Prime Video専用画質モードを新搭載
ソニー、スタンダード・4K有機ELテレビ「BRAVIA 8」。プロセッサー「XR」が大幅進化
ソニーは、独自のプロセッサー「XR」と搭載したスタンダードクラスの4K有機ELテレビ“BRAVIA 8(XR80シリーズ)”を8月31日に発売する。価格はオープンとなっており、ラインナップと税込の予想実売価格は以下の通り。
“XR80シリーズ”
・77型 「K-77XR80」 935,000円前後
・65型 「K-65XR80」 550,000円前後
・55型 「K-55XR80」 418,000円前後
本シリーズは、2023年度の4K有機ELテレビ“A80Lシリーズ”の後継機種。サウンドバー“BRAVIA Theatre Bar 9”(HT-A9000)や“BRAVIA Theatre Bar 8”(HT-A8000)などと同様にテレビでもマーケティングネーム“BRAVIA 8”を命名。
「CINEMA IS COMING HOME」のキャッチフレーズの下、全世界でBRAVIA×Sound Barによる映画訴求を強化しているとアピールする。また、2022年発売の“A90Kシリーズ”は48型「XRJ-48A90K」が並売となる。
AIによる分析、映像のエリア毎の検出、それらの要素を横断的に解析することで映像に最適化を図る「XR Picture」と、サラウンドと定位感を向上させる「XR Sound」によって、画質・音質の両方に効果を与えるというプロセッサー「XR」(2024年度版)を搭載。自然で美しい映像と臨場感のあるサウンドで圧倒的な没入感を実現するという。
最新世代のプロセッサー「XR」は、AIを使った新たな検出機能を搭載したことで画質のさらなる向上を実現したとのこと。新たに「緑色の検出」を強化しており、例えば“木”の映像では、自然や景色の映像で映し出される緑色の木を検出して、より精細感のある処理を施すことで、映像全体のシャープネスの向上に繋がるとしている。
加えて「顔の検出」の精度も強化した。従来は、光の明暗差が激しいシーンをはじめ、ズーム、アニメーションの顔など、顔の認識が曖昧になってしまう部分があったが、顔に特化した検出によって、横から見たときやズームしたとき、また大人数が映っているときも、的確に顔を検出することで、自然な顔の表情が映し出せるようになっている。また、アニメーションの場合は、「顔ではない」と認識することで、アニメーションに適している映像処理が施せるとのこと。
プロセッサー「XR」によって、有機ELパネルの特性と入力された映像信号を横断的に分析・処理し、さらに温度センサーによってパネル表面の温度分布を検知して、緻密に発光制御を行う「XRコントラストブースター15」を搭載。前モデルよりもピーク輝度が1.2倍向上し、さらに高コントラストな映像表現を成し得たとしている。HDRフォーマットは、Dolby Vision/HDR10/HLGをカバーする。
彩度/色相/明度を3次元で検出し、最適化処理を行うことで細部まで忠実な自然で色鮮やかな映像を実現する「XR トリルミナス プロ」をはじめ、動きの速い映像でも明るさを保持したまま残像感を低減する「XR OLED モーション」、そのほか「XRクリアイメージ」や「XR 4Kアップスケーリング」など高画質機能を備える。
ソニーとVODサービス会社との協業によって開発された、クリエイターの意図を忠実に再現するという画質モード「Studio Calibrated」を新たに採用。VODコンテンツの視聴の際、部屋環境に合わせて最適な画質に自動調整する。
同機能は、従来モデルから搭載されていた「Netflix画質モード」や、ソニー独自のコンテンツサービス「SONY PICTURES CORE」の視聴時にIMAX EnhancedやDTS:Xに自動で切り替わる「SONY PICTURES CORE画質モード」を進化させたもの。新たに「Prime Video画質モード」も搭載した。
「Prime Video画質モード」は、映画コンテンツだけでなく、スポーツ中継といったコンテンツでも、視聴環境に応じて最適な画質設置に調整してくれるという。「SONY PICTURES CORE画質モード」は明るさ設定が固定となっている。
スピーカーは「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」を採用しており、アクチュエーター×2基/トゥイーター×2基/サブウーファー×1基の構成となっている。実用最大出力はK-77XR80が56W(13W+13W+10W+10W+10W)、K-65XR80とK-55XR80が50W(10W+10W+10W+10W+10W)。また、立体音響フォーマットのDolby Atmosに対応する。
音質機能では、全体の音の大きさを変えずに人の声をクリアに出力できる「ボイスズーム」が進化。最新世代の「ボイスズーム3」では、新たに搭載したAIサウンドセパレーション機能によって、人の声を正確に抽出できるため、さまざまな音が混在しているシーンでも、人の声を従来以上にクリアに再生でき、声の音量のみ調整することも可能だとしている。また、新たにサウンドバー接続時でも使用できるようになった。
ソニーのサウドバーとの接続時に、テレビからの音をセンタースピーカーとして活用する「アコースティックセンターシンク」も強化。従来まではテレビとサウンドバーでそれぞれセンターの音を調整していたが、独自の最適化技術によって、テレビとサウンドバーをひとつのスピーカーとして高い精度で動作させることで、音響特性のバラつきを低減している。
コントロールアプリ「Sony | BRAVIA Connect」にも新対応。ブラビアとスマートフォンをペアチングすることで、スマートフォンからテレビの操作が可能となる。スワイプによる操作や、音量操作/入力切替/VODサービスアプリの立ち上げ/明るさ調整/画質モードの変更といった操作に対応する。
本アプリは、同社のホームシアターシステム「HT-A9M2(BRAVIA Theatre Quad)」やサウンドバー「HT-A9000(BRAVIA Theatre Bar 9)」なども対応しているため、アプリからテレビとサウンドバーの両方をコントロールできる。
PlayStationとの連携機能としてアプリ「PSリモートプレイ」がプリインストールされているため、PlayStation 5などが同一ネットワーク環境で、高速インターネット接続されていれば、ゲーム機本体の遠隔操作が可能となっている。ゲームメニューも使用できる。
ワイヤレス機能として、Wi-Fiは2.4GHz/5GHzに加え、Wi-Fi 6Eによる6GHzもカバー。Bluetooth接続にも対応する。
OSはGoogle TVを採用しており、YouTube/Prime Video/Netflix/Disney+/Apple TV/U-NEXT/ABEMA/DAZN/hulu/FODといったVODサービスを手軽に楽しむことができる。GoogleアシスタントやChromecastもフォローする。
従来モデルから搭載されている「ECOメニュー」では、省電力設定や明るさセンサーの調整が手軽に操作できる仕様になっていたが、新しく消費電力をリアルタイムで可視化できるようになったほか、年次/月次/週次/日時で使用電力量を確認できるようになっている。
付属リモコンは、VODサービス「FOD」のダイレクトボタンが追加され、停止キーが削除されている。デザインに変更はないが、素材に使用しているプラスチック材内の78%が再生材となっており、より環境に配慮したものとしている。
4Wayスタンドが採用されており、スタンド内側/スタンド外側/サウンドバー×スタンド外側の設置、そして新たにサウンドバー×スタンド内側という新しい設置にも対応した。
チューナーは、地上デジタル×3、BS・110度デジタル×3、BS4K・110度CS4K×3を搭載。接続端子は、HDMI入力×4基(eARC対応は入力3のみ、4K/120p・VRR・ALLMは入力3・4のみ対応)、光デジタル音声出力×1基、LAN×1基、USB×2基を備えている。
各モデルの消費電力(待機時)/外形寸法/質量(スタンド含む)は、K-77XR80は608W(0.5W)/1,713W×1,012H×405Dmm/34kg、K-65XR80は449W(0.5W)/1,442×855H×248Dmm/23.2kg 、K-55XR80は351W(0.5W)/1,223×732H×248Dmm/18kgとなる。
“XR80シリーズ”
・77型 「K-77XR80」 935,000円前後
・65型 「K-65XR80」 550,000円前後
・55型 「K-55XR80」 418,000円前後
本シリーズは、2023年度の4K有機ELテレビ“A80Lシリーズ”の後継機種。サウンドバー“BRAVIA Theatre Bar 9”(HT-A9000)や“BRAVIA Theatre Bar 8”(HT-A8000)などと同様にテレビでもマーケティングネーム“BRAVIA 8”を命名。
「CINEMA IS COMING HOME」のキャッチフレーズの下、全世界でBRAVIA×Sound Barによる映画訴求を強化しているとアピールする。また、2022年発売の“A90Kシリーズ”は48型「XRJ-48A90K」が並売となる。
AIによる分析、映像のエリア毎の検出、それらの要素を横断的に解析することで映像に最適化を図る「XR Picture」と、サラウンドと定位感を向上させる「XR Sound」によって、画質・音質の両方に効果を与えるというプロセッサー「XR」(2024年度版)を搭載。自然で美しい映像と臨場感のあるサウンドで圧倒的な没入感を実現するという。
最新世代のプロセッサー「XR」は、AIを使った新たな検出機能を搭載したことで画質のさらなる向上を実現したとのこと。新たに「緑色の検出」を強化しており、例えば“木”の映像では、自然や景色の映像で映し出される緑色の木を検出して、より精細感のある処理を施すことで、映像全体のシャープネスの向上に繋がるとしている。
加えて「顔の検出」の精度も強化した。従来は、光の明暗差が激しいシーンをはじめ、ズーム、アニメーションの顔など、顔の認識が曖昧になってしまう部分があったが、顔に特化した検出によって、横から見たときやズームしたとき、また大人数が映っているときも、的確に顔を検出することで、自然な顔の表情が映し出せるようになっている。また、アニメーションの場合は、「顔ではない」と認識することで、アニメーションに適している映像処理が施せるとのこと。
プロセッサー「XR」によって、有機ELパネルの特性と入力された映像信号を横断的に分析・処理し、さらに温度センサーによってパネル表面の温度分布を検知して、緻密に発光制御を行う「XRコントラストブースター15」を搭載。前モデルよりもピーク輝度が1.2倍向上し、さらに高コントラストな映像表現を成し得たとしている。HDRフォーマットは、Dolby Vision/HDR10/HLGをカバーする。
彩度/色相/明度を3次元で検出し、最適化処理を行うことで細部まで忠実な自然で色鮮やかな映像を実現する「XR トリルミナス プロ」をはじめ、動きの速い映像でも明るさを保持したまま残像感を低減する「XR OLED モーション」、そのほか「XRクリアイメージ」や「XR 4Kアップスケーリング」など高画質機能を備える。
ソニーとVODサービス会社との協業によって開発された、クリエイターの意図を忠実に再現するという画質モード「Studio Calibrated」を新たに採用。VODコンテンツの視聴の際、部屋環境に合わせて最適な画質に自動調整する。
同機能は、従来モデルから搭載されていた「Netflix画質モード」や、ソニー独自のコンテンツサービス「SONY PICTURES CORE」の視聴時にIMAX EnhancedやDTS:Xに自動で切り替わる「SONY PICTURES CORE画質モード」を進化させたもの。新たに「Prime Video画質モード」も搭載した。
「Prime Video画質モード」は、映画コンテンツだけでなく、スポーツ中継といったコンテンツでも、視聴環境に応じて最適な画質設置に調整してくれるという。「SONY PICTURES CORE画質モード」は明るさ設定が固定となっている。
スピーカーは「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」を採用しており、アクチュエーター×2基/トゥイーター×2基/サブウーファー×1基の構成となっている。実用最大出力はK-77XR80が56W(13W+13W+10W+10W+10W)、K-65XR80とK-55XR80が50W(10W+10W+10W+10W+10W)。また、立体音響フォーマットのDolby Atmosに対応する。
音質機能では、全体の音の大きさを変えずに人の声をクリアに出力できる「ボイスズーム」が進化。最新世代の「ボイスズーム3」では、新たに搭載したAIサウンドセパレーション機能によって、人の声を正確に抽出できるため、さまざまな音が混在しているシーンでも、人の声を従来以上にクリアに再生でき、声の音量のみ調整することも可能だとしている。また、新たにサウンドバー接続時でも使用できるようになった。
ソニーのサウドバーとの接続時に、テレビからの音をセンタースピーカーとして活用する「アコースティックセンターシンク」も強化。従来まではテレビとサウンドバーでそれぞれセンターの音を調整していたが、独自の最適化技術によって、テレビとサウンドバーをひとつのスピーカーとして高い精度で動作させることで、音響特性のバラつきを低減している。
コントロールアプリ「Sony | BRAVIA Connect」にも新対応。ブラビアとスマートフォンをペアチングすることで、スマートフォンからテレビの操作が可能となる。スワイプによる操作や、音量操作/入力切替/VODサービスアプリの立ち上げ/明るさ調整/画質モードの変更といった操作に対応する。
本アプリは、同社のホームシアターシステム「HT-A9M2(BRAVIA Theatre Quad)」やサウンドバー「HT-A9000(BRAVIA Theatre Bar 9)」なども対応しているため、アプリからテレビとサウンドバーの両方をコントロールできる。
PlayStationとの連携機能としてアプリ「PSリモートプレイ」がプリインストールされているため、PlayStation 5などが同一ネットワーク環境で、高速インターネット接続されていれば、ゲーム機本体の遠隔操作が可能となっている。ゲームメニューも使用できる。
ワイヤレス機能として、Wi-Fiは2.4GHz/5GHzに加え、Wi-Fi 6Eによる6GHzもカバー。Bluetooth接続にも対応する。
OSはGoogle TVを採用しており、YouTube/Prime Video/Netflix/Disney+/Apple TV/U-NEXT/ABEMA/DAZN/hulu/FODといったVODサービスを手軽に楽しむことができる。GoogleアシスタントやChromecastもフォローする。
従来モデルから搭載されている「ECOメニュー」では、省電力設定や明るさセンサーの調整が手軽に操作できる仕様になっていたが、新しく消費電力をリアルタイムで可視化できるようになったほか、年次/月次/週次/日時で使用電力量を確認できるようになっている。
付属リモコンは、VODサービス「FOD」のダイレクトボタンが追加され、停止キーが削除されている。デザインに変更はないが、素材に使用しているプラスチック材内の78%が再生材となっており、より環境に配慮したものとしている。
4Wayスタンドが採用されており、スタンド内側/スタンド外側/サウンドバー×スタンド外側の設置、そして新たにサウンドバー×スタンド内側という新しい設置にも対応した。
チューナーは、地上デジタル×3、BS・110度デジタル×3、BS4K・110度CS4K×3を搭載。接続端子は、HDMI入力×4基(eARC対応は入力3のみ、4K/120p・VRR・ALLMは入力3・4のみ対応)、光デジタル音声出力×1基、LAN×1基、USB×2基を備えている。
各モデルの消費電力(待機時)/外形寸法/質量(スタンド含む)は、K-77XR80は608W(0.5W)/1,713W×1,012H×405Dmm/34kg、K-65XR80は449W(0.5W)/1,442×855H×248Dmm/23.2kg 、K-55XR80は351W(0.5W)/1,223×732H×248Dmm/18kgとなる。