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Version 1.11にて提供開始

コルグ「Live Extreme」最新版でAmazon S3へのアップロードに対応

公開日 2023/10/05 10:00 編集部:松永達矢
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コルグは、動画配信システム「Live Extreme」の最新版となるVersion 1.11にて、Amazon S3へのアップロードに対応したことを発表した。

「Live Extreme」がAmazon S3へのアップロードに対応

同社の提供するLive Extremeは、オーディオ・クロックを配信システムの軸とした「オーディオ・ファースト思想」やロスレス/ハイレゾ・オーディオに対応した高い音質が好評を博し、これまでに100公演以上のコンサートやイベントの配信に採用されている。

ライヴ配信では一般的に「RTMP(Real-Time Messaging Protocol)」が利用されるが、Live Extremeでは音声コーデックにFLACやApple Losslessのロスレス・オーディオ・フォーマットが採用されていることから、再生データそのもの(HLSやMPEG-DASH)をライヴ・エンコーダー内で生成し、ファイルをWebDAVまたはFTPプロトコルでオリジンサーバーにアップロードする方式を用いてきた。

このため、従来のLive Extreme配信プラットフォームでは、クラウド上に仮想サーバー環境を用意し、その上に高スループットのWebDAV/FTPサーバーを立ち上げねばならず、専門的な知識とチューニングが必要とされ、新規配信プラットフォームを構築する上での課題になっていたという。

最新版となるVersion 1.11では、ライヴ配信データを、AWS(Amazon Web Services)が提供するAmazon S3(Simple Storage Service)サーバーに直接アップロードする機能が追加された。これにより、Amazon S3 Transfer Accelerationを使用して、データを海外のサーバー(バケット)へ高速伝送することが可能になった。

AWS(Amazon Web Services)を利用したLive Extreme配信

Live Extreme配信サーバーを、誰でも短期間で安価に構築することができ、さらに、CloudFront、Lambdaなど他のAWSサービスと組み合わせることにより、世界配信が可能なプラットフォームも容易に実現できるようになると同社は説明する。

Live Extreme Encoder v1.11のリリースにあわせて、配信事業者に対し、AWSを利用した配信プラットフォーム構築の技術サポートや受託サービスもスタート。「LiveExtremeに対応した配信プラットフォームを拡充することで、高音質・高画質配信のさらなる普及を促していく」と意気込む。

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