TASCAM、「SMPTE ST 2110」対応のデジタルミキサー/KEFが初出展で好評
<Inter BEE>Shure、新技術搭載のインイヤーモニタリングシステムを展示。開発者によるセミナーも実施
今回で60回目を迎える日本最大級のメディア総合イベント「Inter BEE 2024」が、本日11月13日(水)から15日(金)まで東京都・幕張メッセにて開催される。本稿ではホール2のShure、タスカム/ティアック、KEFブースの模様をお届けする。
Shureブース(ホール2・2613)では、「プロオーディオ」「コンテンツクリエーション」「カンファレンス」といったセクションにわかれた展示を実施。
「プロオーディオ」コーナーでは、プロ用音響機材を展示。トピックは、10月22日(火)に発表された「AXT Digital PSMアドバンスト・デジタル・インイヤーモニタリングシステム」が初出展されることだ。同ブランドで初めてワイヤレス・マルチチャンネル・オーディオシステム(WMAS)を搭載することで、「これまでにない柔軟性と拡張性」を獲得。アーティストのツアーやイベントに携わるプロフェッショナルユーザーをサポートするという。
またイベント期間中、本機の開発者アルバレス・セルジオ氏がシカゴ本社から来日しており、技術と機能を解説するセミナーを開催。14日(木)は14:00 - 14:30の1回、15日(金)は11:30 - 12:00と15:00 - 15:30の2回行われる。
「コンテンツクリエーション」コーナーでは、配信やゲーミングといった用途に対応するコンシューマー向けマイクロフォンを展示しており、XLR/USB Type-C接続両対応のダイナミック型マイク「MV7+」や、USBゲーミングマイクのエントリー機「MV6」をラインナップしている。なかでもMV6は今年9月に発売されたばかりのモデルで、同ブランドを代表する「SM7」や「MV7」のデザインや技術を継承しており、エントリークラスながらプロのようなサウンドを実現したモデルだとのこと。
「カンファレンス」コーナーでは、大学の講義室や会社の会議室で運用できるオーディオソリューションを展示。注目製品は、今年1月に発表されたオールインワン・ワイヤレスマイクロフォンシステム「MICROFLEX WIRELESS neXt 2」だ。
アクセスポイントと充電器、USB接続やアナログ接続に加えDanteネットワークオーディオに対応するDSPを搭載したベースユニットと3種類のワイヤレスマイクを擁するコンパクトなシステムで、持ち込み先で容易かつシームレスに運用できるとのこと。
タスカム/ティアックブース(ホール2・2523)ではTASCAM(タスカム)ブランドのデジタルミキサーやポータブルレコーダー、設備用ミキシングアンプなど多数の製品が出展されている。
放送局やPA/SR向けのデジタルミキサーを出展するコーナーでは「TASCAM Sonicview」シリーズがラインナップ。今年発売された、放送など業務系メディアにおける映像伝送の標準規格「SMPTE ST 2110」に対応したオプションカード「IF-ST2110」と組み合わせることで、リーズナブルな価格でIP接続が可能な放送卓を実現したという点がトピックとなっている。
ポータブル機器コーナーでは、今年10月に発売されたタイムコードジェネレーター搭載の32bitフロート対応の2chポータブルレコーダー「FR-AV2」を出展。DSLRカメラや他のタイムコード同期デバイスとタイムコードの入出力を行えるほか、「ワイヤレス音声モニター機能」の搭載によって、別売りのBTアダプター「AK-BT2」と組み合わせることでワイヤレスヘッドホン・イヤホンと接続してモニタリングができることが特徴。
また、アプリ「TASCSM RECORDER CONNECT」で最大5台のピンマイクレコーダーと組み合わせて同時操作することが可能で、最大今回の展示では、ピンマイクレコーダー「DR-10L」と組み合わせたシステムを用意。操作感を実際に体験できるようになっている。
ホール2・3107では英オーディオブランド・KEFがInterBEE初出展。
映像・音響のプロフェッショナルに対し、点音源を実現する同社独自技術「Uni-Q」を搭載したスピーカーや、ラインナップ豊富な埋め込みスピーカーをアピールすべく、出展する運びとなったとのこと。
会場には「Ci250RRb-THX」や「Ci160.2CS」といった天井埋め込みスピーカーや、「Ci4100QL-THX」や「Ci130QS」といった壁埋め込みスピーカーの実物を展示。そのほか、9月に発売された第9世代「Qシリーズ」の壁掛けモデル「Q4 Meta」やブックシェルフスピーカー「LS50 Meta」といった製品が展示されている。
なかでもプレミアムクラスのワイヤレススピーカー「LS50 Wireless II」が実際に試聴可能な状態で展示されており、特に映像・動画の作成に携わる来場者から好評の声が届いているとのこと。
Shure、新製品開発者によるセミナーを開催
Shureブース(ホール2・2613)では、「プロオーディオ」「コンテンツクリエーション」「カンファレンス」といったセクションにわかれた展示を実施。
「プロオーディオ」コーナーでは、プロ用音響機材を展示。トピックは、10月22日(火)に発表された「AXT Digital PSMアドバンスト・デジタル・インイヤーモニタリングシステム」が初出展されることだ。同ブランドで初めてワイヤレス・マルチチャンネル・オーディオシステム(WMAS)を搭載することで、「これまでにない柔軟性と拡張性」を獲得。アーティストのツアーやイベントに携わるプロフェッショナルユーザーをサポートするという。
またイベント期間中、本機の開発者アルバレス・セルジオ氏がシカゴ本社から来日しており、技術と機能を解説するセミナーを開催。14日(木)は14:00 - 14:30の1回、15日(金)は11:30 - 12:00と15:00 - 15:30の2回行われる。
「コンテンツクリエーション」コーナーでは、配信やゲーミングといった用途に対応するコンシューマー向けマイクロフォンを展示しており、XLR/USB Type-C接続両対応のダイナミック型マイク「MV7+」や、USBゲーミングマイクのエントリー機「MV6」をラインナップしている。なかでもMV6は今年9月に発売されたばかりのモデルで、同ブランドを代表する「SM7」や「MV7」のデザインや技術を継承しており、エントリークラスながらプロのようなサウンドを実現したモデルだとのこと。
「カンファレンス」コーナーでは、大学の講義室や会社の会議室で運用できるオーディオソリューションを展示。注目製品は、今年1月に発表されたオールインワン・ワイヤレスマイクロフォンシステム「MICROFLEX WIRELESS neXt 2」だ。
アクセスポイントと充電器、USB接続やアナログ接続に加えDanteネットワークオーディオに対応するDSPを搭載したベースユニットと3種類のワイヤレスマイクを擁するコンパクトなシステムで、持ち込み先で容易かつシームレスに運用できるとのこと。
タスカム/ティアック、「SMPTE ST 2110」対応デジタルミキサーを展示
タスカム/ティアックブース(ホール2・2523)ではTASCAM(タスカム)ブランドのデジタルミキサーやポータブルレコーダー、設備用ミキシングアンプなど多数の製品が出展されている。
放送局やPA/SR向けのデジタルミキサーを出展するコーナーでは「TASCAM Sonicview」シリーズがラインナップ。今年発売された、放送など業務系メディアにおける映像伝送の標準規格「SMPTE ST 2110」に対応したオプションカード「IF-ST2110」と組み合わせることで、リーズナブルな価格でIP接続が可能な放送卓を実現したという点がトピックとなっている。
ポータブル機器コーナーでは、今年10月に発売されたタイムコードジェネレーター搭載の32bitフロート対応の2chポータブルレコーダー「FR-AV2」を出展。DSLRカメラや他のタイムコード同期デバイスとタイムコードの入出力を行えるほか、「ワイヤレス音声モニター機能」の搭載によって、別売りのBTアダプター「AK-BT2」と組み合わせることでワイヤレスヘッドホン・イヤホンと接続してモニタリングができることが特徴。
また、アプリ「TASCSM RECORDER CONNECT」で最大5台のピンマイクレコーダーと組み合わせて同時操作することが可能で、最大今回の展示では、ピンマイクレコーダー「DR-10L」と組み合わせたシステムを用意。操作感を実際に体験できるようになっている。
KEF、初出展で点音源技術「Uni-Q」をアピール
ホール2・3107では英オーディオブランド・KEFがInterBEE初出展。
映像・音響のプロフェッショナルに対し、点音源を実現する同社独自技術「Uni-Q」を搭載したスピーカーや、ラインナップ豊富な埋め込みスピーカーをアピールすべく、出展する運びとなったとのこと。
会場には「Ci250RRb-THX」や「Ci160.2CS」といった天井埋め込みスピーカーや、「Ci4100QL-THX」や「Ci130QS」といった壁埋め込みスピーカーの実物を展示。そのほか、9月に発売された第9世代「Qシリーズ」の壁掛けモデル「Q4 Meta」やブックシェルフスピーカー「LS50 Meta」といった製品が展示されている。
なかでもプレミアムクラスのワイヤレススピーカー「LS50 Wireless II」が実際に試聴可能な状態で展示されており、特に映像・動画の作成に携わる来場者から好評の声が届いているとのこと。