Cinema4K 120pやApple ProRes 422HQにも対応
LUMIX、マイクロフォーサーズの新フラグシップ「GH6」。システム一新で5.7K60p動画に対応
パナソニックは、ミラーレスカメラ「LUMIX GH6」を3月25日に発売する。価格はオープンだが、ボディ単体は税込263,000円前後、ズームレンズ「H-ES1260」とのキットは税込337,000円前後の実売が予想される。
予約購入限定のキャッシュバックキャンペーンも本日より開始され、ボディ単体は2万円、レンズキットは3万円をキャッシュバック。さらにキャンペーンではLexar Professional CFexpressカード(128GB)も合わせてプレゼントされる。
マイクロフォーサーズを採用する同社 “Gシリーズ” のフラグシップモデル。「フルサイズではない、選択肢を」ということで、同社フルサイズ “Sシリーズ” との上下関係はなく、マイクロフォーサーズならではのハイエンドモデルを目指した内容としている。
大きな特徴といえるのが、新世代システムを採用している点。イメージセンサーには新開発の25.2M Live MOSセンサー、映像エンジンには新世代のヴィーナスエンジンを採用する。センサーは「GH5II」の20.3Mから高解像度化することで、約1億画素のハイレゾ撮影や5.7K動画撮影が可能。また、最大300fpsセンサー読み出し、4K/120fpsの読み出しに加えて、ローリングシャッターも抑制されている。
ヴィーナスエンジンの演算能力は、フルサイズのハイエンドモデル「S1H」比で2倍となり、これによって画質やAF性能を向上。センサー情報の高速処理や各種動画記録モードの演算処理が行えるほか、次世代インターフェースへの対応にも貢献するという。なお今回の新エンジンは、MacBookのCPUがIntelからM1に変わった際のように、ベースからして異なる設計とのこと。
また、新エンジンではエッジ部の解像性能や高感度時のS/Nも改善。フラット/ディテール/エッジの判別精度向上により、解像度や立体感が向上した「新インテリジェントディテール」に対応する。また「新2Dノイズリダクション」によって色ノイズの抑制や輝度ノイズの粒状性が向上。動画においても、静止/動き部の判別性能が向上した「高性能3D-NR」で、動きがある映像の画質を高めている。
フォトスタイルは、スタンダードのほか、シネライクD2、シネライクV2、L.クラシックネオ、L.モノクロームS、フラットに対応。V-LogとV-Gamutもサポートする。
「ダイナミックレンジブースト」を初搭載。動画撮影において、単一露光で2種類の画像を取得して、1画素ずつリアルタイム合成することで、最大13+ストップのダイナミックレンジに対応する。なお、この機能を使用しない場合は最大12+ストップ。フレームレートは60fpsまで、ISO感度は800以上(Logの場合は2000以上)という制約が設けられている。
動画では、LUMIX初の5.7K60p、Cinema4K 120p、Apple ProRes 422HQなどの記録モードに対応。ほぼすべてのモードでクロップレスかつ10bitで撮影が行える。また、4K120pのスロー撮影、5.8K30p/4.4K60pのアナモフィックに対応。Cinema4K 60p 4:2:2 10bit以下のモードであれば、40度以下の環境でも記録時間無制限で撮影できる。
動画撮影時の音声記録について、内蔵/外部マイクで48kHz/24bitの音声記録をサポート。これまでは別売の「XLRマイクロホンアダプタ―」を使用しないと24bitで記録できなかったが、内蔵マイクでも24bitに対応した。また同アダプターを使用することで、4chの音声記録も行える。
撮影アシスト表示では、V-Logビューアシストが.cubeに対応。新たに周辺部を意識した構図設定が可能なセーフティゾーンマーカーを備える。また、MFアシストは60fpsまでの動画ライブビュー拡大機能に対応。フレーム表示や赤枠表示、ゼブラパターンなど、従来からの機能も踏襲する。
5軸手ブレ補正システムを搭載、LUMIX最高の補正段数7.5段に対応する。新たな超高精度ジャイロセンサーを採用しており、これを活かす新アルゴリズムを採用している。センサーシフトによる1億画素のハイレゾ撮影では、手持ち撮影にも対応。連写性能も進化し、AFS/メカシャッターで最大14コマ/秒、AFS/電子シャッターで最大75コマ/秒に対応する。
AF性能については、上述のエンジン刷新によりAF演算速度が3倍に向上。アルゴリズム改善で背景抜けや追従性、光源への対応、ウォブリングへの対応が行われている。また、AF点数はS1Hなどの225点から315点に増加。フォーカスリミッターも搭載する。AFメニューも改善され、通常のAF方式に認識AFを掛け合わせられるようになった。
背面モニターは3.0型の184万ドットで、端子類と干渉しないチルトフリーアングル機構を採用する。またファインダーは368万ドットのOLED。ファインダーとLCDとの同時表示もサポートする。RECボタンを上面と正面に搭載し、タリーランプを正面と背面に備える。
本体素材はマグネシウムで、軽量と耐久性を追求。接合部や操作部材にシーリング構造を施しており、防塵/防滴/耐低温-10度に対応する。ファンを搭載する放熱システムでオーバーヒートを抑制。バッテリーは2,250Ahの大容量タイプを同梱するが、旧GHモデルで採用の「BLF19」にも対応する。
ほか、メディアスロットにはCFexpress type BとSDのデュアル構成を採用する。端子ではHDMI AやPD対応のUSB Type-C(USB 3.2)、マイク端子、ヘッドホン端子などを備える。またシンクロターミナルからBNC変換でタイムコード同期が行える。外形寸法は138.4×100.3×99.6mm。
なお、発売後のファームアップによる性能向上を予定。ATMOS NINJA V+へのCinema4K 120p動画RAWデータ出力、4K120p動画出力、USB SSD記録に対応する計画だという。さらに、Cinema4KおよびフルHDのApple ProRes 422/Apple ProRes 422 HQにも対応するとのこと。
予約購入限定のキャッシュバックキャンペーンも本日より開始され、ボディ単体は2万円、レンズキットは3万円をキャッシュバック。さらにキャンペーンではLexar Professional CFexpressカード(128GB)も合わせてプレゼントされる。
マイクロフォーサーズを採用する同社 “Gシリーズ” のフラグシップモデル。「フルサイズではない、選択肢を」ということで、同社フルサイズ “Sシリーズ” との上下関係はなく、マイクロフォーサーズならではのハイエンドモデルを目指した内容としている。
大きな特徴といえるのが、新世代システムを採用している点。イメージセンサーには新開発の25.2M Live MOSセンサー、映像エンジンには新世代のヴィーナスエンジンを採用する。センサーは「GH5II」の20.3Mから高解像度化することで、約1億画素のハイレゾ撮影や5.7K動画撮影が可能。また、最大300fpsセンサー読み出し、4K/120fpsの読み出しに加えて、ローリングシャッターも抑制されている。
ヴィーナスエンジンの演算能力は、フルサイズのハイエンドモデル「S1H」比で2倍となり、これによって画質やAF性能を向上。センサー情報の高速処理や各種動画記録モードの演算処理が行えるほか、次世代インターフェースへの対応にも貢献するという。なお今回の新エンジンは、MacBookのCPUがIntelからM1に変わった際のように、ベースからして異なる設計とのこと。
また、新エンジンではエッジ部の解像性能や高感度時のS/Nも改善。フラット/ディテール/エッジの判別精度向上により、解像度や立体感が向上した「新インテリジェントディテール」に対応する。また「新2Dノイズリダクション」によって色ノイズの抑制や輝度ノイズの粒状性が向上。動画においても、静止/動き部の判別性能が向上した「高性能3D-NR」で、動きがある映像の画質を高めている。
フォトスタイルは、スタンダードのほか、シネライクD2、シネライクV2、L.クラシックネオ、L.モノクロームS、フラットに対応。V-LogとV-Gamutもサポートする。
「ダイナミックレンジブースト」を初搭載。動画撮影において、単一露光で2種類の画像を取得して、1画素ずつリアルタイム合成することで、最大13+ストップのダイナミックレンジに対応する。なお、この機能を使用しない場合は最大12+ストップ。フレームレートは60fpsまで、ISO感度は800以上(Logの場合は2000以上)という制約が設けられている。
動画では、LUMIX初の5.7K60p、Cinema4K 120p、Apple ProRes 422HQなどの記録モードに対応。ほぼすべてのモードでクロップレスかつ10bitで撮影が行える。また、4K120pのスロー撮影、5.8K30p/4.4K60pのアナモフィックに対応。Cinema4K 60p 4:2:2 10bit以下のモードであれば、40度以下の環境でも記録時間無制限で撮影できる。
動画撮影時の音声記録について、内蔵/外部マイクで48kHz/24bitの音声記録をサポート。これまでは別売の「XLRマイクロホンアダプタ―」を使用しないと24bitで記録できなかったが、内蔵マイクでも24bitに対応した。また同アダプターを使用することで、4chの音声記録も行える。
撮影アシスト表示では、V-Logビューアシストが.cubeに対応。新たに周辺部を意識した構図設定が可能なセーフティゾーンマーカーを備える。また、MFアシストは60fpsまでの動画ライブビュー拡大機能に対応。フレーム表示や赤枠表示、ゼブラパターンなど、従来からの機能も踏襲する。
5軸手ブレ補正システムを搭載、LUMIX最高の補正段数7.5段に対応する。新たな超高精度ジャイロセンサーを採用しており、これを活かす新アルゴリズムを採用している。センサーシフトによる1億画素のハイレゾ撮影では、手持ち撮影にも対応。連写性能も進化し、AFS/メカシャッターで最大14コマ/秒、AFS/電子シャッターで最大75コマ/秒に対応する。
AF性能については、上述のエンジン刷新によりAF演算速度が3倍に向上。アルゴリズム改善で背景抜けや追従性、光源への対応、ウォブリングへの対応が行われている。また、AF点数はS1Hなどの225点から315点に増加。フォーカスリミッターも搭載する。AFメニューも改善され、通常のAF方式に認識AFを掛け合わせられるようになった。
背面モニターは3.0型の184万ドットで、端子類と干渉しないチルトフリーアングル機構を採用する。またファインダーは368万ドットのOLED。ファインダーとLCDとの同時表示もサポートする。RECボタンを上面と正面に搭載し、タリーランプを正面と背面に備える。
本体素材はマグネシウムで、軽量と耐久性を追求。接合部や操作部材にシーリング構造を施しており、防塵/防滴/耐低温-10度に対応する。ファンを搭載する放熱システムでオーバーヒートを抑制。バッテリーは2,250Ahの大容量タイプを同梱するが、旧GHモデルで採用の「BLF19」にも対応する。
ほか、メディアスロットにはCFexpress type BとSDのデュアル構成を採用する。端子ではHDMI AやPD対応のUSB Type-C(USB 3.2)、マイク端子、ヘッドホン端子などを備える。またシンクロターミナルからBNC変換でタイムコード同期が行える。外形寸法は138.4×100.3×99.6mm。
なお、発売後のファームアップによる性能向上を予定。ATMOS NINJA V+へのCinema4K 120p動画RAWデータ出力、4K120p動画出力、USB SSD記録に対応する計画だという。さらに、Cinema4KおよびフルHDのApple ProRes 422/Apple ProRes 422 HQにも対応するとのこと。