QoAの3BA+1DDイヤホンも注目
<ヘッドフォン祭mini>Kiwi Earsの新イヤホン「Quartet」「Dolce」が国内初お披露目
フジヤエービック主催の「夏のヘッドフォン祭mini 2023」が、新会場の「ステーションコンファレンス東京」にて本日7月15日(土)に開催。本稿では、ナイコム、サウンドアースのブースの模様について紹介したい。
ナイコムのブースでは、THIEAUDIO/Tripowin/Kiwiearsを中心とした、同社取り扱い製品を多数出展している。
注目どころでは、今年6月に同社が取り扱いを開始した、中国を拠点とする新進気鋭のオーディオブランド「Kiwi Ears(キウイ・イヤーズ)」のイヤホン製品。本イベントにて日本初公開となる、新モデル「Quartet」「Dolce」の2製品を参考出展している。
「Quartet」は、2DD+2BAによるハイブリッド構成のIEM。ダブル10mmチタンダイヤフラムドライバーと、カスタム中高域バランスドアーマチュア、そしてカスタム超高域トゥイーターのバランスドアーマチュアドライバーを搭載。低域の質感がしっかりとしつつも、バランスが良く、本国での購入者からも好評だという。予想販売価格は税込24,000円前後で、日本国内の発売時期は8月中を予定しているとのこと。
「Dolce」は、10mmLDP(LDPE+LCP)振動板のダイナミックドライバーを搭載するエントリーモデル。液晶ポリマー(LCP)と同様の方法である、低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムを架橋結晶化することで開発された複合ドライバーを搭載しており、5,000円以下とは思えないようなバランスの良いサウンドが特徴とのこと。予想実売価格は税込3,700円前後を予定しており、発売時期はこちらも同じく8月頃を予定している。
さらに、Kiwi Earsでは、先日開催された「ポタフェス2023夏 秋葉原」でもお披露目されていた5ドライバー方式のモデル「QUINTET」の試聴機を用意。高域にピエゾドライバー、平面磁界ドライバーにBA、DDという組み合わせを採用しており、音が伸びていくようなリスニング向けのサウンドになっているという。発売時期は同じく8月頃、予想価格は税込35,000円前後を想定している。
新製品以外にも、今年6月に第一弾モデルとして発売された8BA搭載IEM「Orchestra Lite」や、第2弾モデルとなった10mmベリリウムドライバー搭載のエントリーイヤホン「Cadenza」なども一挙試聴展示されていた。
THIEAUDIOからは、今後発売が予定される新製品モデル「Monarch MKIII」「Prestige LTD」を参考出展。「Monarch MKIII」は本国では8月頃の発売を予定しており、日本でも秋頃の発売を予定しているとのこと。予想価格は税込175,000円前後。
「Prestige LTD」は、1DD+4BA+4ESTの “トライブリッド型” イヤホン。ベースモデル「Prestige」と比較して、よりピーキーな高域を抑えたチューニングによるサウンドが特徴だという。発売時期は未定で、予想価格は税込185,000円前後。
ヘッドホン類では、今年4月に発売された40mmサファイアダイナミックドライバーを搭載する開放型ヘッドホン「Ghost」や、97×76mmの大型平面駆動ドライバーを搭載した開放型ヘッドホン「Wraith」も展示している。
ほか、こちらも今年6月に取り扱いが開始された中国のオーディオブランド「TRIPOWIN(トリポウィン)」第一弾製品となる、エントリークラスのリケーブル「C8」も確認できた。
DUNU/QoA/Kinera Imperialなどのイヤホンブランドを取り扱うサウンドアースのブースでは、QoAから、ポタフェスでも出展されていた3BA+1DD構成の新イヤホン「AVITAITION」が目玉製品として展示されていた。
サウンド面ではウォームな質感で、耳に刺さりにくく伸びていくような高域が特徴であるとして、ポタフェスでの試聴展示の際も好反応だったとのこと。発売は8月中頃を予定しており、価格は3万円台前後を想定している。
また、今年6月に発売されたばかりの新ハイブリッドイヤホン「Vesper2」も目玉製品の1つとして登場。ロングセラーとなった1BA+1DDのハイブリッド型イヤホン「Vesper」をベースとしたアップグレードモデルで、前モデルより爽やかで明るい音色を実現したという新チューニングの実力を体感できる。
ほかにも、今年2月に発売されたブランド初のメタルハウジングを採用したエントリーモデルイヤホン「Gimlet(ギムレット)」や、昨年発売された2EST/1BA/1DDのフラグシップイヤホン「Margarita(マルガリータ)」なども展示されていた。
Kinera Imperialでは、4BA+1DD+1BCの計6ドライバー構成のハイブリッドイヤホン「VERDANDI」のプロトタイプを参考出展している。価格は約599ドル頃(約8万円前後)を想定しており、10万円を切るような価格設定を目指していくとのこと。
あわせて、6BA+4EST+1DDのハイブリッドイヤホン「Loki」や、4BA+1ダイナミックドライバー構成のハイブリッドイヤホン「Norn」なども展示され、サウンドを体験することができる。
DUNUからは、本国では発売が開始されているインナーイヤー型イヤホン「Alpha 3」「Falcon Ultra」、および発売時期未定のモデル「SA10」などを注目モデルを多数参考出展している。
「Alpha 3」は1DD採用のイヤホンで、インナーイヤー型ながら確かな低音域が感じられるサウンドと説明。国内の発売時期は未定で、実売予想価格は約15,000円前後。
「Falcon Ultra」は1DD構成のイヤホンで、マグネシウム合金ダイアフラムによるダイナミックドライバーを搭載。こちらも国内の発売時期は未定で、価格は約39,000円前後を見込んでいるという。なお、Falcon Ultraというモデル名は国内発売時には名称が変更される可能性があるとのことだ。
さらに、今年6月に発売されたばかりの新モデルから、6BAドライバー搭載モデル「Studio SA6 MK2」と1DD構成の「Kima Classic」の実機展示が行われていた。
Studio SA6 MK2は、モデル名が示す通り2020年に発売された「Studio SA6」の後継モデル。6BAのドライバー構成を踏襲しながら、チューニング、ケーブル、シェルの形状などあらゆる観点から「旧モデルからの完全なアップデートを果たした」と同社はアピールしている。
Kima Classicは、DLC振動板を搭載する10mm径デュアルチャンバーダイナミックドライバー1発構成のイヤホン。ハードウェアは従来機「Kima」同様の構成を踏襲しているとのことだが、チューニングを変更することで「低域と高域の存在感が増し、鮮明で立体的なサウンド」を実現したという。
そのほか、「AFUL Acoustics」ブランドから「AFUL Performer8」「AFUL Performer5」も試聴展示されていた。
■ナイコム
ナイコムのブースでは、THIEAUDIO/Tripowin/Kiwiearsを中心とした、同社取り扱い製品を多数出展している。
注目どころでは、今年6月に同社が取り扱いを開始した、中国を拠点とする新進気鋭のオーディオブランド「Kiwi Ears(キウイ・イヤーズ)」のイヤホン製品。本イベントにて日本初公開となる、新モデル「Quartet」「Dolce」の2製品を参考出展している。
「Quartet」は、2DD+2BAによるハイブリッド構成のIEM。ダブル10mmチタンダイヤフラムドライバーと、カスタム中高域バランスドアーマチュア、そしてカスタム超高域トゥイーターのバランスドアーマチュアドライバーを搭載。低域の質感がしっかりとしつつも、バランスが良く、本国での購入者からも好評だという。予想販売価格は税込24,000円前後で、日本国内の発売時期は8月中を予定しているとのこと。
「Dolce」は、10mmLDP(LDPE+LCP)振動板のダイナミックドライバーを搭載するエントリーモデル。液晶ポリマー(LCP)と同様の方法である、低密度ポリエチレン(LDPE)フィルムを架橋結晶化することで開発された複合ドライバーを搭載しており、5,000円以下とは思えないようなバランスの良いサウンドが特徴とのこと。予想実売価格は税込3,700円前後を予定しており、発売時期はこちらも同じく8月頃を予定している。
さらに、Kiwi Earsでは、先日開催された「ポタフェス2023夏 秋葉原」でもお披露目されていた5ドライバー方式のモデル「QUINTET」の試聴機を用意。高域にピエゾドライバー、平面磁界ドライバーにBA、DDという組み合わせを採用しており、音が伸びていくようなリスニング向けのサウンドになっているという。発売時期は同じく8月頃、予想価格は税込35,000円前後を想定している。
新製品以外にも、今年6月に第一弾モデルとして発売された8BA搭載IEM「Orchestra Lite」や、第2弾モデルとなった10mmベリリウムドライバー搭載のエントリーイヤホン「Cadenza」なども一挙試聴展示されていた。
THIEAUDIOからは、今後発売が予定される新製品モデル「Monarch MKIII」「Prestige LTD」を参考出展。「Monarch MKIII」は本国では8月頃の発売を予定しており、日本でも秋頃の発売を予定しているとのこと。予想価格は税込175,000円前後。
「Prestige LTD」は、1DD+4BA+4ESTの “トライブリッド型” イヤホン。ベースモデル「Prestige」と比較して、よりピーキーな高域を抑えたチューニングによるサウンドが特徴だという。発売時期は未定で、予想価格は税込185,000円前後。
ヘッドホン類では、今年4月に発売された40mmサファイアダイナミックドライバーを搭載する開放型ヘッドホン「Ghost」や、97×76mmの大型平面駆動ドライバーを搭載した開放型ヘッドホン「Wraith」も展示している。
ほか、こちらも今年6月に取り扱いが開始された中国のオーディオブランド「TRIPOWIN(トリポウィン)」第一弾製品となる、エントリークラスのリケーブル「C8」も確認できた。
■サウンドアース
DUNU/QoA/Kinera Imperialなどのイヤホンブランドを取り扱うサウンドアースのブースでは、QoAから、ポタフェスでも出展されていた3BA+1DD構成の新イヤホン「AVITAITION」が目玉製品として展示されていた。
サウンド面ではウォームな質感で、耳に刺さりにくく伸びていくような高域が特徴であるとして、ポタフェスでの試聴展示の際も好反応だったとのこと。発売は8月中頃を予定しており、価格は3万円台前後を想定している。
また、今年6月に発売されたばかりの新ハイブリッドイヤホン「Vesper2」も目玉製品の1つとして登場。ロングセラーとなった1BA+1DDのハイブリッド型イヤホン「Vesper」をベースとしたアップグレードモデルで、前モデルより爽やかで明るい音色を実現したという新チューニングの実力を体感できる。
ほかにも、今年2月に発売されたブランド初のメタルハウジングを採用したエントリーモデルイヤホン「Gimlet(ギムレット)」や、昨年発売された2EST/1BA/1DDのフラグシップイヤホン「Margarita(マルガリータ)」なども展示されていた。
Kinera Imperialでは、4BA+1DD+1BCの計6ドライバー構成のハイブリッドイヤホン「VERDANDI」のプロトタイプを参考出展している。価格は約599ドル頃(約8万円前後)を想定しており、10万円を切るような価格設定を目指していくとのこと。
あわせて、6BA+4EST+1DDのハイブリッドイヤホン「Loki」や、4BA+1ダイナミックドライバー構成のハイブリッドイヤホン「Norn」なども展示され、サウンドを体験することができる。
DUNUからは、本国では発売が開始されているインナーイヤー型イヤホン「Alpha 3」「Falcon Ultra」、および発売時期未定のモデル「SA10」などを注目モデルを多数参考出展している。
「Alpha 3」は1DD採用のイヤホンで、インナーイヤー型ながら確かな低音域が感じられるサウンドと説明。国内の発売時期は未定で、実売予想価格は約15,000円前後。
「Falcon Ultra」は1DD構成のイヤホンで、マグネシウム合金ダイアフラムによるダイナミックドライバーを搭載。こちらも国内の発売時期は未定で、価格は約39,000円前後を見込んでいるという。なお、Falcon Ultraというモデル名は国内発売時には名称が変更される可能性があるとのことだ。
さらに、今年6月に発売されたばかりの新モデルから、6BAドライバー搭載モデル「Studio SA6 MK2」と1DD構成の「Kima Classic」の実機展示が行われていた。
Studio SA6 MK2は、モデル名が示す通り2020年に発売された「Studio SA6」の後継モデル。6BAのドライバー構成を踏襲しながら、チューニング、ケーブル、シェルの形状などあらゆる観点から「旧モデルからの完全なアップデートを果たした」と同社はアピールしている。
Kima Classicは、DLC振動板を搭載する10mm径デュアルチャンバーダイナミックドライバー1発構成のイヤホン。ハードウェアは従来機「Kima」同様の構成を踏襲しているとのことだが、チューニングを変更することで「低域と高域の存在感が増し、鮮明で立体的なサウンド」を実現したという。
そのほか、「AFUL Acoustics」ブランドから「AFUL Performer8」「AFUL Performer5」も試聴展示されていた。