ガジェット「LICIACube」搭載カメラが撮影
NASAの小惑星衝突実験、ぶつかった直後の画像。飛び散る塵などハッキリ
イタリア宇宙機関は、NASAの「Double Asteroid Redirection Test(DART)」探査機が、地球から約1100万km離れた小惑星ディモルフォスに衝突した瞬間の画像を公開した。この画像はDART探査機から9月11日にリリースされた、イタリア宇宙機関のキューブサット「LICIACube」に搭載された2つのカメラが撮影したものだ。
LICIACubeが搭載する2つのカメラのうち、「LICIACube Explorer Imaging for Asteroid (LEIA)」は、高解像度だがモノクロでしか撮影できない。一方「LICIACube Unit Key Explorer (LUKE)」は、RGBの3色からなるカラーフィルターを搭載し、広視野角での観測が可能だ。
イタリア国立天体物理学研究所(INAF)の科学チームを率いるエリザベッタ・ドット氏は、この画像は科学者がディモルフォスの構造や、組成を理解するのに非常に重要な情報を含んでいると述べている。この日公開されたのは、最初の数枚に過ぎないものの、今後数日間に分けて公開する予定のその他の画像も、非常に興味深いものになるだろうとドット氏は述べた。
この日公開された最後の1枚では、手前に見える小惑星ディディモスの向こうでディモルフォスが明るく光っているように見え、塵や破片が周囲に放出されている様子を確認できる。科学者らは、実際に探査機が衝突するまでは、小惑星がどのようにそれを受け止め、どのように反応するかわからなかったとのことだが、克明にインパクトの瞬間が捉えられていた。
LICIACubeは現在、イタリア宇宙機関初の深宇宙探査機として、彼方の宇宙から撮影した画像を地球に向けて送信してきている。
Source: Agenzia Spaziale Italiana(ASI)
via: Space.com
LICIACubeが搭載する2つのカメラのうち、「LICIACube Explorer Imaging for Asteroid (LEIA)」は、高解像度だがモノクロでしか撮影できない。一方「LICIACube Unit Key Explorer (LUKE)」は、RGBの3色からなるカラーフィルターを搭載し、広視野角での観測が可能だ。
イタリア国立天体物理学研究所(INAF)の科学チームを率いるエリザベッタ・ドット氏は、この画像は科学者がディモルフォスの構造や、組成を理解するのに非常に重要な情報を含んでいると述べている。この日公開されたのは、最初の数枚に過ぎないものの、今後数日間に分けて公開する予定のその他の画像も、非常に興味深いものになるだろうとドット氏は述べた。
この日公開された最後の1枚では、手前に見える小惑星ディディモスの向こうでディモルフォスが明るく光っているように見え、塵や破片が周囲に放出されている様子を確認できる。科学者らは、実際に探査機が衝突するまでは、小惑星がどのようにそれを受け止め、どのように反応するかわからなかったとのことだが、克明にインパクトの瞬間が捉えられていた。
LICIACubeは現在、イタリア宇宙機関初の深宇宙探査機として、彼方の宇宙から撮影した画像を地球に向けて送信してきている。
Source: Agenzia Spaziale Italiana(ASI)
via: Space.com