ガジェットブースターを含めると全長120mの巨体
SpaceX、3月にもStarship初軌道打ち上げへ。マスク氏ツイート
イーロン・マスク氏は、SpaceXの大型ロケット兼宇宙船Starshipの初めての軌道打ち上げ実験を3月にも実施するとツイートした。マスク氏は「今やっているテストの残りがうまくいけば、来月にはStarshipの打ち上げを試みる」と述べている。
Starshipの軌道打ち上げの日程は過去1年半にわたって流動的だった。しかし、いよいよ本当に打ち上げる日が近づきつつあるようだ。SpaceXは1月、Starship初の燃料充填試験(ウェットドレスリハーサル)を実施した。この試験は推進剤をロケットのタンクに充填して、漏れなどがないかを確認するためのもの。この試験では実際にエンジンを起動することはなく、点火直前のカウントダウンまでの手順を実際に行った。
ロケットの打ち上げ許可を得るためにもっとも重要な試験は、静止した状態でエンジンに点火し正常に燃焼が行われるかを確認する地上噴射試験だ。Starshipの場合、33機のRaptorエンジンすべてに点火して異常がないことを確認する必要がある。SpaceXはこれまでに14基以上のエンジンに同時に点火したことはないが、連邦航空局(FAA)から試験飛行の許可を得るためには越えなければならないハードルだ。
先月末の時点では、SpaceXは2月の第1週には地上燃焼試験を行うための準備をしているように見えたが、いまだ実施には至っていない。マスク氏は1月に、2月下旬にStarshipを打ち上げる本当のチャンスがあるが、3月に打ち上げ試験を実施する可能性も高そうだと述べていた。
ちなみに、SpaceX Starshipは、Super Heavyブースター(1段目)と、Starship宇宙船(2段目)の2つからなるロケットで、飛行士を搭乗させて火星に到達することまでを想定して設計されている。同じSpaceXのFalcon 9ロケットが1段目ブースター(と宇宙船)しか再利用できないのに対して、Starshipは2段目ブースターを兼ねるStarship本体も再利用が可能であるため、ロケット全体を何度も打ち上げに使うことができる。
Source: Elon Musk(Twitter)
via: Engadget
Starshipの軌道打ち上げの日程は過去1年半にわたって流動的だった。しかし、いよいよ本当に打ち上げる日が近づきつつあるようだ。SpaceXは1月、Starship初の燃料充填試験(ウェットドレスリハーサル)を実施した。この試験は推進剤をロケットのタンクに充填して、漏れなどがないかを確認するためのもの。この試験では実際にエンジンを起動することはなく、点火直前のカウントダウンまでの手順を実際に行った。
ロケットの打ち上げ許可を得るためにもっとも重要な試験は、静止した状態でエンジンに点火し正常に燃焼が行われるかを確認する地上噴射試験だ。Starshipの場合、33機のRaptorエンジンすべてに点火して異常がないことを確認する必要がある。SpaceXはこれまでに14基以上のエンジンに同時に点火したことはないが、連邦航空局(FAA)から試験飛行の許可を得るためには越えなければならないハードルだ。
先月末の時点では、SpaceXは2月の第1週には地上燃焼試験を行うための準備をしているように見えたが、いまだ実施には至っていない。マスク氏は1月に、2月下旬にStarshipを打ち上げる本当のチャンスがあるが、3月に打ち上げ試験を実施する可能性も高そうだと述べていた。
ちなみに、SpaceX Starshipは、Super Heavyブースター(1段目)と、Starship宇宙船(2段目)の2つからなるロケットで、飛行士を搭乗させて火星に到達することまでを想定して設計されている。同じSpaceXのFalcon 9ロケットが1段目ブースター(と宇宙船)しか再利用できないのに対して、Starshipは2段目ブースターを兼ねるStarship本体も再利用が可能であるため、ロケット全体を何度も打ち上げに使うことができる。
Source: Elon Musk(Twitter)
via: Engadget