ガジェットまだ一般販売には至りません
Meta、「真のARグラス」うたう『Orion』発表。「脳で操作」可能なプロトタイプ
Metaは、水曜日に開催したMeta Connectイベントにて「真のARグラス」と称する、まだ試作段階の製品『Orion』を発表した。
他社のARグラスに比べてもかなりコンパクトに見えるOrionは、マーク・ザッカーバーグCEOによると開発にもう10年もの歳月をかけているという。ただ、10年を経てなお完成には至っておらず、現段階ではまだ構想段階の域を出ず、コンシューマー製品とするには、まだかなり「微調整」が必要とのことだ。
Orionの注目ポイントは「ニューラルインターフェース」と呼ばれる、2019年に買収した脳-マシンインターフェース企業CTRL-Labsの技術を使った制御が可能なところだ。
ハンドトラッキングやアイトラッキング、音声コマンド操作が可能なOrionだが、ニューラルインターフェースはOrionとペアリングしたリストバンド型のデバイスで表面筋電位(EMG)を計測し、手指の動きなどをコマンドとして扱う。ザッカーバーグ氏いわく「脳から[Orionに]信号を送る」ことでアプリ操作などが行えるという。
Orion上ではスマートアシスタントの「Meta AI」が動作しており、これが現実世界でユーザーが観ているものを解釈し、ユーザーをサポートするという。また、ARグラス本体の小型化のために、ポケットに入る大きさのワイヤレスコンピューティングパックへ計算処理部分を任せている。
その他スペック的にはOrionは「これまでで最小クラスのARグラスながら、最大の視野角を備える」と謳われ、μLED技術を用いた小型プロジェクターで、シリコンカーバイド製のレンズに画像やテキストデータ、3Dオブジェクトを物理空間に違和感なく表示配置できるとのことだ。
他にも様々な特徴があるのだが、結局のところこのARグラスはわれわれ一般ユーザーに販売される予定はない。今後の目標としてはAR表示品質の向上、さらなる小型化、大量生産によるコストダウンなどが掲げられているが、それらが実現される頃には、製品仕様も今とは大きく変わっているだろう。
他社のARグラスに比べてもかなりコンパクトに見えるOrionは、マーク・ザッカーバーグCEOによると開発にもう10年もの歳月をかけているという。ただ、10年を経てなお完成には至っておらず、現段階ではまだ構想段階の域を出ず、コンシューマー製品とするには、まだかなり「微調整」が必要とのことだ。
Orionの注目ポイントは「ニューラルインターフェース」と呼ばれる、2019年に買収した脳-マシンインターフェース企業CTRL-Labsの技術を使った制御が可能なところだ。
ハンドトラッキングやアイトラッキング、音声コマンド操作が可能なOrionだが、ニューラルインターフェースはOrionとペアリングしたリストバンド型のデバイスで表面筋電位(EMG)を計測し、手指の動きなどをコマンドとして扱う。ザッカーバーグ氏いわく「脳から[Orionに]信号を送る」ことでアプリ操作などが行えるという。
Orion上ではスマートアシスタントの「Meta AI」が動作しており、これが現実世界でユーザーが観ているものを解釈し、ユーザーをサポートするという。また、ARグラス本体の小型化のために、ポケットに入る大きさのワイヤレスコンピューティングパックへ計算処理部分を任せている。
その他スペック的にはOrionは「これまでで最小クラスのARグラスながら、最大の視野角を備える」と謳われ、μLED技術を用いた小型プロジェクターで、シリコンカーバイド製のレンズに画像やテキストデータ、3Dオブジェクトを物理空間に違和感なく表示配置できるとのことだ。
他にも様々な特徴があるのだが、結局のところこのARグラスはわれわれ一般ユーザーに販売される予定はない。今後の目標としてはAR表示品質の向上、さらなる小型化、大量生産によるコストダウンなどが掲げられているが、それらが実現される頃には、製品仕様も今とは大きく変わっているだろう。