e-onkyo musicの高音質音源とレコードを聴き比べ
「ハイレゾ音源とアナログレコードは相通じるものがある」− 冨田恵一氏らによる比較試聴イベント開催
9月11日、幡ヶ谷のForestLimitにて、e-onkyo musicの高音質音源とアナログレコードを聴き比べるイベント「“From vinyl to digital" ──デジタルとアナログから考えるオーディオの原風景」が開かれた。今回はトークゲストとしてオーディオ評論家の和田博巳氏と、音楽プロデューサーの冨田恵一氏が登場。デジタルオーディオの魅力と、今でも多くの愛好者を持つアナログの味わいについてトークを繰り広げた。
和田氏は「10年くらい前からパソコンの性能が飛躍的に上がったし、スタジオで制作したマスターデータを、そのままのクオリティでユーザーに渡すこともできるようになった。CDが切手くらいの面積だとすると、ハイレゾ音源はシーツくらいの大きさ。そのくらいの違いがある。CDは20kHzまでの音を切ってしまうが、50kHz以上の音がある場合だと、20kHzまでの音がとても豊かに聞こえる。最初からデジタルファイルで聴けちゃえば、そっちが良かったかも知れない。CDは、デジタルを聴くなら過渡期のものだったと、今だと言えると思う。いまはパソコンとUSB-DACとスピーカーがあれば良い音を聴けちゃうんだから。」とデジタルオーディオの魅力について解説。
続いてe-onkyo musicで配信されている96/24以上のクオリティを持つ音源に加え、同じ曲を44.1/16でアナログ盤にカッティングして聴き比べた。このアナログ盤はこのイベントのためだけに東洋化成が作成した特別盤だ。比較試聴を行った冨田氏は「ファイルを聴いてみて、レコーディングスタジオでレコーディングしたときの音をそのままプレイバックしている感じだなと思った。一方アナログは、マスタリングしたあと、という印象。聴きやすく整理されている感じがある。どっちも面白い。以前ビートルズのUSB音源を和田さんの家で聴かせてもらったとき、データは良い意味でつるっとしているなと感じた。突き詰めていくと、ハイレゾ音源とアナログレコードは相通じるものがあるかも知れない」と感想を語った。
和田氏は「10年くらい前からパソコンの性能が飛躍的に上がったし、スタジオで制作したマスターデータを、そのままのクオリティでユーザーに渡すこともできるようになった。CDが切手くらいの面積だとすると、ハイレゾ音源はシーツくらいの大きさ。そのくらいの違いがある。CDは20kHzまでの音を切ってしまうが、50kHz以上の音がある場合だと、20kHzまでの音がとても豊かに聞こえる。最初からデジタルファイルで聴けちゃえば、そっちが良かったかも知れない。CDは、デジタルを聴くなら過渡期のものだったと、今だと言えると思う。いまはパソコンとUSB-DACとスピーカーがあれば良い音を聴けちゃうんだから。」とデジタルオーディオの魅力について解説。
続いてe-onkyo musicで配信されている96/24以上のクオリティを持つ音源に加え、同じ曲を44.1/16でアナログ盤にカッティングして聴き比べた。このアナログ盤はこのイベントのためだけに東洋化成が作成した特別盤だ。比較試聴を行った冨田氏は「ファイルを聴いてみて、レコーディングスタジオでレコーディングしたときの音をそのままプレイバックしている感じだなと思った。一方アナログは、マスタリングしたあと、という印象。聴きやすく整理されている感じがある。どっちも面白い。以前ビートルズのUSB音源を和田さんの家で聴かせてもらったとき、データは良い意味でつるっとしているなと感じた。突き詰めていくと、ハイレゾ音源とアナログレコードは相通じるものがあるかも知れない」と感想を語った。