幕張メッセにて10月18日まで
<CEATEC>Apple Vision Proで「2050年の未来の暮らし」を体感? IPAブースの没入型デモがすごかった
エレクトロニクス/IoT関連の見本市「CEATEC 2024」が、10月15日 - 18日の4日間にわたって、幕張メッセにて開催される。本稿では情報処理推進機構(IPA)ブースの内容をレポートする。
IPAは、 “誰もがITの恩恵を享受できる社会” を目指し日本国内のIT分野の発展を目的とした独立法人。CEATECではHALL5のスペースに四方を壁で囲ったブースを展開し、同団体の描く2050年の暮らしを、音楽・空間・映像で表現する没入型コンテンツ「Live Anywhere.」を用意している。
Live Anywhere.は、 “生きたい場所で、生きられる未来へ。” をテーマとし、会場からは様子を伺えないブース内に、リビングルームをイメージした空間を再現。さらに、体験者はゴーグル型デバイス(「Apple Vision Pro」)を装着することで、バーチャル空間内で “2050年の暮らし” を体験できるというものだ。
ブース内では日本の家屋がそうであるように、靴(と靴下)を脱いでエントリー。配置されている家具には、Apple Vision Proのクリックジェスチャーで開くダイヤログが至るところに配置されており、それを開くことでIPAの描く未来像と、関連する現在の取組をチェックすることができる。
例えばエスプレッソマシンに配置されたダイヤログを開くと、デジタル技術を駆使してイノベーションを創出する分野にて、エスプレッソマシンの精密な制御と、抽出品質の客観的な評価を可能にするソフトウェア開発を目的とした「乳化量最大化を目指したエスプレッソ抽出制御システム」についてのチップスが表示。これが発展・普及した2050年においては、ベテランのバリスタ淹れるような味が家庭内でも味わえるようになると、未来への展望を寄せるコメントもみられた。
また、リビングルームにはバルコニーに出られる引き戸も用意されており、 “外” に出ることも可能。体験前にブーススタッフに「足元が濡れる」旨を案内されるのだが、 “外”の体験ブースがまさにそのポイント。リビングは家具とダイヤログ表示が共存するAR(拡張現実)表示だったが、引き戸を跨ぐとVR(仮想現実)表示に切り替わる。水の張られた足元は海の浅瀬に、そして正面を向くと水平線が見え、どこまでも歩いていけそうな没入感だ。
最後には、海から巨大なクジラが大ジャンプ。純粋なVRコンテンツとしての迫力に気圧されるが、ゴーグル型デバイスが広く普及する2050年の未来はこういったアクティビティも日常のものになっているのかもしれない。
ここで紹介した没入型コンテンツ「Live Anywhere.」は、18日のCEATEC開催最終日まで体験が可能。体験後には、VRゴーグル越しの主観視点ダイジェスト動画をダウンロードできるQRコードが記載されたカードも貰える。
なお1日ごとに体験できる人数は限られているとのことで、体験を希望する場合はブース受付にて整理券を受け取る必要があると案内している。
IPAは、 “誰もがITの恩恵を享受できる社会” を目指し日本国内のIT分野の発展を目的とした独立法人。CEATECではHALL5のスペースに四方を壁で囲ったブースを展開し、同団体の描く2050年の暮らしを、音楽・空間・映像で表現する没入型コンテンツ「Live Anywhere.」を用意している。
Live Anywhere.は、 “生きたい場所で、生きられる未来へ。” をテーマとし、会場からは様子を伺えないブース内に、リビングルームをイメージした空間を再現。さらに、体験者はゴーグル型デバイス(「Apple Vision Pro」)を装着することで、バーチャル空間内で “2050年の暮らし” を体験できるというものだ。
ブース内では日本の家屋がそうであるように、靴(と靴下)を脱いでエントリー。配置されている家具には、Apple Vision Proのクリックジェスチャーで開くダイヤログが至るところに配置されており、それを開くことでIPAの描く未来像と、関連する現在の取組をチェックすることができる。
例えばエスプレッソマシンに配置されたダイヤログを開くと、デジタル技術を駆使してイノベーションを創出する分野にて、エスプレッソマシンの精密な制御と、抽出品質の客観的な評価を可能にするソフトウェア開発を目的とした「乳化量最大化を目指したエスプレッソ抽出制御システム」についてのチップスが表示。これが発展・普及した2050年においては、ベテランのバリスタ淹れるような味が家庭内でも味わえるようになると、未来への展望を寄せるコメントもみられた。
また、リビングルームにはバルコニーに出られる引き戸も用意されており、 “外” に出ることも可能。体験前にブーススタッフに「足元が濡れる」旨を案内されるのだが、 “外”の体験ブースがまさにそのポイント。リビングは家具とダイヤログ表示が共存するAR(拡張現実)表示だったが、引き戸を跨ぐとVR(仮想現実)表示に切り替わる。水の張られた足元は海の浅瀬に、そして正面を向くと水平線が見え、どこまでも歩いていけそうな没入感だ。
最後には、海から巨大なクジラが大ジャンプ。純粋なVRコンテンツとしての迫力に気圧されるが、ゴーグル型デバイスが広く普及する2050年の未来はこういったアクティビティも日常のものになっているのかもしれない。
ここで紹介した没入型コンテンツ「Live Anywhere.」は、18日のCEATEC開催最終日まで体験が可能。体験後には、VRゴーグル越しの主観視点ダイジェスト動画をダウンロードできるQRコードが記載されたカードも貰える。
なお1日ごとに体験できる人数は限られているとのことで、体験を希望する場合はブース受付にて整理券を受け取る必要があると案内している。