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音質重視のフィードフォワード式ANCを採用

水月雨、カスタムBA+TiNセラミックDDのハイブリッド完全ワイヤレスイヤホン「Ultrasonic」

公開日 2024/12/11 12:06 編集部:松永達矢
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水月雨ジャパンは、水月雨(MOONDROP)ブランドから、BA+ダイナミックのハイブリッドドライバーを搭載したANC完全ワイヤレスイヤホン「Ultrasonic(ウルトラソニック)」を、本日12月11日(水)より発売する。価格はオープンだが、税込11,000円前後での実売が予想される。

「Ultrasonic(ウルトラソニック)」

カスタム仕様のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーと、13mm径のダイナミックドライバーを搭載するハイブリッド構成の完全ワイヤレスイヤホン。96kHz/24bitの伝送に対応するLDACコーデックをサポートしており、ソフトからハードに至るまでハイレゾ・ロスレス再生に最適化したモデルだと同社はアピールしている。

本モデルに搭載されるBAドライバー「MATLO1-FRA」は、振動板を直線的に放射する技術(FRA)を採用。従来のBAドライバーで見られる音導管構造による定在波を効果的に抑え、より広い高周波数帯域でのレスポンスを獲得したという。また、振動板素材には減衰特性と剛性に優れるアルミニウム・マグネシウム合金を採用することで、解像度の向上を実現させた。

中低域再生を担うダイナミックドライバーは、TiNセラミックコーティングドーム複合振動板を装備し、音の再現性をさらに高めたとする。2基のドライバーによる音の伝達経路は等距離で設計されているとのことで、クロスオーバー回路との組み合わせで位相の一貫性を保ちつつ忠実な再現性を有すると謳う。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能は、近年普及しているハイブリッド方式ではなく、イヤホンの外側のマイクのみで行うフィードフォワード方式を採用。同社によれば、フィードフォワードとフィードバックの2つを組み合わせるハイブリッド方式は強力なANCを実現できる一方、フィードバック方式の特性上低域再現性が低下しやすいことから、あえてチューニングが難しいフィードフォワード方式単独のANCを採用したという。

イヤホンを装着したままでも環境音や人の声を聴くことができる「外音取り込みモード」も搭載。より自然な聞こえを再現するため、細かい調整を実施したとのこと。

MOONDROPアプリを併用することで「モニター(Monitor)」「標準(Reference)」「ダイナミック(Club)」「89xX」「336xX」の5種類のチューニングを選択可能。デフォルトのサウンドモードは「ダイナミック(Club)」となる。ほか、タッチコントロールのカスタマイズ、ノイズキャンセリングモードの切り替えなどを行うことができる。

連続再生時間は最大6時間、ケース併用で約18時間の再生に対応。Bluetoothバージョンは5.3で、対応コーデックは上記したLDACのほか、次世代Bluetoothオーディオ規格であるLE AudioのLC3コーデックや、AAC、SBCをサポート。AACとSBC接続時には遅延を55msまで低減した「ゲームモード」への切り替えが可能となる。

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