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「CES 2025」にあわせて

<CES>サムスン、ピーク輝度4000nit超えの独自有機ELパネル「2025 QD-OLED」発表

公開日 2025/01/06 15:58 編集部 : 伴 修二郎
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Samsung Displayは、世界最大級のエレクトロニクス展示会「CES 2025」にあわせて、4000nit超えのピーク輝度を実現する独自有機ELパネル「2025 QD-OLED」を発表した。

「2025 QD-OLED」テレビ

新たに発表された2025 QD-OLEDは、高度なパネル駆動技術と新たな有機材料を採用することで、赤/緑/青の光の総合輝度測定に基づいて4,000nitを超えるピーク輝度を実現したという独自有機ELパネル。

前年度の同社QD-OLEDパネルから約30%明るさが向上しており、現時点で最も明るいOLED TVパネルという位置づけだと説明する。加えて、既存の自発光モニターの中では最も高いピクセル密度を備えているという。

さらに、新たに発表された次世代の高画質技術を組み合わせ、ゲームやコンテンツ作成、医療用途などで優れた性能を発揮するように設計した27/31.5/34/49型の多様なモニターで業界をリードしていくと同社はアピールしている。

あわせてCES 2025では、ユニークな森林空間アートの中で高品質で明るいOLEDディスプレイを展示する「QDジャングル」を披露。テレビ用のより明るいQD-OLEDとモニター用の新QD-OLED製品を使用してメディアアート空間を創出することで、まるで本物の森に足を踏み入れたかのような没入感が味わえるとしている。

本展示ではQD-OLEDの特徴である、各ピクセルの色純度が高いことによる周囲の色相との色の混ざり合いを最小限に抑制し、従来のディスプレイでは再現が難しい自然な色を正確に表示できるさまを確認することができる。

また展示会の入口では、Samsung Displayベトナムが無人インフラ管理に使用するロボット犬が出迎えてくれる。ロボット犬の目にOLEDスクリーンを搭載するなど本展示会のために「OLEDog」として再利用しており、床に置かれたパネルの上でタップダンスをしたり、後ろ足で宙に浮いたフレキシブルパネルを転がったり蹴ったりといった動作を行うことで、同社OLEDパネルの耐久性をアピールしているとのことだ。

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