カムコーダー「HXR-NX800」同時発売
ソニー、業務用ハンディカムコーダーの6年振り新機種「PXW-Z200」。9/13発売で約65万円
ソニーは、業務用ハンディカムコーダーの “XDCAM” メモリーカムコーダー「PXW-Z200」、並びに “NXCAM” カムコーダー「HXR-NX800」を9月13日に発売する。価格は、PXW-Z200が649,000円(税込)、HXR-NX800が506,000円(税込)。受注は8月23日から受付を予定する。
ハンディカムコーダーは2018年に「PXW-Z280」「PXW-Z190」を発売してから、6年振りの新製品となる。先述した2モデルと、下位機種「PXW-Z90」は販売を継続。PXW-Z200とHXR-NX800はPXW-Z280とPXW-Z180の価格帯の間にラインナップするミドルクラスモデルであり、報道をはじめ、企業・教育コンテンツの制作やイベントの収録・配信、またスポーツやドキュメンタリーといったコンテンツのカバーするハンディカムコーダーとして打ち出している。
今回、カムコーダー “NXCAM” のブランドコンセプトも改訂。従来までは、「コンシューマーで流通していたAVCHDフォーマットを業務用領域にも投入」した製品ラインナップとしていたが、時代に伴って取り扱う映像フォーマットが進化していることもあり、新たに「コンシューマーフォーマットを採用した業務用ハンディカムコーダー」としてラインナップするモデルがNXCAMに該当すると明かした。
PXW-Z200、HXR-NX800の両機とも、約1,400万有効画素の単板式・1.0型CMOSイメージセンサー「Exmor RS」を搭載。搭載レンズは、光学ズーム20倍、24mm – 480mm(35mm換算)、F2.8 – 4.5に対応する。
両モデルとも、ソニーの最新のAIプロセッシングユニットを搭載したことによる、高精度の被写体認識AF(オートフォーカス)を実現していることが特長で、シームレスに明るさ調整できる1/4 – 1/128相当の可変式NDフィルターの内蔵や、4K/120p撮影対応、ダイレクトストリーミング(RTMP/S、SRT)も可能にするなど、最新技術が詰め込まれている。
PXW-Z200のみの機能として、SDI端子/TC端子を搭載。また、2025年6月以降のアップデートでMXFファイル(59.94i含む)への対応も予定している。
従来機から小型/軽量した点もアピールする。デモンストレーションでは、実際に新モデル群と販売完了モデル「HXR-NX5R」を持った際の重さの感覚を比較。「本体質量はさほど変わらないが、バッテリーを接続した際の重心の位置が、HXR-NX5Rはレンズ部が下に下がってしまうようになっているが、新モデルはバランスよく全体に重心くるため、実際に持ってみた印象は軽く感じる」と解説していた。
小型のポイントについて、従来機まではモニターの位置をハンドル部に横向きで設置していたが、新モデルから設置場所をハンドル部の側面部に変更し、さらに折りたたんで収納できるようにしたことで、横幅をスリム化できている。また、モニターをカメラと反対向きにできるため、三脚の置き方の幅も広がる機構となっているのも特徴的だ。
マイクフォルダー部も改善されており、ユーザーから「マイクフォルダーがぶつけやすい位置にあり、修理になってしまうことがある」という声があったが、今回は使用しないときはマイクフォルダーを取り外しすることができる仕様となった。
取り外しやすいモニターフードも備えており、使用しない場合でもモニター背面にフードが取り付けられる機構になっていたり、モニターを閉じた際に画面に傷がつかないように保護するカバーとしても使用することができる。併せて、アイキャップも同梱する。
レンズリングは2連タイプを採用。レンズ手前からズーム/フォーカスとなっており、アイリスは別ボタンでの操作となる。レンズズームの滑らかさも、従来のモデルや他社モデルと比べてもスムーズな操作性を叶えているという。
今後のアップデートでアサインが可能となるため、例えばフォーカスはオートで任せ、レンズリング部にズーム/アイリスを割り当てるといったカスタムができる。業務用カムコーダーは3連タイプのモデルが多いが、2連リングにすることで小型化に寄与しており、また同社のオートフォーカス性能を最大限に活かした操作が可能だとアピールしていた。
「スタンダード」時は光学手振れ補正の機能が働いており、「アクティブ」時は光学+電子の手振れ補正機能が掛かる。画角がクロップされるが、バランスが変わらず高精度な手振れ補正が掛かった状態となる。従来モデルよりも逆補正の部分を最適化。パンニングをして動きを止めた時に違和感のある動作をするとカメラマンから意見があったとのことだが、スムーズにすることで改善しているという。
起動速度も速く、電源ボタンを押してから約2秒で立ち上がる。また、起動の際にブランドロゴなどが表示されることなく、自動でフォーカスを合わせながら立ち上がるため、イベントや報道現場など、起動したらすぐに撮影できる状態になっていることを求められる場合にも応えられる仕様としている。
オートフォーカスは顔認識を行うだけでなく、被写体の “身体の姿勢” で認識しているため、被写体が横向きになったり、カメラに背を向けた状態でもフォーカスを合わせれている状態を実現している。高速かつ高精度なオートフォーカスを可能とするため、プロカメラマンだけでなく撮影に慣れていない場合でも手軽に撮影できると説明する。
バリアブルのNDフィルターは、ワンボタンで「NDオート」に設定でき、明るさに応じてNDフィルターによる効果が自動的に掛かることで、明暗差が激しい場所においてもスムーズな撮影を実現する。
全体を記録する定点カメラとして4K撮影をしながらも、一部分をクロップして2K撮影でき、カメラ1台で2カメラ分の役割を担うことが可能。クロップ画面のサイズは大/中/小、追尾フォーカスの速度も選択できる。
「ナイトショット」モードを採用しており、オートフォーカス機能もナイトショットモード時に使用できるようになっている。従来機種までは、グリーンのみでの撮影となっていたが、白黒による撮影も可能となった。
ワイヤレス機能は、Bluetooth ver5.0、Wi-Fi(5GHz/5.4GHz)に対応。主な入出力端子は、HDMI×1基、ステレオミニ出力×1基(3.5mm ヘッドホン)、XLR音声入力×2基(マイク)、ステレオミニ入力×1基(3.5mm マイク)、LAN×1基を共通して搭載する。外形寸法は両機とも約175.6W×201.3H×371.1Dmm、質量(本体のみ)はPXW-Z200が約1960g、HXR-NX800が約1930g。
ハンディカムコーダーは2018年に「PXW-Z280」「PXW-Z190」を発売してから、6年振りの新製品となる。先述した2モデルと、下位機種「PXW-Z90」は販売を継続。PXW-Z200とHXR-NX800はPXW-Z280とPXW-Z180の価格帯の間にラインナップするミドルクラスモデルであり、報道をはじめ、企業・教育コンテンツの制作やイベントの収録・配信、またスポーツやドキュメンタリーといったコンテンツのカバーするハンディカムコーダーとして打ち出している。
今回、カムコーダー “NXCAM” のブランドコンセプトも改訂。従来までは、「コンシューマーで流通していたAVCHDフォーマットを業務用領域にも投入」した製品ラインナップとしていたが、時代に伴って取り扱う映像フォーマットが進化していることもあり、新たに「コンシューマーフォーマットを採用した業務用ハンディカムコーダー」としてラインナップするモデルがNXCAMに該当すると明かした。
PXW-Z200、HXR-NX800の両機とも、約1,400万有効画素の単板式・1.0型CMOSイメージセンサー「Exmor RS」を搭載。搭載レンズは、光学ズーム20倍、24mm – 480mm(35mm換算)、F2.8 – 4.5に対応する。
両モデルとも、ソニーの最新のAIプロセッシングユニットを搭載したことによる、高精度の被写体認識AF(オートフォーカス)を実現していることが特長で、シームレスに明るさ調整できる1/4 – 1/128相当の可変式NDフィルターの内蔵や、4K/120p撮影対応、ダイレクトストリーミング(RTMP/S、SRT)も可能にするなど、最新技術が詰め込まれている。
PXW-Z200のみの機能として、SDI端子/TC端子を搭載。また、2025年6月以降のアップデートでMXFファイル(59.94i含む)への対応も予定している。
従来機から小型/軽量した点もアピールする。デモンストレーションでは、実際に新モデル群と販売完了モデル「HXR-NX5R」を持った際の重さの感覚を比較。「本体質量はさほど変わらないが、バッテリーを接続した際の重心の位置が、HXR-NX5Rはレンズ部が下に下がってしまうようになっているが、新モデルはバランスよく全体に重心くるため、実際に持ってみた印象は軽く感じる」と解説していた。
小型のポイントについて、従来機まではモニターの位置をハンドル部に横向きで設置していたが、新モデルから設置場所をハンドル部の側面部に変更し、さらに折りたたんで収納できるようにしたことで、横幅をスリム化できている。また、モニターをカメラと反対向きにできるため、三脚の置き方の幅も広がる機構となっているのも特徴的だ。
マイクフォルダー部も改善されており、ユーザーから「マイクフォルダーがぶつけやすい位置にあり、修理になってしまうことがある」という声があったが、今回は使用しないときはマイクフォルダーを取り外しすることができる仕様となった。
取り外しやすいモニターフードも備えており、使用しない場合でもモニター背面にフードが取り付けられる機構になっていたり、モニターを閉じた際に画面に傷がつかないように保護するカバーとしても使用することができる。併せて、アイキャップも同梱する。
レンズリングは2連タイプを採用。レンズ手前からズーム/フォーカスとなっており、アイリスは別ボタンでの操作となる。レンズズームの滑らかさも、従来のモデルや他社モデルと比べてもスムーズな操作性を叶えているという。
今後のアップデートでアサインが可能となるため、例えばフォーカスはオートで任せ、レンズリング部にズーム/アイリスを割り当てるといったカスタムができる。業務用カムコーダーは3連タイプのモデルが多いが、2連リングにすることで小型化に寄与しており、また同社のオートフォーカス性能を最大限に活かした操作が可能だとアピールしていた。
「スタンダード」時は光学手振れ補正の機能が働いており、「アクティブ」時は光学+電子の手振れ補正機能が掛かる。画角がクロップされるが、バランスが変わらず高精度な手振れ補正が掛かった状態となる。従来モデルよりも逆補正の部分を最適化。パンニングをして動きを止めた時に違和感のある動作をするとカメラマンから意見があったとのことだが、スムーズにすることで改善しているという。
起動速度も速く、電源ボタンを押してから約2秒で立ち上がる。また、起動の際にブランドロゴなどが表示されることなく、自動でフォーカスを合わせながら立ち上がるため、イベントや報道現場など、起動したらすぐに撮影できる状態になっていることを求められる場合にも応えられる仕様としている。
オートフォーカスは顔認識を行うだけでなく、被写体の “身体の姿勢” で認識しているため、被写体が横向きになったり、カメラに背を向けた状態でもフォーカスを合わせれている状態を実現している。高速かつ高精度なオートフォーカスを可能とするため、プロカメラマンだけでなく撮影に慣れていない場合でも手軽に撮影できると説明する。
バリアブルのNDフィルターは、ワンボタンで「NDオート」に設定でき、明るさに応じてNDフィルターによる効果が自動的に掛かることで、明暗差が激しい場所においてもスムーズな撮影を実現する。
全体を記録する定点カメラとして4K撮影をしながらも、一部分をクロップして2K撮影でき、カメラ1台で2カメラ分の役割を担うことが可能。クロップ画面のサイズは大/中/小、追尾フォーカスの速度も選択できる。
「ナイトショット」モードを採用しており、オートフォーカス機能もナイトショットモード時に使用できるようになっている。従来機種までは、グリーンのみでの撮影となっていたが、白黒による撮影も可能となった。
ワイヤレス機能は、Bluetooth ver5.0、Wi-Fi(5GHz/5.4GHz)に対応。主な入出力端子は、HDMI×1基、ステレオミニ出力×1基(3.5mm ヘッドホン)、XLR音声入力×2基(マイク)、ステレオミニ入力×1基(3.5mm マイク)、LAN×1基を共通して搭載する。外形寸法は両機とも約175.6W×201.3H×371.1Dmm、質量(本体のみ)はPXW-Z200が約1960g、HXR-NX800が約1930g。