ガジェットスリムなワイヤレスキーボード
中価格帯キーボードの注目モデル! ロジクール「Singnature Slim K950」発売前先行レビュー。MacとiPadでの使用感は?
ロジクールがBluetoothワイヤレスキーボード「Singnature Slim K950」を4月25日に発売する。価格はオープンだが、ロジクールオンラインストアでは10,890円(税込)で販売される、ミドルレンジクラスの “使い倒せる” キーボードだ。今回、発売に先行してロジクールより実機をお借りし、試す機会を得た。
筆者は今回、iPad ProとMacに本機を接続して使った。Mac miniのようなデスクトップマシンとの相性はとても良さそうだ。またはMacBookをクラムシェル形態にして外付けディスプレイと一緒に使う環境に、本機のようにスリムなワイヤレスキーボードを揃えたい。
K950はテンキー付きのフルサイズキーボード。フラグシップモデルの「MX KEYS S」と横幅はほぼ同じ。薄型でありながら強靱で耐久性の高い筐体設計が特徴だ。質量は約685g。デスクの上でしっかりと安定する。8度のタイピング角度が付けられるティルトレッグ(折りたたみ式のフット)もある。 “ひざ打ちタイピング” でもブレにくかった。
Bluetoothによる接続はWindows 10/11以降、macOS 11以降のほか、ChromeOS、Linux、Android 9.0以降をサポートしている。
キーピッチはゆったりとしているので疲れない。MX KEYS Sに比べるとキーストロークの沈み込みがわずかに深く感じる。Magic Keyboardの日本語JISキーボードと同じ「英数/かな」変換の独立したキーがあるので、Macユーザーは普段と変わらない感覚のタイピング感に馴染みやすいだろう。
なお、ロジクールが公表する対応OSのリストにiPadOSはない。iPadOS 17.4を入れたiPad Proに接続してタイピングもできたが、Shiftキー同時押しによるタイピングに割り当てられている一部記号の入力がmacOSと同じように打てない。特に筆者はmacOSであれば「Shift+数字の7」で入力できるアポストロフィ「’」が見つからずに苦戦した。本件の答えは、「英数入力」モードで「け/*/:」のキーを入力するとアポストロフィが打てる。
ファンクションキーにはiPadにも対応する絵文字の呼び出し、オーディオの再生コントロールとボリューム、画面の輝度調整もある。iPadの場合、F3キーで「command+tab」キー操作と同じ「アプリケーションの切り替え」になり、F4キーを押すと「ホームに戻る」となる。
テンキーの側には「検索」や「画面キャプチャ」の独立したキーがある。特にMXシリーズのキーボードにもある画面キャプチャは、iPadでオンライン発表会に参加する時にiPad本体のキー操作よりも素速く画面を記録する時に役立っている。
macOSの場合、ファンクションやテンキー上部のキーに割り当てる機能をユーザーが自由に決められる。macOSにも対応する「Logi Options+」アプリケーションから詳細を設定するのだが、キーボードの側に設定値が記憶されないため、Logi Options+に非対応なiPadに切り替えると無効になる。
カスタマイズしたキー操作をしっかりと覚えても、iPadに反映されないのであれば、MacとiPadを用向きに合わせて使い分けているユーザーにはもの足りない。Logi Options+のiPad対応はMX KEYSの方でも筆者がロジクールに期待していることなのだが、なかなか実現しない。iPadをノートPCの代わりのようにドキュメント作成に使っているユーザーが増えているので、ロジクールには真剣に対応を検討してもらいたい。
MX KEYS Sにはあり、K950にはない機能のひとつが「バックライトキー」だ。単4電池2本で約36か月という電池寿命を実現するための苦肉の策なのかもしれないが、夜間に暗めの場所で仕事をする時のことを考えると、K950にもぜひバックライトキーがほしかった。電源もMX KEYS SのようにUSBケーブルで充電して繰り返し使えればなお良かったと思う。
フルサイズなので可搬性にも富んでいるとまでは言えないが、筆者はiPadと一緒に近所のよく行くカフェに持ち出して、iPadで原稿を書く用途にはK950も役に立った。MX KEYS MINIのような、右側テンキーを省いたK950ベースのコンパクトなSignature Slimの兄弟機の誕生にも期待したい。
Source: Logicool
筆者は今回、iPad ProとMacに本機を接続して使った。Mac miniのようなデスクトップマシンとの相性はとても良さそうだ。またはMacBookをクラムシェル形態にして外付けディスプレイと一緒に使う環境に、本機のようにスリムなワイヤレスキーボードを揃えたい。
K950はテンキー付きのフルサイズキーボード。フラグシップモデルの「MX KEYS S」と横幅はほぼ同じ。薄型でありながら強靱で耐久性の高い筐体設計が特徴だ。質量は約685g。デスクの上でしっかりと安定する。8度のタイピング角度が付けられるティルトレッグ(折りたたみ式のフット)もある。 “ひざ打ちタイピング” でもブレにくかった。
Bluetoothによる接続はWindows 10/11以降、macOS 11以降のほか、ChromeOS、Linux、Android 9.0以降をサポートしている。
キーピッチはゆったりとしているので疲れない。MX KEYS Sに比べるとキーストロークの沈み込みがわずかに深く感じる。Magic Keyboardの日本語JISキーボードと同じ「英数/かな」変換の独立したキーがあるので、Macユーザーは普段と変わらない感覚のタイピング感に馴染みやすいだろう。
なお、ロジクールが公表する対応OSのリストにiPadOSはない。iPadOS 17.4を入れたiPad Proに接続してタイピングもできたが、Shiftキー同時押しによるタイピングに割り当てられている一部記号の入力がmacOSと同じように打てない。特に筆者はmacOSであれば「Shift+数字の7」で入力できるアポストロフィ「’」が見つからずに苦戦した。本件の答えは、「英数入力」モードで「け/*/:」のキーを入力するとアポストロフィが打てる。
ファンクションキーにはiPadにも対応する絵文字の呼び出し、オーディオの再生コントロールとボリューム、画面の輝度調整もある。iPadの場合、F3キーで「command+tab」キー操作と同じ「アプリケーションの切り替え」になり、F4キーを押すと「ホームに戻る」となる。
テンキーの側には「検索」や「画面キャプチャ」の独立したキーがある。特にMXシリーズのキーボードにもある画面キャプチャは、iPadでオンライン発表会に参加する時にiPad本体のキー操作よりも素速く画面を記録する時に役立っている。
macOSの場合、ファンクションやテンキー上部のキーに割り当てる機能をユーザーが自由に決められる。macOSにも対応する「Logi Options+」アプリケーションから詳細を設定するのだが、キーボードの側に設定値が記憶されないため、Logi Options+に非対応なiPadに切り替えると無効になる。
カスタマイズしたキー操作をしっかりと覚えても、iPadに反映されないのであれば、MacとiPadを用向きに合わせて使い分けているユーザーにはもの足りない。Logi Options+のiPad対応はMX KEYSの方でも筆者がロジクールに期待していることなのだが、なかなか実現しない。iPadをノートPCの代わりのようにドキュメント作成に使っているユーザーが増えているので、ロジクールには真剣に対応を検討してもらいたい。
MX KEYS Sにはあり、K950にはない機能のひとつが「バックライトキー」だ。単4電池2本で約36か月という電池寿命を実現するための苦肉の策なのかもしれないが、夜間に暗めの場所で仕事をする時のことを考えると、K950にもぜひバックライトキーがほしかった。電源もMX KEYS SのようにUSBケーブルで充電して繰り返し使えればなお良かったと思う。
フルサイズなので可搬性にも富んでいるとまでは言えないが、筆者はiPadと一緒に近所のよく行くカフェに持ち出して、iPadで原稿を書く用途にはK950も役に立った。MX KEYS MINIのような、右側テンキーを省いたK950ベースのコンパクトなSignature Slimの兄弟機の誕生にも期待したい。
Source: Logicool