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アップグレードオプションとして新型モジュール単体も発売予定

Acoustune、ブランド初のTWS「HSX1001 Jin -迅-」。アップグレード可能なモジュール交換設計

公開日 2025/01/31 11:00 編集部:岡本雄
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ピクセルは、同社取り扱いのAcoustune(アコースチューン)よりブランド初となる完全ワイヤレスイヤホン「HSX1001 Jin -迅-」を、2月8日(土)より発売。予約受け付けは1月31日(金)11:00より開始される。価格はオープンだが、税込89,960円前後での実売が予想される。

Acoustune「HSX1001 Jin -迅-」

本機は、2024年12月に開催された「ポタフェス2024冬 秋葉原」にて参考出展された、同ブランド初の完全ワイヤレスイヤホン(TWS)で、ワイヤレスモジュールと音響チャンバーが分離する構造を採用したモデル。

同ブランドはTWSジャンルについて、近年音質が飛躍的に向上した一方、バッテリーの劣化やワイヤレス技術のアップデートによって製品単体のライフタイムが短いという課題があるとしており、本製品をはじめとする“HSXシリーズ”において解決を図ったという。

ワイヤレスモジュールと音響チャンバーが分離し、ユーザーの手で着脱できる構造を開発することによって、各パーツを交換して使い続けたり、音響チャンバーを有線接続用イヤホンとして活用したりすることが可能となり、より長期かつ柔軟なライフタイムを実現したと説明している。

また、ワイヤレスモジュールが分離することで、従来TWSでは困難であった音響部分への金属筐体の採用が可能になったとしており、安定したワイヤレス接続を確保しつつ、金属筐体の優れた音響特性によってドライバーユニットの性能を最大限に発揮するとしている。

ワイヤレスモジュールと音響チャンバーが分離する構造で、長期かつ柔軟なライフタイムを実現

音響チャンバー「C:01」には、同ブランドの有線イヤホンにも使われる独自開発のドライバーユニット「改良型第3世代ミリンクスドライバー」を搭載。ポリマーバイオマテリアル「Myrinx(ミリンクス)」を用いた10mm径のミリンクス振動板は、軽量でありながら高い強度と柔軟性をあわせ持つとしており、過渡特性に優れた高解像度かつ広いダイナミックレンジでの音楽再生を実現するという。

ミリンクスドライバーをTWSに搭載するにあたり、これまで同ブランドがイヤホン開発で培ったさまざまな知見と技術をベースに、ワイヤレスモジュールのDSPとの組み合わせやチャンバーの容積も含めて再設計。TWSに最適化された専用チューニングを採用し、ドライバーの新たな可能性を引き出しているとのこと。

音響チャンバーの筐体には、剛性と軽量性を両立するというアルミニウムを採用。アルマイト処理とCNC切削加工が施されており、美しい外観と滑らかなフィッティング、ドライバーとの相性に優れた音響特性を実現したとしている。

音響チャンバーにはアルミニウム筐体を採用。ドライバーは「改良型第3世代ミリンクスドライバー」を搭載

ワイヤレスモジュール「M:01」は、TWS開発で実績のある兄弟ブランド・ANIMAと共同で開発。LDACやaptX Adaptiveといった高音質コーデックに対応するほか、ANIMAのスマートフォン用アプリ「ANIMA Studio」に接続することも可能。本体設定やファームウェアアップデートを簡単に行えるのみならず、ANIMA製品同様に「Advent Voice」(操作時音声の着せ替え)機能にも対応する。

ワイヤレスモジュールには、安定した通信を確保するため樹脂筐体を採用。表面には一眼レフカメラなどでも使用されるレザートーン塗装が施され、アルミニウム製の音響チャンバーと組み合わせても違和感のない重厚感のあるデザインだという。

また、両者の組み合わせによって軽量化も実現したとしており、同ブランドの金属筐体イヤホンの技術を生かしつつ、完全ワイヤレスイヤホンとしても運用しやすい仕上がりだとアピールする。

ワイヤレスモジュールには樹脂筐体を採用し、安定した通信を確保

今後のアップグレードオプションとして、新型モジュール単体での発売も予定。音響チャンバー・C:01と交換できる「Cシリーズ」(C = Chamber/音響チャンバー)や、ワイヤレスモジュール・M:01と交換できる「Mシリーズ」(M = Module/有線・無線モジュール)を展開するとのことで、ファームウェアアップデートでは対応できない新機能を追加したり、異なるサウンドが楽しめるようになるという。

また、音響チャンバーと組み合わせて有線イヤホンとして使用できる有線接続用モジュールの発売も予定しているとアナウンスしている。

本機のサブネームは「スピード感のあるキレの良い音の実現」をイメージし、「Jin -迅-」と命名。 「迅」という文字の由来は、鳥類の中でも最も速く飛ぶことができ、古来より“速さ”や“力強さ”の象徴ともとらえられているという「隼(ハヤブサ)」の姿が由来だとしており、これにあやかったパッケージデザインも採用している。

パッケージには「迅」の語源である隼(ハヤブサ)をデザイン

専用キャリングケース

Bluetoothはバージョン5.4、コーデックはSBC/AAC/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless、プロファイルはA2DP/AVRCP/HSP/HFP/SPPに対応。連続再生時間は約15時間。質量はイヤホン片側単体で約9.5g。付属品としてイヤーピース「AEX70」3サイズ(S/M/L)、「AEX50」3サイズ(S/M/L)、充電ケーブル、専用キャリングケースなどを同梱する。

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