34301EKV」を4基、クアッド構成で搭載。ローム独自の音質設計とiBassoのチューニングを組み合わせることで、“空間の響き、静寂性、スケール感の3要素を活かした、ニュートラルで、ナチュラルな聴き心地の良いサウンド”を実現したとする。なお、標準の動作モードではデュアルDAC動作となっており、設定から「Ultimate mode」を選択することでクアッドDAC動作に切り替わり、最高峰のサウンドが味わえるとしている。
デジタルセクションには、独自開発のFPGA-Masterテクノロジーに加え、Accusilicon製の高精度フェムトクロック2基を搭載。デジタル - アナログ間は、耐ノイズ性に優れたオプトカプラとI2Cアイソレーターによって完全に分離し、互いの干渉を抑制した。音源フォーマットはPCM 768kHz/32bit、DSD 22.4MHzネイティブ再生までサポート。MQA再生にも対応する。
音量調節部には、数年をかけて独自に開発したという「4セクションステップアッテネーター」を搭載した。従来の“MAXシリーズ”に採用していたアナログポテンショメーターは、設計原理上、小さなボリュームにおいて左右の音量バランスが著しく崩れる可能性があり、また内部のカーボンフィルムが経年劣化するにつれ、音量調整の際に歪みが生じるようになるリスクも存在していたという。
これに対し、4セクションステップアッテネーターでは、高精度抵抗を機械的に切り替える設計により上記の課題を解消。周囲の温度変化に影響されにくくノイズも少ない高精度抵抗を選定し、接点には耐久性の高い合金を採用することで、左右の音量差を±0.1 dB以内に制御したとする。加えて、サイズを一般的なステップアッテネーターの10分の1以下に収めることで、ポータブルオーディオに最適なアナログボリュームを実現したと謳っている。
アンプも独自の「iBasso Super Class-Aディスクリートアンプ回路」を搭載。ニチコン製アルミ電解コンデンサーやerse製フィルムコンデンサーなどを採用することで、トランジスターのスイッチングによる歪みを抑制。発熱も大幅に低減しつつ、A級アンプならではの低歪みのサウンドが楽しめるとしている。アナログ出力端子は、4.4mmバランスヘッドホン/ライン出力、3.5mmシングルエンドヘッドホン/ライン出力を搭載。専用ダイヤルによる4段階のゲインコントロールにも対応する。
電源はデジタル/アナログそれぞれ独立したバッテリーを内蔵する。デジタル用には6,200mAh 3.8V大容量バッテリーパックを1つ、アナログ用には4つの900mAhバッテリーで構成される「±8.4V高性能バッテリーモジュール」を採用。アナログ用バッテリーは音質に悪影響をおよぼすとされる昇圧を行わないため、最高純度の電流出力が可能だとする。連続再生時間は、標準動作時で約17時間、Ultimate mode時で約13時間。
筐体は従来の“MAXシリーズ”のデザインを引き継ぎつつ、素材を航空グレードのチタニウムに変更。画面は解像度1080×1920の5.0型IPSディスプレイを搭載。背面のガラスパネルは着脱が可能で、メンテナンスが容易な設計とした。外形寸法は150W×85H×30Dmm、質量は620g。
その他スペックとして、クアルコムSnapdragon 660 SoC、6GB RAM、128GBの内蔵ストレージ、microSDカードスロットを搭載。OSはAndroid 11と独自のMango OSの2種類がインストールされる。Wi-Fi 5GHz/2.4GHzのデュアルバンドとBluetooth 5.0もサポート。同軸デジタル出力や、USB 3.1対応のUSB Type-C端子も備え、デジタル部バッテリーをQC3.0またはPD3.0で急速充電することができる。DC12V電源入力も搭載する。