「Apple Music Classical」に大型アップデート。リアルタイム楽曲解説など新機能を追加
アップルは、クラシック音楽専門ストリーミングアプリ「Apple Music Classical」において、新機能「リスニングガイド」「パーソナライズされたおすすめ」「エディトリアルステーション」を追加する。

Apple Music Classicalは、「クラシック音楽のために特別に設計」したと謳う、Apple Musicとは独立した音楽ストリーミングアプリ。世界最大級のクラシック音楽のカタログからクラシック音楽のために完全に最適化された検索機能によって、様々な楽曲を最高のオーディオ品質で楽しめる。
この度、2023年のサービス開始(国内では2024年1月)以来最大のアップグレードを実施し、さまざまな新機能を追加する。まず、アプリ限定の「リスニングガイド」は、楽曲の進行に沿った解説やその他の背景情報を、再生画面上に文章でシームレスに表示する機能。楽曲の展開に合わせてフレーズごとにリアルタイムで楽曲解説を確認でき、「楽曲を聴いているユーザーを名作の世界へといざなう画期的な新機能」としている。
本機能は公開と同時に100作品以上に対応。聞こえてくる楽器の紹介から、交響曲や協奏曲の背景にあるドラマの解説まで、専門家によるコメントが表示される。公開時点では日本語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語、中国語(簡体字)に対応し、その他の言語や、対応作品も今後追加予定としている。
「パーソナライズされたおすすめ」は、ユーザーのリスニング履歴を使用して、新しい作品や過去に聴いた作品を発見しやすくするという機能。また「エディトリアルステーション」では、Apple Music Classicalのエディターたちが楽器、作曲家、時代、ジャンルごとにキュレーションした楽曲プレイリストを聴くことができる。
本発表に際して、Apple Music Classicalのグローバルディレクターを務めるアンジャリ・マルホトラ氏は、「今回のアップデートに含まれる機能は、Apple Music Classicalの登場以来最大の追加機能となります。いずれも音楽を聴く通常の体験をリスナーの体験を高める素晴らしい旅へと進化させ、リスナーの探究心に応え、お気に入りの楽曲について学べる新しくインタラクティブな手段を生み出します」とコメントしている。